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“映える”コンテンツで「女性誌をリプレイス」メディア事業スタートアップSTYLICTION代表インタビュー

出演者Instagramフォロワー総数1,000万超、出演モデル約500名のファッションスナップメディア『itSnap(イットスナップ)』。その運営を主軸に、女性ネットワークを活かしたモデルキャスティング、SNSプロモーション事業まで展開。資金調達を東証一部上場企業、TV局、個人投資家などから完了済みのスタートアップSTYLICTION社の代表水谷に、入社したての新人採用広報担当がインタビュー!創業の経緯、ビジネスモデル、求める人物像などについて語ってもらいました。

代表取締役CEO:水谷 司(Tsukasa Mizutani)

株式会社角川春樹事務所にて、20代女性に向けた有名ファッション誌の編集者に、月刊創刊当初から従事。2012年には編集長に就任し、アリアナ・グランデなどの海外セレブや安室奈美恵、加藤ミリヤのほかメジャーアーティストの表紙撮影なども担当。2015年、STYLICTION(スタイリクション)株式会社を設立。女性向けの最新トレンドを発信するアプリ&Webメディアを運営。音楽、映像、エンタメ、メディア等の多数の事業会社や個人投資家から資金調達の上、モデルキャスティングからSNSプロモーションまで事業を拡大中。

1万人以上のスナップ撮影経験を Webの世界で活かす

―本日はよろしくお願いします!まず、会社設立までのお話を聞かせてください

もともと出版社で、女性誌『BLENDA(ブレンダ)』の編集者を月刊化創刊当初からやっていました。ファッションページを中心に、音楽やカルチャー企画などまで、全ジャンルを一通り経験しています。特に創刊時からスナップ企画を多く担当していて北は北海道、南は沖縄まで日本各地で撮影をしてきました。その後、編集長にもなりこれまでに延べ1万人以上のスナップ撮影を行なってきています。撮影人数ではおそらく日本一だと思います。

―1万人って凄いですね。なぜそのまま出版社にいなかったのですか?

私が携わり始めた当時は、雑誌の全盛期でした。一方で、Webメディアが徐々に発達してきた時期でもあり、編集者としての終盤は「“紙”から“Web”へ移行してきたな」と、すごく肌で感じていたのを覚えています。同時に「雑誌よりもWebで新たなファッションを表現する場をつくりたい」という思いがどんどん強くなってきました。

雑誌のようなWebメディアは 探しても見つからなかった

―なるほど。“紙”じゃなくて“Web”でやっていきたいと。

はい。その新たな事業を始めようとした時って、ちょうどキュレーションメディア(Web上にある既存の情報をまとめ直すメディア)の走りだしのような時代でした。

当時は、「きちんと撮影をして、雑誌のようなオリジナルコンテンツをWebで発信しているメディア」って、探しても見つからなかったのです。「SNS上の写真のみを使用してつくられたメディア」や、「あまりこだわりを感じられないスナップメディア」がメインでした。

そうではなく、今まで自分が第一線で培ってきた経験、ノウハウ、スキルを活かして新しいメディアを作っていきたい。こだわりを持ったコンテンツをWebで発信したいと思って出版社を退職し、リリースをしたのが完全オリジナルコンテンツのメディア『itSnap』です。

―こだわりのあるコンテンツをWebで発信したくて、起業されたのですね。

そうですね。Webシステム開発を請け負っている知人のエンタメ事業会社と共同で立ち上げました。今でもコンテンツは代官山のオフィスで作り、システムは恵比寿の会社で開発しています。

現在は、完全オリジナルコンテンツのファッションメディアとして『itSnap』、itSnapのまとめ記事ほかビューティー、グルメなどのコンテンツも配信する『itSnap Magazine』の2つを展開しています。そしてエイベックス株式会社や、昨年には名古屋テレビ・ベンチャーズ合同会社、そのほかにも多数の会社や個人投資家のみなさまからご出資いただき、スピードを上げて事業拡大している最中です。

メディア広告から、SNSプロモーション、キャスティングまで収益源

―現在のビジネスモデルを教えてもらえますか?

マネタイズの方法は、大きく分けて3つあります。

一つ目は、『itSnap』と『itSnap Magazine』のタイアップ広告。itSnap Magagineでは写真撮影、モデル手配、記事執筆などすべてゼロから制作して、ファッションアイテムやコスメを中心にさまざまな商品やイベントなどを記事化しています。

二つ目は、SNSでのプロモーションやPRです。現在、出演モデルが500人くらいいて、Instagramのフォロワー総数は1,000万人を超えています。具体的には、クライアントの企業さまが商品やイベントを紹介したい時に、そのモデルの子たち、つまりインフルエンサーのInstagramなどSNSを通して紹介してもらいます。

三つ目は、モデルのキャスティングです。分かりやすいのは、美容メーカーやアパレルブランドのクライアント企業へのキャスティングです。

美容やアパレル以外でも、幅広い業界にキャスティングさせてもらっています。例えば、グローバルなPCメーカーさんの広告でパソコンをしている姿の女性や、全国チェーンのハンバーガー屋さんでアルバイト募集する際の店員役とか。鉄道会社さんのコンテンツ、大手の不動産会社さんで独身女性をターゲットにしたコンテンツとか。本当にさまざまです。

代官山オフィスの会議スペースにて『itSnap Magagine』について説明中の水谷

ニーズが既にありアセットもある事業を、最短で拡大したい

―これまでどのように事業を拡大してきましたか?

実は、今までアウトバウンドの営業はあまりしたことがありませんでした。大部分がインバウンドで、知人の会社や代理店さんからご依頼をいただいています。今は、資金調達も一段落したので、これからアウトバウンドを本格化していきたいと考えています。

ゼロイチはできています。1から10、10から100へと、事業を伸ばしていくためのリソースを増やしたいです。Wantedlyではそこが得意な人も多そうだと思って、最近にビジネスディレクターやセールスポジションの募集も始めました。営業戦略から練っていただき、私はSNS施策やコンテンツ面に集中できればと思います。もちろん、コンテンツ制作側の人も歓迎です。

―活かせるアセットが既にあるのは魅力ですね。

社内には、私の経験も含めて、いろんなノウハウや知見があります。実績もあるし、調達した資金もあります。何よりモデルのネットワークがある。女性のネットワークがある事業者さんってたくさんあるかもしれないですが、弊社の場合は、女性モデルが自社のメディアにみんな出演していて、お客様に見せられるWebコンテンツになっています。

そして、キャスティングやプロモーションまで一貫して行えます。メディアの運営会社、キャスティング会社、プロモーション会社、ってそれぞれたくさんありますが、弊社の場合、すべてを一貫してできるのも強みです。

―更にそれを、営業メンバーの一人目として活かせますね。

それってすごく魅力的なのかなと思っていて。すでに営業が何十人もいて、競わされるっていうのとは違うと思います。そんなポジションに可能性とかチャンスを感じていただけたらいいなと思います。

―どんな方と会いたいですか?

事業の核になる人、リーダーになるような人に、ぜひ来ていただきたいです。

そしてファッション業界、メディア業界の知見があればより良いです。

ファッションやコスメ、オシャレカフェなどのトレンド、流行りが好きな方にとっては、楽しみながらやりがいをもっていただけるのではと思っています。また、出資していただいている企業と一緒に仕事をすることも多々あります。ですので、エンタメに興味がある方も歓迎です。

あとは、営業の方であっても、コンテンツ制作側にも関わっていただけたらと思います。メディアの内容をしっかり理解しておけば、セールスで話す言葉に深みを持てるし、弊社事業のPRが存分にできると思います。

好きこそ、もののじょうずなれ。

―現在のメンバーや社風について教えてください

現在、外部スタッフも含め約10名で運営しています。例えば事業の核となるコンテンツ制作の西村は最初はアルバイトから手伝ってくれていて、昨年7月ごろの資金調達のタイミングでジョインしてくれたコアメンバーです。彼女自身、以前はアパレルブランドのモデルの仕事もしていたこともあって、ファッションが好きなんですよね。

また、コンテンツ制作側は彼女と同性・同年代くらいの20代のスタッフが多いです。

メンバーの特徴ですが、西村も、いい意味でミーハーな部分が強くて。最新のファッションが好きだったりとか、ファッション以外でもビューティーアイテムが好きだったりとか。あとは最近だったらオシャレカフェ、例えばインスタ映えするカフェとか、お店とかあると思うんですけど、そういった新しいもの、流行りそうなものにすごく興味がある子ですね。

なので、“シゴトシゴトしている”というよりも、趣味やプライべートと仕事が一緒になっているところはうちの社風みたいなものです。例えば、自分がプライベートで行っていいなと思ったカフェを記事化するとか、自分が実際買ってみてよかったコスメを企業に問い合わせて記事化するとか。

エディターの西村(右)とクライアント案件、記事内容についてミーティング中!

―仕事とプライベートの境界が良い意味で曖昧なのですね

そうですね。「好きこそものの上手なれ」と言いますけれど、やっぱり自分の興味のある分野だと、もっと調べよう、知りたい、と思うじゃないですか。そういった分野に興味があって、プライベートも仕事もいい意味で境目が少なくて、事業自体を楽しめる方がジョインしてくれています。

また、社員以外では、外部のライターさんやアルバイトと、リモートでチーム制みたいな感じでやっています。良く言えば自由で、“カイシャカイシャしていない”状態です。フレックスで12~17時をコアタイムにしています。うちの場合、撮影することがあるので、オフィスだけではなく、撮影現場やハウススタジオとか、お店とかに行きます。会社と家だけの往復だけではないので、フットワークが軽い方にハマるのかも知れません。

―オシャレやファッションに関心が高い人が合いそうですね

そうですね。美容やファッションが好きっていう人たちが多いので、その分野に興味がある人は話は合うのではと思います。仕事もオシャレもプライベートも楽しみながら働いてほしいと思っています。

―ありがとうございました!

・・・出版社時代から編集者としてトップクラスのメディアを作り上げてきた代表の水谷。経験を活かし、新たな事業でも、とにかくストイックにいいものを追い求め続けています。社長でありつつもクリエイターとして「いいものを作りたい」、「発信したい」という強い想いが感じられました。

STYLICTION(スタイリクション)株式会社では、セールスプランナー(幹部候補)、ビジネスディレクター(取締役候補)、女性向けメディアのライター、メディア編集長(グロース担当)、などのポジションで一緒にメディア事業を拡大してくれるメンバーを募集中です。興味がある方は下記からご応募ください!

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