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「見て、触って、体験する」 仕掛け1つで売上を創るインタラクティブ動画へ

今回は2021年3月に入社した、末積(すえづみ)さんに今後のインタラクティブ動画についての想いを詳しくお聞きしました。末積さんはクリエイティブグループのプロデューサーとしてインタラクティブ動画の統括を担当されています。

経歴: 1979年生まれ、福岡県出身。1児の父、趣味はキャンプ・アクアリウム・ゴルフ。大学卒業後、テレビ番組制作会社でドキュメンタリー番組を中心に現場経験を積み、その後、WEBコンサルティング会社で動画コンテンツの企画立案、ディレクションに従事。2014年に独立、株式会社アドスペックを設立。映像制作プロダクションとして、WEB動画コンテンツ制作を中心に事業を展開。インタラクティブ動画編集プラットフォーム「MIL」を用いた動画事業に注力し、業種・業態に適したインタラクティブ動画の企画立案からディレクション、制作業務を行う。サービスに魅力を感じ、2021年3月よりMILに入社。プロデュサーとして各クリエイティブを統括。

インタラクティブ動画への挑戦のきっかけ

これまでのキャリアを教えてください

もともと動画の企画や制作に興味があり、学生時代には動画業界で働きたいと考え始めるようになりました。

新卒で入社したのはドキュメンタリーを中心としたテレビ番組の制作会社です。

まずはAD(アシスタントディレクター)というディレクターをサポートする業務を通して、ひたすら現場経験を積み、徐々に企画立案やディレクションといった演出に関わることも任せられるようになりました。「動画や映像を通して人に何をどう伝えるか」という動画制作の根幹部分について、経験を通して学ぶことができました。

その後、WEBの世界に興味を持ったのをきっかけに、WEBコンサルティング会社に転職。

テレビ番組制作の経験を活かして、WEB動画コンテンツの企画立案、ディレクションに従事しました。

その後は映像制作会社を設立し、プロダクションとしてWEB動画制作をメインで業務を行っていたのですが、当時の取引先だったMILの魅力に惹かれ、2021年に会社をたたんで入社することとなりました。

MILのどのような点に魅力を感じたのですか?

大きく分けて2つあります。

1つは、MILで働く人たちに魅力を感じたからです。

前職で一緒に仕事していた時から、MILで働いている方の意識の高さ(プロダクト愛)に触れていたことが大きいです。

もう1つは、インタラクティブ動画というプロダクトの可能性です。

今までの動画制作は、クライアント先に納品する事がゴールになってしまい、物足りなさを感じる部分がありました。その点、インタラクティブ動画は納品がゴールではなく、動画を通して視聴データの分析ができるため、様々な発見や成果を元に、改善へと繋げることができます。つまり、継続的にクライアントと協力して、最適解を探求していける楽しみがあるんです。

そういった点から、プロダクト制作に携わる事ができるMILで挑戦してみたいと思ったんですよね。MILで働く人たちが持つプロダクト愛に、自身の培ってきた経験とノウハウを掛け合わせて新しいものを作り出していきたい。そう強く感じて、とてもワクワクしたのを覚えていますし、今でもMILのプロダクトで新しいものを作る時は、当時と変わらず常に新鮮な気持ちです。

インタラクティブ動画がもたらす視聴体験とはどのようなものでしょうか?

一般的な動画の場合は、「動画の制作者→視聴者(ユーザー)」というようにコミュニケーションが一方通行になってしまうんですよね。しかしイタラクティブ動画の場合は、「動画の制作者⇆視聴者(ユーザー)」というように双方向性が生まれ、動画のみでコミュニケーションがとれるようになります。

それにより、動画にこれまでなかった「動画を改善し、運用する」という新しい概念を生み出したんです。

「動画を運用する」とは、どのようなことを指すのでしょうか?

インタラクティブ動画の活用においては、動画内にユーザーの行動を促す「ゲーミフィケーション要素(ゲームの構造や原則、要素などを、ゲーム以外の分野で応用すること)」をどう組み込むかがカギになっていきます。

例えば、クライアントから「動画内で特定の質問に回答させたい」と依頼された場合、その質問を動画の尺のどこで出題するか、画面のどこに配置するかなど、検証可能な要素が多くあります。そこから算出された複数パターンの回答率から最適解を導き出すんです。

これを「動画を運用する」と呼んでおり、インタラクティブ動画では視聴データの分析に対して対応を進められるため、私たち制作者がより責任をもって制作に向き合えることはもちろん、クライアントも一緒になって改善にあたります。

クライアントと協力してユーザーの体験を設計するのですね

はい、まさにその通りです。

現在、インターネット上の広告費はテレビ広告費と並ぶまでの規模になっています。そんな中、漠然と「かっこいい」、「かわいい」、「おしゃれ」、といった作り手の世界観だけで勝負している動画は生き残らないのではないかと思うんです。

動画広告が、ある視聴データの分析に基づいて本来の課題を解決したかどうか。定量的・定性的どちらも分析した上で、最適解を導けているかどうか。つまり最も重要なのは、動画を通じて「ユーザー視聴動態を理解し、行動を促す動画の最適化」だと思います。

そのためには「顧客体験(UX)」という考え方は必要不可欠で、インタラクティブ動画のUXを追及するには、映像制作のスキルに加えて、Webの知識やスキル、データ分析力が必要だと痛感しています。

このPDCAを繰り返していくことで、クライアントはインタラクティブ動画のナレッジを蓄積することが可能になり、ユーザーに今までにないような視聴体験を提供できるのです。

インタラクティブ動画×〇〇が当たり前になる世界

これからの動画業界はどのように変化していくと思いますか?

企業活動の一部が制限されるコロナ禍では、動画を使ったDX(デジタルトランスフォーメーション)事例が増え続けています。

デジタルデバイスの普及や5Gといった技術の進歩を背景に、場所を選ばず簡単に動画を視聴することができる現在では、インタラクティブ動画の可能性は無限大です。

例えば、自社サイトからのお問い合わせ数を増やしたいとなれば、サイト内にスタッフによる商品やサービス説明のインタラクティブ動画を制作し、動画内にお問い合わせフォームを設置することで、スムーズな動線でお問い合わせを獲得できます。

また、社内向けの作業マニュアル動画としてインタラクティブ動画を採用するのも有効でしょう。ユーザーがわからなかったところで画面をタップすると、ポップアップで詳細情報が閲覧できる仕掛けを作ったり、ユーザーがアクションしたデータを分析したりすることによって、よりわかりやすいマニュアル動画を制作でき、教育コストの削減にもつながります。

今後、MILを通じてどのような世界を作っていきたいですか?

インタラクティブ動画なら「MIL」と誰もが口にするような世界を実現していきたいです。

インタラクティブ動画×映画、インタラクティブ動画×ドラマ、今まで動画のイメージを覆し、インタラクティブ動画でしか表現できないものを新しく発見していくことが、MILを通じて社会に提供できる本当の価値だと思います。

最後に候補者に向けて一言お願いします

私自身、動画が大好きで、自宅よりも撮影現場が好きです(リモートワークメインの勤務スタイルではありますが・・)。なので、動画が好きな人、そしてクリエイティブな気持ちを大事にしている人、最高の視聴体験を追及したい人と一緒に大きな目標に向かって挑戦したいと思っています。

「新しい視聴体験と顧客の成功を探求し、動画マーケティングのリーディングカンパニーを目指す」という大きな企業理念を掲げる私たちですが、それを実現した先にどんな景色が広がっているのか、考えるだけでワクワクしませんか?

ご応募お待ちしております。

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