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<社員インタビュー:Vol.3>専門知識は入社してから学んで、アートプロデューサーに。「でき上がった作品を観ると達成感があります。」

インタビュー社員プロフィール

小林様(メディア事業部メディア事業課のアート・プロデューサー)

Q.今までのご経歴について教えてください。

大学では、土木工学を学んでいました。

就職先にはゼネコンやハウスメーカーも考えていたのですが、テレビ番組のセットを作る仕事があるという話を聞いて興味を持ち、フジアールに入社しました。


―美術系の学校を出ているわけではないのですね。

この仕事は、経験を積んで得られるノウハウが多いので、それまでの知識が直接仕事に影響することが少ない様に思います。

実際に、私の周囲を見ても文学部卒、経済学部卒、法学部卒といった人が多数在籍しています。

私自身も専門知識は、ほぼゼロで入社しました。必要な知識は、入社後に学べば良いし、その環境が整っています。


―同業他社ではなく、フジアールに決めた理由は何だったのでしょうか?

今でこそ複数ジャンルに手を広げ始めている他社も出てきていますが、以前はどこの会社も特定ジャンルに限定して仕事をすることが多かった様に思います。

そんな中でフジアールは、当時からテレビ番組の他にCM、PV、映画なども幅広くやっていました。いろんなことに挑戦してみたかった私は、その点に惹かれました。


Q.アートプロデューサーの仕事について、教えてください。

美術の総合窓口です。受けた仕事の内容管理、必要な人員の配置や手配、予算管理などを行います。

似たポジションとしてアートコーディネーターがありますが、そちらは、現場の管理に重きを置いています。

仕事を受けた際の打ち合わせは、アートプロデューサー、アートコーディネーター、デザイナーの3名で行うことが多いですが、実は3名とも考えていることは共通で、ただ、どこに軸足を置いているかが違うだけです。


―部門によって仕事内容を明確に棲み分けているわけではないのでしょうか?

それぞれが幅広く関わります。
どの部署も、安全のことも気にしているし、品質も気にしているし、予算も気にしています。

三部署が一丸となって一つの作品を生み出しています。

「自分はアートプロデューサーだから予算管理だけしていればいい」という考え方では、回っていきません。

決められた枠内の仕事だけをきっちりこなすことが性に合っている人には、フジアールのこの仕事の進め方は合わないだろうなと思います。


Q.どのようなキャリアを経てアートプロデューサーになったのか、教えてください。

入社後2年間の研修を終え、イベント事業部に3年間、アートコーディネート部に4年間、そして現在のアートプロデューサー職に就いたという流れです。

ただ、これはあくまで私個人のキャリアであって、このルートでないとアートプロデューサーになれないということではありません。


Q.手がけた仕事の中で、特に思い出深い作品はありますか?

割と最近の仕事ですが、ドラマ『絶対零度』です。

より多くの人に観てもらえていて、「自分の携わった仕事がたくさんの人に届いている」という実感を持てた作品です。


―「あのときは苦労したなぁ」というご経験は?

ドラマ『不便な便利屋』の撮影で、ひと冬を北海道で過ごしたときです。

極寒ロケはきつかったですが、苦しい環境の中でどうしていくかを考える力がつきました。

東京と違ってお店や協力会社が近くにありませんし、車が雪に埋まって動かないこともありました。
限られた環境の中で、苦しい経験でしたが、そのおかげで「なんとかする力」が少し身についた様に感じました。

でも、なんとかする力というものは、そういう苦しい環境でしか身につかない。
東京の恵まれた環境とはまた違う場所で一冬過ごしたことは、とても貴重な経験でした。

現地の方とは苦しい経験を共にした分、今でも連絡を取り合うほど仲良くしていただいてます。


Q.アートプロデューサーの仕事の魅力は何ですか?

映像の仕事なので、でき上がった作品を観るとやはり達成感があります。

全国の方々に観て頂けるという喜びもあります。

それから、仕事を受けるときにも発注するときにも、いろいろな方々との接点があります。多くの人と接しながら仕事を進めていける点は魅力的です。


―フジアールでの仕事ならではの魅力はありますか?

様々なジャンルの仕事を手がけられることです。他のジャンルで得た知識や経験を、また別ジャンルの仕事で活かせることができます。

たとえばドラマや映画の仕事で得たノウハウをCMの仕事で使うと、クライアントの方から斬新に感じていただけることがあります。

そのことで、感謝をされた時や特有の価値を出せたときに、弊社ならではのやりがいを感じられます。


―仕事する上で大事にしていることは何ですか?

アートプロデューサーは、基本的には営業職。学生さんなら学部は不問、入口の広い職種です。

言ってみれば誰にでもできる仕事内容なのですが、だからこそ工夫が問われますし、工夫なしでは回っていかない。

「この人が現場にいるから円滑に行くんだよね」と言われるような経験ができたときは、嬉しいです。


Q.今後の展望について聞かせてください。

ありがたいことに、これまで幅広い仕事をやらせて頂きました。これからはこの恵まれたキャリアを深堀りしていきたいです。

様々なジャンルでの経験を糧にして、どのジャンルでも深みを出せるようになっていけたらと考えています。


Q.どういった方がアートプロデューサーに向いていると思いますか?

映像業界や美術に興味がある方です。専門知識よりも、まずは興味を持っていることが大切です。
そうでないと頑張りきれない場面が先々出てくると思います。

それと、様々な人との接点が多い仕事なので、老若男女誰とでも話せるような人だと、スムーズに仕事ができると思います。また、経験したことのない問題にあたることが、何年経っても出てきます。今までの経験やノウハウをベースに、考える力・工夫する力がある方が良いです。


Q.最後に、求職者へのメッセージをお願いします。



同じ仕事の繰り返しは滅多になく、刺激の多い環境だと思います。でもその分、過去の経験をもとに、自分の頭で考えて対処していく力が求められます。

そうした中で仕事することを楽しめる人と一緒に働けたら、嬉しいです。

大変なことも多いけど、他ではできないような非日常的な経験ができる仕事なので、興味を持ったらぜひ来てください!



イベントプロデューサー
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◆事業内容 株式会社フジアールは、総合コンテンツファクトリーとしてあらゆるメディアコンテンツ事業に携わっています。 ◆サービス内容 テレビや映画などで必要なセットづくりとコーディネート業務(大道具・小道具・メイク・衣装など)や、テレビ局主催のイベント空間の企画・制作や、現場管理をしています。 ◆今後の展望 私たちのモットーは、多彩で魅力的なコンテンツ制作を通して、新たなムーブメントを発信することです。 現在、テレビを含むメディア業界は大きな変革期にさしかかっています。 インターネットやスマホの普及によってテレビ以外の媒体が台頭してきたことが大きな理由です。 そこで私たちメディア業界は、この変化をしっかりと受け止め、新たな体質へと変わっていく必要があります。 そのためには、従来のようにテレビだけに注力するのではなく、テレビ、Web、イベントなどの複数の媒体にも視野に入れた総合コンテンツファクトリーとして成長していかなければなりません。 このように様々な媒体に注力することで、これからも多彩で魅力的なコンテンツ制作を通して、新たなエンターテインメントを提供してまいります。
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