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なにをやっているのか

日常使っているものも、中にはたくさんの電線・ケーブルが詰まっています
5GやIoTなど、最新のテクノロジーに欠かせない通信ケーブルも扱っています
社会に欠かせない電気設備関連の商材を販売する商社です。 私たちは毎日電気を使って生活しています。 朝起きて部屋の電気をつけ、スマートフォンの充電が満タンになっているのを確認し、 洗濯機を回し、冷蔵庫を開けて冷えた牛乳を取り出し、テレビをつける。 腕時計を確認しながら電車に乗って会社に行き、パソコンの電源をつける。 電気を使わない生活なんて考えられない現代社会を支えるのが、私たちの商品です。 電線、ケーブル、ワイヤーハーネス、防振ゴム、免震アイソレーターなどなど。 見たこともない地味な製品、と思いがちですが、 見上げた空を横切る黒い線も、 古い駅の階段で案内板の横に走っている小さなはしごの上に乗っている埃まみれの黒い線も、 全部電線やケーブルです。 見たことなんてないと思っていても、知らず視界の中に存在する製品。 あるいは壁の向こう側でひっそりと私たちの生活を支えてくれている製品。 そうした縁の下の力持ちの製品を、私たちは売っています。 営業部門は主に、 工事会社や工事資材の販売会社向けに、電線・ケーブル類を販売する建設部門と、 機器メーカーやサプライヤー向けに、防振ゴムやワイヤーハーネスなどを販売する製造部門に分かれています。 1947年創業と古い会社ながらも、新しい取り組みも盛んです。 最近は電線以外の、面白い製品を扱い始めています。 昭和電線グループの一員として、昭和電線ケーブルシステムの製品のほか、 グループ外のメーカーの製品も扱えるのが、私たちの強みです。 たとえば、雷を落とさない避雷針。 地球温暖化により、従来よりも雷の威力と頻度はあがっています。 大切なデータが詰まったパソコンをショートさせないため、 あるいは代替不可能な文化財や美術品を守るため、 防災やBCPの観点から、「雷を落とさずに建物を守る」必要があります。 (弊社の実績ではありませんが、某巨大大仏や某交差点の巨大モニターなどに取り付けられています!) たとえば、シリコンジェルで固めるだけのケーブル接続材。 電線と電線をつなげるには、職人技が必要です。 習得するには資格の勉強とそれなりの経験を積まねばならず、 昨今人手不足や高齢化に悩まされる現場では、若手に教える時間的/人的余裕を欠いているケースも少なくありません。 しかしこの商品は、キットの容器に電線をはめ、シリコンジェルを流し込むだけで、電線が接続できます。 誰でも簡単に、そして迅速に作業を行うことができるため、現場の効率化や人的ソースの最大限の活用が見込めます。 明治維新のころから日本の産業や社会を支え続けてきた電線をはじめとするインフラの部品の安定的な供給はもちろん、 日進月歩に進化する社会のなかで、その時に必要とされる部品を提供できるパートナーとして、 私たちにできることをひとつひとつ積み重ねていきます。

なぜやるのか

よりよいミライをめざして、ピースを探していきます
私たちのミッションは「ミライつくりのピースをうめる」です。 Society5.0、IoT、EV化社会など、 インターネットによって私たちの社会は劇的な変化を迎えています。 今までの当たり前が当たり前じゃなくなる時代、 いつでもどこでも誰とでも繋がれる時代、 モノよりコト、トキ、イミが売れる時代。 私たちSDSも大きな変革を求められています。 売上の三分の一を占める建設部門の大半が、ほかの会社に移管されるのです。 大きなマストが一本折れた状態で、荒れた海を乗り切らなければいけない、試練の時を迎えています。 そんな中で愚直にモノを売り続けている電材系商社にできることは何でしょう? 視野を広げて、全体に描かれているトキやイミを読み解き、求められているモノを探してあてがう、 ジグソーパズルを解くような大胆かつ地道な働きかけではないでしょうか。 今売っている電線やデバイスだけでは、 進化したよりよい未来に欠けたピースを埋めることはできません。 新しいピースを探してきて、くるくる回して、うまくはまる場所を見つけなくてはいけません。 それはとても面倒くさくて、一筋縄ではいかなくて、時には気が遠くなるような単調な作業かもしれません。 でも集めたピースがパチッ! とはまって、 すでにある外枠とつながって、何かの輪郭が見え始めた時のわくわくした感覚は何物にも代えがたいものです。 もっとこの先を見てみたい、そんな一心でまた新しいピースに手を伸ばす、 そんな作業ができる人を私たちは求めています。

どうやっているのか

会社全体で154名(2019年4月現在)の、ちょうどいい大きさの会社です。 一番人数のいる本社には70名ほどが在籍していて、 同じフロアで働いているので、全員の顔が見渡せるフラットな環境です。 月に一度、部署や支店の垣根を越えて若手を中心に集まる「事業開発オープンラボ」という試みがあります。 新製品の情報交換や拡販方法の議論、 マーケティングの勉強会などを行っています。