皆さんこんにちは!
Marvel株式会社 広報の渡邊です🌸
今回もITパスポート試験の内容に基づき学習した内容をアウトプットしてまいります🙌🏻
IT パスポート試験では、情報技術だけでなく、ビジネスに関する幅広い知識も問われます。
中には労働関連法規も含まれており、これらの基礎知識を身につけることは、ビジネスパーソンとして非常に重要です💡
という事で今回は、労働関連法規に関して学習しました🔥
本記事を通して、ITパスポートの学習者だけでなく、皆さまにとってもより一層、理解が深まるきっかけになれたらと思います!
1|労働基準法
労働基準法は、労働条件の最低基準を定め、労働者の権利と健康を守るための法律。
労働基準法に定められる水準以下で労働者を働かせた場合は、罰則が適用される。
■主な規定内容
■実際の出題例
例題①(ITパスポート 平成26年春期 問11)
従業員の賃金や就業時間、休暇などに関する最低基準を定めた法律はどれか。
選択肢:
ア|会社法
イ|民法
ウ|労働基準法
エ|労働者派遣法
(出典:https://www.itpassportsiken.com/kakomon/26_haru/q11.html)
ITパスポートの過去問題を見てみると、このような例題が出てきました👀
前述で解説している内容となっているので、答えを発表します😳
答えは「ウ」の労働基準法です🙌🏻
少し簡単な問題だったのでもう一問引っ張ってきました🙌🏻
例題②(ITパスポート 平成21年秋期 問23)
労働基準法において、時間外および休日の労働を認めるために規定されていることはどれか。
選択肢:
ァ|会社の就業規則が作成されていること
イ|本人の労働意志が個別に確認されていること
ウ|労使の協定を書面で締結し、行政官庁に届け出ること
エ|割増賃金について、支給細目が決まっていること
(出典:https://www.itpassportsiken.com/kakomon/21_aki/q23.html)
皆さん、一緒に予想してみてください💡”
この問題は労働基準法に関しての知識を必要とするため、少し難易度が高いかもしれません🤔
因みに渡邊は「エ」を選択しましたが、不正解でした✖
労働基準法には、労働基準法第36条に基づき「使用者とその事業場の労働者の過半数で組織する労働組合又は事業場の労働者の過半数の代表者とが時間外労働、休日労働について協定を書面で締結し、これを行政官庁に届け出た場合」に時間外労働が許されるという条文があります👀
したがって、この問題の答えは「ウ」です!
2|3つの契約形態について
企業の経営資源の一つである「人材」を活用する際の契約には、次の3種類がある。
■ 雇用契約
- 労働者と会社が直接結ぶ契約
- 労働者と会社(企業)間で雇用契約書を作成し、雇用契約を結ぶ
- 労働者は会社の指揮命令下で働き、その対価として賃金を受け取る
■ 労働者派遣契約
- 派遣元企業、派遣先企業、派遣労働者の三者間の関係
- 派遣元企業雇用する労働者を派遣先企業に派遣し、派遣先企業の指揮命令下で働く
- 派遣労働者の在籍は派遣元企業だが、実際の仕事は派遣先企業で行う
■ 請負契約
- 注文主と請負業者を結ぶ契約
- 請負業者が独立して仕事をする、その結果に対して報酬を受け取る
- 注文主の指揮命令を受けず、請負業者が自らの裁量で業務を遂行する
■ 実際の出題例
例題①(ITパスポート 令和2年秋期 問12)
A社では、設計までをA社で行ったプログラムの開発を、請負契約に基づきB社に委託して行う形態と、B社から派遣契約に基づき派遣されたC氏が行う形態を比較検討している。開発されたプログラムの著作権の帰属に関する規定が会社間の契約で定められていないとき、著作権の帰属先はどれか。
選択肢:
ア|請負契約ではA社に帰属し、派遣契約ではA社に帰属する。
イ|請負契約ではA社に帰属し、派遣契約ではC氏に帰属する。
ウ|請負契約ではB社に帰属し、派遣契約ではA社に帰属する。
エ|請負契約ではB社に帰属し、派遣契約ではC氏に帰属する。
(出典:https://www.itpassportsiken.com/kakomon/02_aki/q12.html)
ぜひ、上記の図もご参照頂きながら答えを予想してみてください👀
請負契約では、著作権(指揮命令)は請負会社に帰属するため、この場合はB社に帰属します。
派遣契約では、派遣先に帰属するため、A社に帰属します。
したがって、答えは「ウ」です💡”
例題②(ITパスポート平成27年秋期 問3)
請負契約によるシステム開発作業において、法律で禁止されている行為はどれか。
選択肢:
ア|請負先が、請け負ったシステム開発を、派遣契約の社員だけで開発している。
イ|請負先が、請負元と合意の上で、請負もとに常駐して作業している。
ウ|請負元が、請負先との合意の上で、請負先から進捗状況を毎日報告させている。
エ|請負元が、請負先の社員を請負もとに常駐させ、直接作業指示を出している。
(出典:https://www.itpassportsiken.com/kakomon/27_aki/q3.html)
請負契約は、著作権(指揮命令)も雇用関係も請負先に帰属しています。
「ア」では、請負契約において委託された業者は期限までに納品することが必要事項であり、他の事業者に再委託をすることも可能です。そのためアの行為は問題ではありません。
「イ」や「ウ」に関しても、合意の上であるため問題ありません。
「エ」は指揮命令を行うことができるのは請負先であるため、指揮監督権のない請負元が指示を出し業務をさせることは法律で禁止されています🙅🏻♀️✖
したがってこの問題の答えは「エ」です🙋🏻♀️
今回はここまで!
いかがでしたか?今回学習した内容は弊社の事業形態とも関わる内容だったので、比較的今までの内容と比べると予備知識がある内容でしたが、図を自分で作成したことでより理解が深まりました💡
特に、派遣契約と請負契約においての著作権及び指揮命令の所在はそれぞれどこかというのは必ず把握しておく内容だと思います🤔✅
今後も引き続き私が学習した内容をアウトプットしてまいります🔥
皆さまにとってもためになる内容の共有や、復習ができる場となれたら嬉しいです✨
最後までご覧いただきありがとうございました!!
また次回もお楽しみに🥳