なにをやっているのか
上川町は北海道のほぼ中央部に位置し、年間200万人が訪れる観光業や農業を基幹産業としています。他地域と同様に人口減少や観光客の減少、産業の担い手不足など様々な課題を抱えていますが、現状を悲観的に捉えるのではなく、住民の本当の豊かさを追求し、誇りを持って暮らすことのできるまちづくりを目標としています。
なぜやるのか
人口減少や少子高齢化など、地方に蔓延するさまざまな問題や課題を決してネガティブに考えず、人口を地域の価値や未来を図る物差しとすることなく、いまある状況をポジティブに受け止め、「住民にとっての本当の豊かさとは何なのか?」ということを最も重視したまちづくりを進めることこそが、いま、地方自治体に求められる最大の責務だと考えています。
どうやっているのか
現在、上川町は「世界に誇る通年型山岳リゾートタウン」をスローガンに、日本最大の山岳公園「大雪山国立公園」の麓のまちとして、この地域に住む人、働く人、旅する人、そして、さまざまな関わりを持つ人たちが豊かなライフスタイルやワークスタイルを実現できる場となることを目指しています。 そして、そのために、地域DMO「大雪山ツアーズ」の設立による新しい観光地づくりや、大雪山周辺すべての地をキャンパスに見立てた交流型市民大学「大雪山大学プロジェクト」、また、「新しい働き方」をテーマとした移住施策「カミカワークプロジェクト」などにより、旅行者だけではなく、若者や企業などを外から積極的に呼び込み、そして地域内との交流や共創を図るなど、さまざまなチャレンジを続けています。