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選択肢が多すぎると疲れてしまう

Photo by Peter Olexa on Unsplash

選択肢が多すぎると疲れてしまう

これは、商品のインターフェースをデザインする時の考え方のひとつなのですが、いくらでも応用できそうな考え方なので、少しだけ話してみようと思います。

運動すれば筋肉が疲労し、考えれば脳が疲労する

筋肉と同じ様に脳も疲労します。選択肢が多いほど、どちらの行動が最適なのかと思考してしまうため、脳に疲れがたまってしまうのです。筋肉と同様に脳に疲労がたまってしまうとパフォーマンスが低下します。



今日どんな洋服を着ていくか悩むだけで疲れてしまう

アメリカのオバマ元大統領はほとんど毎日同じ服を着ていたそうです。仕事の生産性を上げるために、余計なことで脳の疲労をためない様に意識していた、なんていう逸話をよく目にしました。同じ様に、アップル社のジョブズ氏もだいたい同じ服を着ていたそうです。(googleで画像検索するとわかりやすいです)

仕事中の選択肢の数を減らそう

仕事中も、選択肢の数を減らしてみることで脳の疲労が減り、パフォーマンスの増加が見込めます。

たとえば、上司に確認や質問をする場合、「どうすればよいでしょうか?(選択肢無限)」と聞くよりも「AとBのどちらが適していると思われますか?(二択)」と聞いた方が、上司の疲労を抑えられ、決断も素早くしてくれるようになるでしょう。上司が早く決めてくれれば、部下も動きやすくなりますので、結果的に自分の生産性もアップすることになります。



不要なデータを集めるのをやめる

提案書などの書類を作る際に、前もって資料を集めると思いますが、慎重な人ほどデータをたくさん集めてしまいがちだと思います。ですが、関係性が低すぎるデータまで集めてしまうと、どの情報が必要でどの情報が不要なのかの判断が必要となり、その作業だけで脳に負担がかかってしまいます。そうなると、書類作成にかけられる能力が減り、わかりづらく的を得ない書類ができあがってしまうという訳です。



「選択肢が多いと疲れる」を意識して生活しよう

自分にも他人にも、できるだけ選択肢が少なくなるように意識してみることで、仕事や生活が少しずつうまくいくようになるかもしれませんね!


おまけ:選択肢が商品のインターフェースにどう影響するか?

多機能すぎたりボタンが多すぎたりすると、使用するたびに脳を疲れてさせてしまい、商品を倦厭するようになってしまうのです・・・普段使いのアイテムほど、単純な設計にする必要があるんですね!

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