なにをやっているのか
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◆ ロボティクスの力でSleepTech市場を革新するAxRobotix
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「ロボット×寝具」という領域で事業を展開するAxRobotix。
ロボット技術を応用して、人の生産性を向上させるプロダクト・サービス群を開発しています。
体調回復に重要なピースの一つである「睡眠」。代表の川村は睡眠について長年悩みを抱えていました。挑戦する人々が、睡眠不足や体調不良によって夢を諦めることを阻止したい、
睡眠の質を向上させることで、もう一歩先の挑戦を助けたいと想いのもと、2019年4月に創業しております。
1) Pixx
成長するロボット枕「Pixx」
https://greenfunding.jp/lab/projects/5217
スマホ操作で自由自在に枕の形が変わり続けます。
2) Bexx ※現在開発中
成長するAI×IoTベッド「Bexx」
https://www.axrobotix.com/bexx-2
人間は体型が変化し続けます。また、その日のコンディションによって疲れている箇所もさまざまです。Bexxはベッドが毎日変形し、身体に合わせて成長してまいります。
従来のベッドは使い続けると劣化し続けます。人間の変化に対応することはできませんし、睡眠の質も改善することが難しいのです。
代表の川村はハードウェア開発×ソフトウェア開発×スタートアップ立ち上げの希少な経験を持っています。パナソニックにてFAロボットのソフトウェア開発に従事しモータ制御やアプリケーション開発に従事した後、スマートフォンを認識して扉の鍵を自動で開け閉めしてくれる鍵ロボット「Akerun(アケルン)」を提供するPhotosynthのVPoEとしてハードとソフトの両面が求められるロボットの開発やチームビルディングを行なってきました。
ハードとソフトの経験を持ち合わせているためメカから電子回路・ソフトまで一貫して社内で開発を完結しています。
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世界一眠らない国、日本。睡眠の質を向上したい
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世界中にいる約70億人の人が毎日平均7時間を眠って過ごしているというデータがあります。一方で、日本人の平均睡眠時間は6時間43分というデータがあり、世界で最も「短眠」の国です。
長時間労働に加え通勤時間の長さ、そしてIT機器の使用時間が増えたことにより、過去と比較しても
睡眠時間は急速に減っています。
睡眠不足により、認知症、うつ病、集中力の低下など個人の健康を害し、パフォーマンスを低下させます。「睡眠負債」は日本では最も解決しなければならない問題の一つであり、この問題を解決することができれば、日本の経済に良い影響を与えることもできると思っています。
「良い睡眠を毎日続ける努力をしていますか?」
この質問にどれだけの人がYesと答えられるでしょう。
人生の1/3の時間を占める睡眠。眠らない人はいません。
質の良し悪しは非常に大きな問題です。
しかし、その重要度とは裏腹にその質を向上させようという関心はあまり高くないようです。
我々の実現したい未来は、眠りの質を今までにないレベルまで引き上げることです。
「15兆円」
これは日本国内において睡眠不足が与える経済的損失の金額です。
・コンビニ:7.2兆円
・広告 :6.7兆円
・IT :6.4兆円
コンビニ業界の市場規模と比較すると約2倍、成長著しい広告やIT業界と比較しても約3倍。上記3つの業界と比較していただければ32兆円のインパクトの大きさをご理解いただけるのではないかと思います。
15兆円の中には体調不良で休んでしまった際の経済損失、居眠り運転で事故をしてしまった時の経済損失などが含まれています。睡眠不足が与える経済的損失も日本が最大なのです。
誰にとっても身体は資本、そして睡眠はすべての基本です。
頑張りたい気持ちはあるにも関わらず身体がついてこない、という経験をされたことはありませんか?代表の川村自身、睡眠の質の重要性を痛感するようになりました。
疲れの度合いによって昨日合っていたはずの寝具が合わなくなってしまう、つまりその日によって欲しい寝具は変わるのです。
仮に睡眠の効率が1%でも向上したら?
日中のパフォーマンスが上がり、仕事の効率もそれに引っ張られ上がるはずです。
そうなれば人類の進歩する速度も同時に加速するのではないでしょうか?
未解明の病気の治療法・新薬の開発、新たな製品の開発、宇宙開発、トップアスリート達の未踏の記録への挑戦。
もっと身近なところでは日々の残業時間の短縮、疲れの軽減など。
それら全てに貢献できる革新的な製品・サービスを生み出すのが我々のミッションです。
なぜやるのか
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「動かない寝具」から「動く」寝具へ。AxRobotixが見出した新しいSleep Tech の市場
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AxRobotixは市場にほぼ存在しないSleepTech業界のHubになることを目指しています。
睡眠の質を向上させたいと思った際にイメージしやすいのはオーダーメイド枕などのオーダーメイド寝具でしょう。オーダーメイド寝具のような「動かない寝具」は購入時点の自分の身体にはマッチしているのですが、人間の身体は日々変化をし続けています。例えば、
- デスクワークで疲れた日
- 登山で疲れた日
- 風邪で寝込んだ日
- 営業で歩き疲れた日
など、身体が日々感じているストレスは様々です。皆様も「今日はよく寝れた」「あまり疲れが取れなかった」と感じることがあるかと思うのですが、それは自分の身体の状態に起因していること、「寝具」も影響を及ぼしているのです。
AxRobotixの提供するプロダクトは「動く」寝具です。仰向け寝・横寝を検知し、睡眠中も動くことで睡眠をサポートします。今までは柔らかく沈み込む寝具がほとんどでした。それだと使うほど劣化してしまいます。IoTを組み合わせることにより使うたびに「進化」します。
例えば、
毎日のデスクワークで腰が辛い日は腰から脚にかけてカーブさせることができたり
風邪や花粉症でノドが辛い日には頭を高くして上半身を起こし呼吸をしやすくすることができたりするだけではなく、電動ベッドでは実現できなかったベッドの中央がせりあがり首や腰・背中を自由自在に伸ばすことができます。
さらにはAIによるパーソナライズで使えば使うほどよくなります。
- 短期:一晩の体勢に合わせて変化
- 中期:毎日の体調にも合わせて変化
- 長期:生涯を通して良くなる
というように「動く」ことでしか得られない価値を創造し、「動く」寝具の方が上位互換という世界観を創造しようとしています。
また、最近ではウェアラブル機器の睡眠技術が進歩しています。しかしながら、現在は「睡眠データ収集」に留まっています。つまりSleep Techにおいて睡眠改善のためのインプットが多いことが特徴でもあり課題点としてあげられます。なぜなら取得したデータ(インプットしたもの)を人間の睡眠改善のために活かすことはあまりなく、あくまでインプットしただけに過ぎないからです。
Sleep Tech市場には睡眠改善のためのインプットデバイスはあるもののアウトプットデバイスはないのです。
AxRobotixはこれまでSleep Tech業界には存在しない「睡眠データ×寝具デバイス」というアウトプットデバイスを提供しています。
その日の体調やその日の変形、翌朝の睡眠の質などの取得した「睡眠データ」を元に
スマートフォンからコントロールし、毎日パーソナライズ化する「寝具デバイス」で解決することが可能です。
睡眠のデータを有効活用するべく
国際的な睡眠研究機構である筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構と学術指導契約を、
S’UIMINという筑波発ベンチャーと提携し脳波測定器を使って、計測をするなど万全な研究体制を整えています。つまり取得した睡眠データを有効活用し、本質的に睡眠の質を届けることが可能なのです。
どうやっているのか
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エンジニアにとって最高のものづくり環境を提供したい
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「日本のものづくり環境はあるべき姿ではない。エンジニアが窮屈だと感じない組織を創りたい」
代表川村はそう考えています。
2014年、IT業界はIoT一色でした。IT関連のイベントや各社が主催するカンファレンスでは「IoT」は大きく取り上げられ、ハードウェアやIoT関連の展示交流・セミナーイベントやエンジニアが集まり電子工作をするなど事業体を超えての交流も多くあり、いろいろな製品やイノベーションを生み出しやすい環境でした。少なからずエンジニアにとって生き生きと楽しくものづくりができる環境でしょう。
しかしながら2022年現在においては横のつながりが希薄化してきたと考えています。
エンジニアが本当に楽しいと思える組織を目指し、社内外問わずさまざまな取り組みを行なっています。
■社内の機材は趣味の一環としても利用が可能
・ CNC(カッティングマシーン:自動で板を削る機会)
・3Dプリンタ
・レーザーカッター
・旋盤
・サンドブラスター
などメカから電子回路・ソフトまで一貫して社内で開発を完結していることから機材が豊富に用意しており、社内の機材は趣味としても使用できます。
■ ライントレーサー研修大会
月に1回、ロボットコンテストのようなものを開催しております。
具体的には、ロボット開発の最低限の技能であるライントレーサーを1ヶ月かけて開発し、提示したコースの完走をゴールとして貰います。リモート化でコミュニケーションが希薄する中、他部門のエンジニアとのコミュニケーションも気軽に取れる場になっています。
対社内ではなく、対社外においては「Hardware StartupJapan」というコミュニティを立ち上げ協賛イベントを実施するなどエンジニアにとって本当に楽しいと思えるものづくり環境を創造しています。
私達と、ロボティクスの力で世界を加速させる会社を作りませんか?