皆さん、こんにちは!Marvel株式会社、広報の渡邊です🌸
じわじわ続けているITパスポート勉強シリーズも第5弾となりました🔥🔥
今回は『損益分岐点』に関して勉強していきました👀
※学習は主に『【令和5年度】いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集 - 髙橋京介(著)』での順番を基に進めています。
最近、インプットした内容をこのようにアウトプットすることで、より理解が深まっているなという実感と、同じくITパスポートを学習している方から記事に関してコメントを頂く事も増え、互いに学びあえている実感があります!
という事で今回もアウトプットにお付き合いいただけると幸いです🙌🏻
ITパスポート試験では損益分岐点については計算問題が多く出題されるようです。
今回は「損益分岐点とは」「計算方法」のどちらもまとめていきます。
損益分岐点について
1|損益分岐点とは?
損益分岐点は、企業が収益と費用が等しくなり、利益がゼロになる売上高のレベルを指します。
企業が赤字から黒字へ転換するポイントであり、グラフでは「売上の線と費用の線が交わる点」が損益分岐点です。
損益分岐点 ⇒ 売上=費用(売上高-費用=0)
費用:商品やサービスを売るために必要になる金額。例えば、材料費、家賃、従業員への給料など。
費用は「固定費」と「変動費」に分類される。
固定費:企業が事業活動をする上で、生産量や売上高の増減とは関係なく発生する
一定の費用のこと。(家賃、人件費など)
変動費:販売数に比例して増える費用のこと。(材料費など)
損益分岐点売上高:収益と費用が等しくなる売上高
損益分岐点販売数量:収益糸費用が等しくなる販売数量
2|損益分岐点の計算方法
損益分岐点は以下の公式で求めます。
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ (1 - 変動費率)
変動費率 = 変動費 ÷ 売上高
損益分岐点売上高や損益分岐点販売個数を求める問題が出題されるようなので、ITパスポートの過去問を基に実際に解いていきます💡
例題:(ITパスポート平成29年秋期 問16より)
【問16】
ある商品の1年間の売上高が400万円、利益が50万円、固定費が150万円であるとき、この商品の損益分岐点での売上高は何万円か。
選択肢:
ァ|240万円
イ|300万円
ウ|320万円
エ|350万円
この問題を一緒に解いてみましょう💡
①変動費を求める
売上高 - 利益 - 固定費 = 変動費
400 - 50 - 150 = 200
②変動費率を求める
変動費 ÷ 売上高 = 変動費率
200 ÷ 400 = 0.5
③損益分岐点売上高を求める
固定費 ÷ (1 - 変動費率) = 損益分岐点売上高
150 ÷ (1 - 0.5) = 150 ÷ 0.5 = 300(万円)
従って答えは「イ」となります👀💯
それでは次は少し応用問題です🔥😎
例題:(ITパスポート平成25年春期 問9より)
【問9】
製品Aの生産及び販売に必要な固定費は年間3,000万円である。製品Aの単価が2万円、生産及び販売にかかる1個当たりの変動費が5,000円であるとき、製品Aの損益分岐点における販売個数は何個か。
選択肢: ァ|1,500 イ|2,000 ウ|4,000 エ|6,000
この問題を解いていきます💡
①変動費率を求める
変動費 ÷ 売上高 = 変動費率
5,000 ÷ 20,000 = 0.25
②損益分岐点売上高を求める
固定費 ÷ (1 - 変動費率) = 損益分岐点売上高
3,000 ÷ (1 - 0.25) = 3,000 ÷ 0.75 = 4,000(万円)
🌟今回は損益分岐点販売個数を求める問題なので、損益分岐点売上高を製品Aの単価で割ります。
③損益分岐点販売個数を求める。
損益分岐点売上高 ÷ 単価 = 損益分岐点販売個数
4,000 ÷ 2 = 2,000(個)
従って答えは「イ」となります👀💯
今回は損益分岐点について勉強していきました!👀✅
前回の期待値の勉強も含め、個人的に思ったのが、公式がごちゃごちゃになって覚えてしまいそうだなという事です。
とにかく過去問を解き、公式の仕組みとともに、用語と公式が結びつくようにすることが大事だなと思います!
損益分岐点については、グラフも脳内で浮かべるとより考えやすくなると思いました💭
引き続きインプットとアウトプットを通して、皆さんの学習・復習に役立つことができたらと思います🔥次回もお楽しみに😎🙌🏻