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【創業“前”ストーリー②】就活ターゲット設定のしくじり。しかし「編プロ」にターゲット変更して内定獲得



大学4年生の夏、遅まきながら就職活動を開始。何と言っても学内に知人が少ないので、いつからどんな就職活動をすれば良いのかが不明。


しかも、なぜか遊び過ぎていて肌が真っ黒のパリピ状態w

塾講師のバイトはやっているものの、スーツが全く似合いません。


就職ターゲットは出版社なので、集英社や講談社に履歴書を送りました。しかし、何の返事も来ません。

「これはターゲット設定を間違えているな」と思い、中小出版社に舵を切りました。

大学のクラスメイトは、早々に角川書店の内定を取り付けたということで、焦るw



●大学生と競争したら負けるという現実


履歴書を出したのは、「二玄社」「三推社(講談社子会社)」「シンコーミュージック」「金融財政」「某メディア会社(リクルート系)」で、いずれも面接までは進みましたが、採用には至りませんでした。

持っている資格は、「普通自動車運転免許」「国内A級ライセンス」「筑波サーキットライセンス」「四級小型船舶操縦士免許」の4つ。

完全に遊び人状態w


学生が4~5名座って面接の順番を待っている部屋に日焼けした私が入って行くと、出版社の社員に間違われて、一番手前の人が突然起立する、というのを4~5回経験しました。

しかし5社で面接を受けて不採用だったので、「まだターゲットが違うな」と思い、4年生大学の卒業生が来ないようなところにチェンジ。9月に入り、編集の専門学校卒が来るような(と言っては失礼かもしれませんが)、マンションの一室や雑居ビルに入居しているような「10人以下の編集プロダクション」にターゲットを変えました。

↑雑居ビルの一室で朝まで仕事…がデフォルト。

編プロからはいずれも「ぜひ来てくれ!」の返事

編集プロダクションは、そもそも四年生大学卒業の学生が面接に来るような業態ではありません。2社で面接を受けたところ、いずれも「ぜひ来てくれ!」と即内定。そのうちの1社「アポロ出版株式会社」に就職することになりました。(その背景エピソードについては別の機会に書きます)

会社がある「蔵前の不夜城」と呼ばれるほどに仕事が【充実】していたアポロ出版には、1993年まで勤めました。約8年間、コンスタントに毎月300時間(毎日10時間の残業で30連勤w)の残業をこなしていました。(夜8時~夜中の2時が編集作業のコアタイム)
この出版社は、私が辞めた13年後の2006年に45億円の負債を抱えて倒産してしまうのですが、内情を知っている身からすると1991年のバブル崩壊から15年間よく耐えたと思います。


2000年を過ぎた頃からよく聞くのは「100社以上受けて全部落ちました」という学生の話し。それはその人がそれらの会社の採用ボーダーラインよりも下のレベルだからです。受ける会社を自分のレベルより下げないと採用されません。まずは働き始めることが重要で、それから実力を付けて上のレベルの会社に転職していくことをおすすめします。


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