入社して30年。ヒラノをよく知る本社の課長補佐に話を聞かせていただきたいと思います。
___まずは入社の経緯から伺ってもいいですか?
前職も事務職でしたが結婚・出産を機に仕事を辞めていました。
平成2年に会社の規模が大きくなって事務できる人をということで声がかかり入社することになりました。
子どもの頃は両親が農家の傍ら豚を育てて販売していたので養豚自体は知っていました。
___業務中で大変なことはありますか?
私が入社した頃は大変でしたね。パソコン自体普及していませんでしたし、当時はワープロの時代でしたけどパソコンを導入するにあたりワードとエクセルを独学で勉強しました。
特にエクセルなんですが表をつくったり、数字の分析をするのに関数を使ったりしていたんですが誰も使い方がわからないのでまさしく『手探り』でしたね。3つの農場だけで従業員も30人とかだったのでなんとかやれてましたけど(笑)
あと大変だったことと言えば農場が千葉の3農場くらいしかなかった頃、私と今の取締役で種付けのための雄豚を群馬県の前橋まで購入しに行っていたんです。
今でこそ高速で3時間弱ですけど当時は高速道路もなくて…朝早く出て夜遅くに帰って来るみたいなときがありましたね。
___その後は農場の数も増えていくことになったんですよね?
そうですね。急ピッチで農場が拡大していったので事務処理も追いつかなくなっちゃいましたね。
エクセルの計算式が農場が増えることでどんどん複雑になっちゃってパソコン側が追いつかずフリーズしちゃったり(笑)
そういったこともあり専用のソフトをつくってもらってデータ入力とか分析は簡単になりましたね。
畜産業界自体も変わっていったけれど、私も「こうした方がいいかな?」「こんな数字が見られたら農場の成績アップに繋がるかな?」と、試行錯誤するうちにどんどんレベルアップできましたね!
<続く>