インタビュー社員プロフィール
溝川様(イベント事業部イベント営業課のチーフアートコーディネーター)
安楽様(イベント事業部イベント営業課のチーフ・アート・コーディネーター)
Q.今までのご経歴について教えてください。
溝川:20年ほど前に、新卒でフジアールに入社しました。イベント事業部に配属されて、イベント制作、イベント美術をひと通り経験した後は番組制作に。そしてまたイベントに戻ってきました。
安楽:前の会社では、大道具を作っていました。興味を持ったアートコーディネート(美術進行)の仕事をしてみたいと社長に相談したところ、フジアールに話をつなげてもらい、籍は前の会社に置いたままフジアールの仕事をすることになりました。
それで7年くらい経った頃に、フジアール側から「うちに来ませんか?」と。
ーお二人は美術系のご出身だったのでしょうか?
溝川:いいえ、経済学科卒です。ものづくりの観点から就職先を探していて、フジアールと出会いました。
美術系の学校を出ていたり、はじめからテレビ美術業界を志望していたりする方とは違った経緯です。
安楽:僕は映画関係の専門学校に通っていたのですが、演出の仕事は向いてないなと感じていた時期に大道具のアルバイトを見つけ、それがそのまま仕事になったという感じですね。
Q.施工管理に携わっているそうですが、具体的にどういった仕事なのでしょうか?
安楽:イベント会場の設営現場などで、工程や品質の管理を行います。
最近では現場規模が大きくなってきていて、クレーンやフォークリフトなどもよく使います。そのため、安全管理も重要な役割です。
―現場監督のイメージですね。やはり現場に出ていることが多いですか?
安楽:はい、現場が多いです。近頃は展示会の現場も増えています。
溝川:遊軍的なポジションで動いています。各部署渡り歩いた経験があり、現場も知っていて、営業目線でそろばんも弾ける。各職場で得たさまざまな知識と経験を活かしながら、色んな現場で働いています。
Q.お二人とも「一級建築施工管理技士の資格」をお持ちとのことですが、どういったきっかけで取得したのですか?
溝川:現場によっては有資格者がどうしても必要なのですが、当時この資格を持っている人がまだ少なく、会社として取得を奨励していたタイミングでした。施工の知識をつけるために資格を取りたいと考えていたこともあり、取得しました。
安楽:イベントに異動になってから、まずは2級を取得しました。開催の決まった2020年東京オリンピック関係の新しい仕事につながっていけばいいなと考えて。
その後、経験を積んで1級を取得しました。
―資格を持っていることのメリットは感じていますか?
安楽:そうですね、資格を持っていないとできない仕事があるので、仕事の幅が広がりました。
溝川:最近ではクライアントからの、「有資格者を立ててほしい」という要望も少なくありません。業界各社にとって、有資格者を抱えることが付加価値となりつつあるように感じます。
Q.フジアールでの施工管理の仕事の魅力について、教えてください。
溝川:仕事の幅が広く、多方面での成長が可能な点でしょうか。
施工管理といっても、ビル建築などと比べてサイクルはずっと短いです。1つの現場に、仕事がギュッと凝縮されている感じです。そんな密度の濃い現場に次から次へと関わるので、退屈している暇がありません。
安楽:番組と違って、イベントだと観客の反応をダイレクトに感じられます。観客の表情を目の当たりにでき、感情が手に取るように分かる。これは大きな魅力ですね。
―やりがいを感じるのは、どういったときですか?
安楽:規模が大きく、関わる人数も多い現場を無事完了させたときです。
施工管理の仕事は、何かを生み出すというよりは、人と人をつないで調整する仕事です。人が多い現場だと、それなりに軋轢も生まれます。
でも、意見がぶつかったからといって妥協したら、仕上がりもそれなりになる。現場の人たちが互いに納得した上で進めた仕事の出来は、やっぱり良いんです。
だから、人が多くて調整が大変だった現場ほど、完成したものを見るとしみじみ嬉しくて、やりがいを感じます。
溝川:同感です。苦労が多かったプロジェクトは、その分だけ達成感がありますよね。
―施工管理の仕事での苦労にはどういったものがありますか?
溝川:現場では、常に迅速で的確な判断と対応が求められることです。
イベントは生き物なので、発注段階でしっかりまとめていても、現場では何かしら不測のことも起きます。出てきた問題にその都度対応して、次の一手を打っていきます。
安楽:天候の影響が大きい点ですね。例えば台風が来たら、事前の対策と事後の手当てに追われます。
Q.どういった方が、施工管理の仕事に向いていると思いますか?
溝川:コミュニケーション能力に長けている方でしょうか。あとは、「みんなで1つのものを作り上げたい」という気持ちがある方。
安楽:「どうすれば早く安全に進められるか」を常に考えているという意味で、合理的な方が向いていると思います。
Q.最後に、求職者へのメッセージをお願いします。
溝川:施工管理技士としてガチガチの建築の世界で活躍されてきた方が、「これまでとはちょっと違う方向に仕事を広げてみたい」と思い、飛び込んできていただくことも大歓迎です。
はたまた、「資格はまだ持っていないけど、この業界に興味があって、これから取得したい」という方も大歓迎ですね。社内の研修や支援制度を、存分に活用していただきたいです。
どんな方でも、施工管理を起点にして、ご自身の能力をどんどん伸ばしていただければと思います!
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