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<vol.1>平野社長に聞いてみた!

当社の代表 平野社長に第1回目を飾っていただきます。

___平野社長について伺ってもよろしいですか?

私のことですか?

あまり前に出ていくのは好きではないんですが…

___まずは入社された経緯について教えてください。

2002年に入社し、社内の農場と取引先の農場、日本食肉学校での研修からスタートしました。

研修と言うと長くても数か月のイメージですがこの研修は各地に1年くらい、総じて4年にも渡りました(笑)

その後は食肉直売部門(現.商品販売部門)の担当として肉のカットや各販売先などをまわったりしていました。

2007年から専務として経営管理や創業者である平野勇作のサポート業務に携わり、2009年からは代表をさせていただいています。

___振り返ってみて大変だったことはありますか?

成績改善のために大きく組織改革を行ったことですね。

農場によっては設備や労働環境が昔からのままで、環境を整えるのも一苦労でしたね。

新しいことを始めたりするのに難色を示す方もいまして、問題が起きるたび千葉から栃木、そして茨城を往復するのは意外とハードでしたよ(笑)

それとやはり人材の採用については苦労したこともありましたね。

『畜産業』という業種は意外とハードルが高いみたいですね。

___「養豚」ってイメージが湧かない人の方が多いですもんね。

そうですね。なんとなくこういうものかな?というイメージしか持てないんじゃないですかね。

うちの場合なら豚を育てて出荷するみたいな。

大筋ではあってますが農場設営のためには浄化槽設備や役所関係の書類とかそういうものが必要だっていう認識も持てないんじゃないかと。

周りの環境とは切っても切れない事業なのでそういった環境保全に対する取り組みが大きなウェイトを占めています。設備や飼料も運営の上ではどうしてもコストがかかってきますね。

それとやっぱり『人』ですね。

ヒラノは2019年で創業から50年経過し、スタッフも多くが定年を迎えました。

その間には日本の産業も大きく変わり、畜産業を自分の仕事に選ぶ人もどんどん減少したとは思います。

そういった中で「畜産業で働こう!」と思う人材を集めるのは難しかったですね。

昔は小さな豚舎で四六時中豚の様子を見て、世話をしてというのが普通でしたからね。しかしそれではやる人はいなくなってしまいます。働く環境を整備するところからはじめていきました。

___平野社長にとっての仕事とは?

これまで外部の委託農場システムの改善や、収益改善のための取り組み、新農場開設の取り組みなど

行ってきましたが、これらはお客様と農場の豚たち、そして従業員のためです。

経営者は皆同じかもしれませんが、自分たちの分野、できることでお客様や社会、従業員に還元していくことしかできません。私一人でできることと言えば食肉販売部門のときにやっていた肉のカットくらいですし。

助言はしますが現場のことは現場の長に任せて結果が出るよう信じることと、農場や現場が困らないよう環境を整えること、たくさんいい豚が育つ環境をいかにつくるかが私の仕事ですね。

                                       <続く>

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