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“社長”の哲学「世の中の動きを見れば自身の強みが見つかる!?」経営統合後の期待や展望をCARTA HD×ATRAC 各社長に聞く。

2023年4月、株式会社ATRACと株式会社KAIKETSUが経営統合し、新たなスタートを切りました。

そこで今回は、CARTA HD代表取締役社長 新澤明男と、ATRAC代表取締役社長 三和大輔のクロスインタビュー!


経営統合への思い、社員に期待していること、ホールディングスと事業会社の関係性など、同じ「社長」という立場で何を考えているのか、その哲学を伺いました!

インタビューしてくれたのは・・・

舟田:ATRACでインターンとして働いている舟田です!来年度から新卒として入社します!本日はよろしくお願いいたします!

舟田さん、前回は新卒インタビューでしたが、今回は、社長へのインタビュー!!

がんばってくださいね!!


Q_まず始めにこれまでの経歴を交えて、簡単に自己紹介をお願いします。

新澤:1997年ソフトバンクに入社後、1998年に現CCIに出向し、20年あまりCCIでインターネット広告事業をしてきました。インターネットが社会を変えていく感覚を覚え、この業界で仕事がしたいと思いました。インターネット広告の色々な取り組みをしていき、2019年にCARTA HOLDINGSを設立しました。

三和君とは家が近いんです。それもあって、月に何回か飲んだりしてますね。ゴルフを一緒にやったり温泉にも入ったね。

三和:行きましたね(笑)

新澤:家族は、妻と子ども1人。仕事仲間とはプライベートでも接点を持ちながら楽しんでいます。頼もしい仲間だなと思いながら一緒に仕事しております!

三和:新澤さんの自己紹介があまりにも良すぎて、僕の薄っぺらい感じが出ちゃうけど大丈夫?(笑)

舟田:大丈夫です!(笑)


三和:僕は、大学卒業後、派遣会社に入社しました。テレアポや飛び込み営業といった「THE・営業」のようなことを2年くらいやってました。

転職活動中、友人の紹介で当時のCCIの執行役員の方とご縁があり、2008年に入社。そこから、今でも本当にお世話になっている株式会社オプトに初期常駐メンバーとして任命されました。その後、出向で、どちらかというとメディア側の立場として、メディアのプランニングをしていました。最初は予約型から始まり、後期はGoogleリマーケティングという広告が出始めたタイミングで、自身で運用まで行い、実践的なスキルを習得。2012年からは電通に出向し、デジタル領域の営業として制作からメディアの提案までをやっていました。

2017年にCCIに戻り、2019年にATRACを設立しました!

ファミリーは、妻と子ども2人。最近の趣味はゴルフ、筋トレですね(笑)筋トレはもう2年間やってるんで、徐々に仕上がってきてます(笑)

新澤:Tシャツもちょっとね、、、ぴっちり系!!僕はもう、ゆったり系(笑)ちなみに、今着ているこれ、ニューバランスじゃなくて、新澤の「N」だよ(笑)

三和:ここ使って!!!(笑)


Q_新澤さん、4月にATRACとKAIKETSUが経営統合をしましたが、ホールディングスの代表としてどんなことを期待していますか?

新澤:これまでCARTAは、25社の様々な専門性を持った会社が独自にクライアントに色々な営業チャネルを作ってきました。「それぞれの領域でクライアントからの信頼を得ること」。これはステップ1です。

ステップ2は、そこで得られた信頼をベースに、「提案の広がりを増やすため各会社を連携させていこう」というものです。実際にATRACはクライアントにデジタルの提案を仕掛けていく中で、SNS・ソーシャルの提案も必要になった時、KAIKETSUに相談し一緒に提案していくスタンスが増えてきていました。2019年から丸4年の成果だと思っています。

ステップ3として我々が描いているのは「CARTA全体で統合提案ができること」。CARTA HDというより、「CARTA」というブランドでちゃんとクライアントに向き合える組織体制がどうあるべきか、まだ正解はないですが、CARTAとして、デジタルだけではなく、マスを含めた統合提案をしていくというのがステップ3の考えです。

ATRACとKAIKESTUは提案の領域が非常に近いです。ATRACはクライアントの課題解決に対して色々な提案をする中で、ソーシャルは当たり前のように出てくる提案です。KAIKETSUはソーシャルな提案を一生懸命する中で、Web広告みたいな他の提案が必要とされていました。そんな中、ATRACとKAIKETSUが1つになることで、営業力や提案力に加え、お互いの営業チャネルが広がります。これは、CARTAにとってこれから目指すべき方向のひとつのケースになり得ると思い、統合という選択をしました。

統合することは、「目的」ではなく「手段」です。顧客を起点にして、200%以上の提案をしていき、顧客そのものを進化させる集団になることが我々の目指す姿です。この大きな目的を達成するための手段として捉えてほしいですね。

舟田:ありがとうございます。我々が目指すところは「顧客そのものを進化させていくこと」であって、その手段としてATRAC×KAIKETSUの経営統合であることがよくわかりました!


Q_では、三和さんへ。経営統合を経て、何を目指していきたいか、三和さんの視点から教えてください。

三和:求められているのは「フロントの強化」だと思っています。

KAIKETSUは、インフルエンサーアサイン・SNSアカウント・ソーシャルメディア、SNS領域を通じて価値を提供することに強みがあります。そしてATRACは、統合的に何かをやり遂げていくことに価値があります。その2つが掛け合わさることで、強みを活かしながら、それぞれのお客様に価値を提供できると考えています。

統合によって我々が新しいフィールドに入っていける、新しい挑戦をしていけます。お客様に価値をしっかり作り、さらに顧客満足度を上げていくことは経営統合をした上で我々が目指すべき姿でもあるし、すぐにでも到達していきたいと考えています。


Q_ホールディングスと事業会社がどのような関係性でありたいか双方の視点から教えてください。

新澤:グループ会社が25社ありますが、ホールディングスが基盤を用意し、その基盤をもとに、安心して事業会社が自分の事業に専念できる体制をつくるのが、僕らが考えているCARTA HDの形です。ホールディングスというと、上にHDという組織があって、下にグループ会社があるというイメージがありますが、そうではなく、HDは「基盤をつくる土台」であると思っています。ただ、それだけではなく、相互が補完関係も持っていくべきです。HDも新しいチャレンジをしていき、事業会社とも連携することで、常に新しい進化を生み出していきたいと考えています。

時代の変化が激しいので、新しいイノベーションが作られるのが難しいんですよね。全く新しい「iPhone」のようなイノベーションのように、何十年に一度しか生まれないイノベーションがあるけど、結局は何かと何かが合体したことによって生まれると思っています。iPhoneも「電話」×「PC」によるイノベーションでした。こうしたイノベーションをホールディングスと事業会社で生み出していきたい。ただ「ホールディングスは基盤を用意しています」だけではなく、コラボすることによって、イノベーションが生まれる現象をCARTA HDで作りたいと思っています!

僕はデジタルガジェットが好きなんですけど、その中でも色々な機能がくっついたものが好きなんですよね。今も、腕に付けていて、日々何歩歩いたかを見ているんですけど、これ、普通のスマートウォッチに見えるじゃないですか?

でもね、これ、ポロンって外すと、イヤホンになるんですよ。これでテレビ会議できちゃうんです(笑)いいでしょ?(笑)


一同:ええええええええええ!?!?

三和:新澤さん、アップルウォッチでしたよね??

新澤:アップルウォッチも持ってました。ただ、アップルウォッチは僕にとって、完成されすぎているプロダクトなんですよね。「普通のスマートウォッチだけど、実はここにイヤフォンがついていていつでもテレビ会議に参加できる!」っていう、この機能とあの機能がくっつくのがイノベーションを生むんじゃないかなって思います。

舟田:それ、めちゃめちゃ欲しいです…。

新澤:時間で会議室から追い出された時、みんなイヤフォンとか探し始めるじゃない。僕の場合はこれをとって耳につけるだけなので(笑)ホールディングスと事業会社もそういう関係でいたいなって思いますね。

舟田:三和さんはどうですか?

三和:一蓮托生だと思っています。どちらかが無くなると存在できないし、一緒にいることで成り立つ関係だと思っています。CARTA HDのミッションは「進化推進業」なんで、ホールディングスとしては進化を促していくための環境を提供するし、事業会社はお客様のもとに価値を提供し、進化していくことを支援する。でも、環境は与えられるだけではなく、進化していくための戦略やそれを実行していく仲間を集めて動いていくことが求められます

ATRACは「人の成長にコミットします」とよく言っているんですが、成長する環境を用意しても、成長する意思のある人がいないと成り立たないし、意思があっても環境がなかったらできないですよね。これは私が理想とするホールディングスと事業会社の関係性に近いと思っています。

舟田:お互いが、補完していく関係性が大切だと伝わりました。お客様に進化を提供し、イノベーションを生み出していきたいですね。


Q_お二人は、「社長」とはどういう立場だと思いますか?

三和:「方針を作り、それに従いどう動いていくか皆と考え、実行させていく!」というのが、社長の大きな役割だと思います。…まぁこんなこと言っても面白くないので(笑)

僕のミッションは「どれだけ同じ思いで、会社の方針やビジョン、ミッションに共感できる人を集められるか」だと思いますね!僕は今まさに、採用にフルコミットしている状況なんですが、社長はやはり採用の象徴になってくるんだと思います。

新澤:僕も三和君とまったく同じ感じなんで、別のアプローチがあまり思いつかない(笑)

三和:以前、飲み屋で「社長とは孤独との戦いだ」って話しましたよね(笑)実は、ATRACの設立前に新澤さんに声をかけていただいて「やれんのか?」「やります!」というやり取りががあったんですよ(笑)その時、新澤さんから「社長というのは孤独と戦っていく。それが結果的に社員のためになるんだよ」と、話をしていただきましたね。非常に印象的で今でも覚えてますね。

新澤:それでいこう!(笑)やはり最終判断をしなければいけないのは社長だから、全員が部下であって、マネジメントをする立場。リーダーとしての責任を常に持っていないといけない。仲良く楽しくやるのは良いんだけど、最終的には社長が意思判断をし、責任を持つ覚悟を常に持っていないといけないという意味で、三和君に伝えましたね。急成長中のATRACだけど、時には孤独を感じることがあるのか、ないのかわからないけど(笑)

三和:孤独に感じるとき、ありますよ!(笑)

新澤:(笑)やはり、最終的には自分がこの会社に対して責任感を持っていなければならないし、「社長はそういう意味で孤独であるべき」だと思いますね。


Q_お2人が、社員に期待していることを教えてください!

三和:ATRACは人でできている会社ですし、成長していくための挑戦はどれだけやってもらっても良いと思っています。現メンバーの新たなチャレンジ、そこに大きな期待をしています!たとえ失敗したとしてもチャレンジしたことで得られるものはたくさんあると思うので、成功も失敗も糧にして、そこをひたすら全社員でやっていきたいなと思っています。私自身も含めて「挑戦からの成長」です。


新澤:自分のキャリアパスを当然みんな考えていると思うんだけど、同時に、今世の中がどうなっているのか、という社会の歯車と合致させることで一番のパフォーマンスが出ると思っています。人と社会のサイクルが合致したタイミングを見つけるためにも、情報感度を高めてほしいですね。1500人の社員がいるので、色々なスペシャリストがCARTAの中にいてほしい。それぞれが何かしらの強い部分を持っていてほしいですね!

舟田:新卒や就活生はゼネラリストを目指してる人が多くいると思うんですよね。色々なものに手を出したい、色々な情報に触れざるを得ないということが多いので、多方面に矢印が短く伸びている状態になってしまいがちだと思います。しかし、新澤さんは「社会と自分の歯車が合致した点」を自身の強みにして、プロフェショナルを目指してもらいたいという感じですか?

新澤:そうですね。当然、CARTAのクライアントの進化推進を目指す上でデジタルの最低限の知識は身に付けてほしいですが、全部自分でやろうというのではなくて、1500人の仲間と一緒に成し遂げれば良い話なので、1500人の仲間のスペシャリティを使って、最大化できる提案を実行するのがゼネラリストだと思いますね。その中で自分がスペシャルな部分をCARTAの中で育ててほしいと思います。デジタル関係ない、アニメや漫画でもスペシャルですよね。

三和:お客様でそういった方から依頼があれば、活かせますよね!

新澤:そうだね!!「普通」ではなく「こいつちょっと面白いな」ってのを社員に持っていてほしい(笑)

三和:それでいうと、CARTA HDの「ヒトノワラリー」ってめちゃめちゃ良い文化ですよね。

(※ヒトノワラリーとは:1対1で30分の雑談をする制度。社内で人の輪を広げていくための仕組みの1つです。)


Q_最後に。CARTA HDとATRACがそれぞれどのような想いで事業をやっていくか教えてください。

三和:ATRAC単体というより、25の事業会社とホールディングスという関係が理想です。せっかくCARTA HD社員が1500人以上いる中で、70人程の専門性しかない状態で戦うのは勿体ない。連携して、お客様に対しより良いものを提供していける集団を目指したいですね。2019年ラグビーワールドカップで「One Team」という言葉が流行りましたが、我々が目指すのは「One CARTA」。各事業と連携しながらATRACのクライアントに対して価値を提供していける環境を目指したいです。

新澤:CARTA HDの立場でいうと、それぞれの事業から生まれる新しい種や芽が出そうな領域を、全社を挙げて育てていきたいです。その新しい芽を、CARTAの事業の中核にできるようにバックアップしたいですね。また、他の組み合わせでさらにこの事業って大きくなるよね、というような絵が描けるとホールディングスという経営形態をとってる利点を感じますね!

舟田:本日はありがとうございました!

・・・

今回は、CARTA HD代表取締役社長 新澤さんとATRAC代表取締役社長 三和さんにそれぞれの思いをお聞きしました。「ATRAC」と「KAIKETSU」が経営統合をしたことで、顧客に対してより良い価値を生み出し、その先にいる消費者にもその価値を広げていきます。

次回の対談企画もお楽しみに!

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※ATRACとは?

デジタルマーケティングを中心に、オフライン施策までを ワンストップで実行していくオンオフ統合マーケティング支援企業です。

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