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プロダクトアウト・マーケットイン

商品企画などの仕事ではよく聞く言葉、プロダクトアウト・マーケットインとはどういう考え方なのか、そして、クルールラボではどういう考え方をしているのかを書いてみたいと思います。

プロダクトアウト・マーケットインとは?

プロダクトアウトとは、簡単に言うと自分の作りたい商品を作る、というイメージの考え方です。
マーケットインとは、市場の需要に合わせた商品を作る、というイメージの考え方です。

マーケティングの世界では、プロダクトアウトには悪いイメージがあります。曰く、ニーズをまったく無視したひとりよがりな商品になりがち・・・つまり、まったく売れないという結果になりやすいと考えられています。


実際にはどうかというと

市場を無視した100%プロダクトアウトの商品、マーケットの需要のみを100%追求したマーケットインの商品・・・なんていうものは世の中に存在しません。

プロダクトアウト・・・商品先行で作る場合、基本的には自社の得意な技術で商品を作り上げる訳ですが、そもそも得意な技術というものがある時点で市場に受け入れられていると同義です。会社として存在できる程度は需要があるという事になります。

マーケットイン・・・市場のニーズで商品を作る際は、まず最初に自社で実現可能な物かどうかを検討します。商品を作る技術を持っているかどうかで商品の企画自体が左右されます。というわけで、市場のニーズだけを100%反映して作るという事は基本的にはありません。

実際の商品開発では、プロダクトアウト・マーケットインのどちらか一方だけではなく、ふたつの要素が組み合わさって進行しています。どちらかというとプロダクトアウト寄り、もしくはマーケットイン寄り、のように多少の偏りはあります。


まとめ

プロダクトアウトとマーケットイン。結局、どちらの要素も含んでいるとしたら、どう考えたらいいのか・・・答えは簡単、どちらの要素も考えるべきです。

マーケットイン・・・市場で求められているのは何か、どんな機能にニーズがあるのか、そしてそれを商品にどのように反映したのか。

プロダクトアウト・・・自社の得意な技術は何か、他社にはついていない独自の機能はあるのか、そしてそれを商品にどのように反映したのか。

この2つの要素をしっかりと考え反映して商品を作りあげれば、魅力的な製品が出来上がるだけで無く、商品のセールスポイントがしっかりしているため営業しやすくなる、というメリットもあります。

自社の得意であり独自な技術を市場に合わせた形で商品化する。

常に意識して企画・提案していきましょう!

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