小川:経歴を教えてください!
西畑:はい。サラリーマンとしては3回転職し、その後独立をしております。
業種としては証券、不動産、Web、Saasの4業種。職種としても営業・マーケッター・経営企画・ディレクター(コンサル)の4職種を経験しているのでかなり珍しいかと思いますので、1つずつ紹介させていただきます。
一社目の経歴
小川:かなりいろんな経験をされているのですね。私も詳細を聞くのは初めてなので、新卒経験から教えていただけますか?
西畑:はい。新卒では東海東京証券という準大手の証券会社で営業をしておりました。1年目はいわゆる飛び込み営業で、個人宅へのピンポンやオフィスビルの上から下まで訪問をして何とかして口座開設をして株や投資信託・債権といった金融商品を取引してもらえるように頑張っておりました。
小川:証券会社と聞くと大変なイメージがあるのですが、なぜ証券会社を選んだのですか?
西畑:はい。2つ理由があります。
新卒の会社を選ぶ軸① 年収(劣等感)・営業力が鍛えられるか
西畑:実は私は高校は栄東高等学校というそこそこ頭のよい学校で、半数以上が早慶か国立にいくようなとうころだったんですよね。
そこで私は武蔵大学という事で劣等感があり、なんとかして将来は見返したいなと思いわかりやすく年収という軸で、20代で1,000万円を稼げる会社とスキルを考えた際に、どんな仕事をするにしても営業力が必要だと考えたのでその能力を鍛えられそうな業界。かつ学歴関係なく入社ができ可能性が高いのは証券会社と不動産会社だと思いこの2軸を中心に考えました。
新卒の会社を選ぶ軸② やりたいことが見つけられるか
西畑:2つ目は、やりたいことが見つけられるかです。
私は学生時代、100社以上の会社の選考を受けていたのですが、どの業種も会社も今までの生活では触れてこなかった(知らなかった)だけで魅力的な会社がたくさんあることに気づきました。ただし、人生をかけてやりたいとう仕事は見つけられていない状況でした。
ただし、証券会社は世界中のマーケットをみつつ、様々な業界や会社を分析する仕事。かつ、お客様も会社の代表や役員や成功した方が中心なのでいろいろなお話を聞けると思ったので証券会社にしました。
所属している証券会社と銀行が提携して新しい証券会社を作ることになり、私もその立上げメンバーに任命されたのでそこからは銀行の行員の方にお客さんを紹介してもらうための説明会をやったりしつつ、紹介していただいた方への営業や先輩社員から引き継いだお客様への営業をしておりました。
証券会社に入ったことで新聞を読む習慣がついただけでなく、金融知識や情報を先読みして仮説を立てる力がついたなと思います。
小川:なるほど。順風満帆に見えるのですがなんで転職したのでしょうか?
二社目の経歴
営業力を鍛えるためにオープンハウスに!?
西畑:はい。実はオープンハウスからの1本の電話がきっかけで転職をすることにしました。
小川:電話ですか?
西畑:はい。実は新卒時にオープンハウスに内定をいただいていたのですが、内定者の周りのレベルや社員のレベルが高く、ついていけるかな?という弱気な思いもあり辞退をしたという経緯がありました。
ただし、私は学生時代100社以上を受けていたのですがその中で一番”かっこいい”と感じた人事がオープンハウスのTさんで。会社としても魅力的だなと思ったのもこの会社で証券会社に入った後も決算内容は細かくチェックをしておりました。
客観的にみてもすごく魅力的な会社でしたので、お客さんにもオープンハウスの株は買ってもらっていたのですが、決算毎に業績も株価も上がっており密かに気になり続けておりました。(すべてのお客さんに買ってもらっていたので、当日はオープンハウスの株を売るトークは一番うまかったんじゃないかと思います笑)
そんなときにオープンハウスから、「現状で満足してるの?今だったら当時の人事責任者で私のあこがれてであったTさんの部下で働けるように配属するよ」という話があり、その場で入社を決めました。
小川:実際入ってからはどうだったんですか?
オープンハウスの壁は高かった?
西畑:自分の営業力が全く通じなかったんですよね。インターン生よりも営業が出来ず、入社1日目にあこがれのTさんに「内定時代からレベルアップしてないね」「期待はずれだわ」と言われたのを覚えてます。
その後、たまたま成果が出たからといって天狗になっていた自分を猛省し、一からやり直そうとみんなに教えを乞きつつ、行動をし続けた結果、周りの助けもあり何とか売れるようになりました。(当時のメンバーやマネージャーには感謝です)
小川:西畑CEOにもそんな時代があったのですね。ちなみにどんな営業を行っていたのですか?
西畑:新築の分譲マンションの営業なのですが、主に3つの方法があり、1つが道端に歩いている人に声をかけ、モデルルームやマンションの模型の事務所に来ていただきマンションを買っていただくという営業。
2つ目が過去にお問合せをいただいた方への電話営業。3つ目がポストへの投函でした。営業に慣れてくるとお問合せをいただいた方への営業が中心となります。
小川:なかなか大変そうですね。
西畑:はい。証券会社の時も飛び込みでしたが、こちらの方が体力的にもかなり大変でした。
ただし、目標を達成するために出来ることをやり切る姿勢はこの会社で学べたので入社して本当によかったです。
小川:そうだったのですね!
西畑:はい。今でも営業として活躍したい。稼ぎたい。仕事ができるようになりたい。という新卒がいたら「オープンハウス」をお勧めします。というくらい私は好きな会社です。
小川:その後、オープンハウスでもマーケティングを経験されたと思いますが、その後の経歴と合わせて簡単に紹介をいただいてもよろしいでしょうか?
マーケティングのキャリア
西畑:マーケティングのキャリアとしてはオープンハウスでマンション販売企画・マーケティングの部署に異動したのがスタートです。その後、Webマーケティングの力を高めるためにジオコードという会社に転職し、営業やディレクターをしておりました。その後はクラウド サーカスというMA(マーケティングオートメーション)を中心に行っている会社でWebマーケティングのコンサルティングをしたのちに独立をいたしました。
SEOの経験としてはジオコード。顧客対応やプロジェクトの進行、営業力としてはオープンハウス。社会人基礎や経済知識は東海東京証券で得られたのでどの会社が欠けていても今の自分はなかったと思います。
ドベ営業マン時代も
小川:かなり幅広い業界で経験を積まれてきたんですね!
ちなみにジオコードに転職してからSEOは学び始めたと思うのですが、そこではすぐに成果を出せたのですか?
西畑:最初は営業で入社したのですが、実は最初は全然うまくいかずによく上司に怒られてました...(失笑)
ドベ営業マンから表彰プレイヤーに転身したきっかけとは?
小川:そうだったのですね。どうやってその状況を打破したのでしょうか?
西畑:はい。上手くいっている人を真似し、誰よりも行動をし続け自分のスタイルを見つけようとしていた事と、SEOディレクターの部署(契約後のお客様のコンサルティングをしている部署です)への移動が大きな起点になりました。
部署移動後は後がないと思い、仕事が出来るようになるには、お客様に貢献できるためにはどうすればよいかを考えて、周りに教えてもらいつつ走り続けました。
小川:やはり、努力をすることが大切なのですね。
西畑:はい。あとは周りの環境ですね。わからないことがあった際は聞ける環境があったのが非常に大きいです。
ちなみに、その結果として最初の半年間で達成率1位や全社のMIP(最も印象に残った人の表彰)も受ける事が出来ました。
小川:半年間で、一気に世界が変わったのですね。
西畑:はい。私の人生最大の背水の陣だったと思います。
その後も半年後にチームを持たせていただいたりと、営業時代と大きく変わり社内の立ち位置も変わりました。
(半年でドベの営業マンから会社でもTOPレベルのコンサルタントになることが出来ました。笑)
成果を出すための秘訣とは?
小川:努力以外で大切なことはありますか?
西畑:商材理解ですね。営業をやっていた時もSEOは知った気になってましたが、実際にどんなサービスで、サービス提供を受ける事でお客様にとってどんなメリットがあるかを表面上の理解でしかできていなったことが原因かと思います。
余談ですが、部署移動後の方が営業の獲得金額は大きく、営業で9か月ほどやっていた金額の数倍を半年間で獲得しておりました!
また、商材を理解する方法もわかり、他の商材も売れるようになりましたね。
デジマケを設立した経緯を教えてください!
お客様目線で最適なサービスを提供したい
西畑:サービス面と、一緒に働く仲間の視点であります。サービス面の理由は、お客様の目的や目標に向けて、最適な提案ができるようにするためです。具体的に言うと、もちろんそのサービスやっているので当たり前なのですが、例えば”SEOをやっていたらSEOの中で最適化”、”広告をしていたら広告の中で最適化”、”YouTubeをやっていたらYouTubeの中で最適化”をするというのが一般的な会社でサービスとして提供されています。
小川:そうですね、そのイメージがあります。
西畑:ただ、お客様からすると別にYouTubeがやりたいわけでも、SEOがやりたいわけでもなくて、「売り上げを伸ばしたい」「採用したい」ということがメインの目的になります。そのため、目的を達成するためにお客さんの現状から逆算するとどんな施策が最適なのかを捉えて最適なものを提案する。
つまり、SEOやYouTubeも打ち手の1つで、数ある施策の中から状況に合わせて最適なものをご提案し、それを最後まで伴走し一緒に成果を出して喜びたいなと思いました。
小川:それぞれの施策を専門的に行っている会社はたくさんあるけど、総合的に会社やお店のことを考えて最適な方法を提案して実施してくれる会社は思っている以上に少ないということですよね。
西畑:そうなんですよね。そのことをずっと課題として感じていたので、総合的なマーケティングにより、必要なものを提供できるようにしたいなと思ったことが設立した理由の1つ目です。
一緒に働く仲間を大切にしたい
小川:はい、2つ目の”一緒に働く仲間視点”での設立理由は何だったんですか?
西畑:今まで出逢ってきた上司の中で、もちろん尊敬できる人はいましたが、正直そうでない方もいました。おそらく皆様も理想の上司にしかあったことがないという方は少ないのではないでしょうか?
小川:そうですね。ちなみに理想の上司は人によって異なると思いますが西畑CEOが考える理想の上司とはどんな人でしょうか?
西畑:はい。「こういう人になりたい」と少なからず思える人かなと思います。
もう少し、具体的にいうと仕事ができるようになるために「目標を一緒にたて、達成するためにどうすればよいかを考えたり」「挑戦する環境を与えてくれたり」「失敗した際に一緒に責任を取ってくれる人」が良い上司だと考えております。
小川:西畑CEOの話を聞くと「仕事ができるようになりたいか」というのがポイントになっていそうですが実際これは大事なのでしょうか?
西畑:はい。仕事ができるようになると「給料が上がったり」「できる仕事の幅が広がったり」といろんな経験がプライベートでも仕事でもできるようにあると思います。
私はいろんなことを挑戦している「イキイキとしたかっこいい大人」が増えれば良いと思っているので理想の上司もそんな像になっております。
ただし、上司だけでなく組織の問題で実現できないこともあるため、その両軸で実現すべく会社を作りました。
一緒に喜びあえる環境を
小川:それ以外に大切していることはありますか?
西畑:上手くいったときに一緒にみんなと喜びあえる環境を作りたいです。
自分だけでなく、誰かが困っていたら手を差し伸べて、上手くいったときは一緒に喜ぶ。
そんな会社にしていきたいです。
デジマケは何をしている会社ですか?
西畑:簡単にいうと、お客様の集客・採用支援のコンサルティングをやっている会社になります。具体的には デジタルマーケティングを活用して、会社の集客や採用をしたいところに、ホームページを作ったり、インスタで広告を出したり、YouTubeをやったり...といったところの様々なデジタルマーケティングの手法を活用して、集客・採用の最大化の支援をする会社です。
デジマケのサービスの強みはどんなところなのか教えていただきたいです!
西畑:そうですね。デジマケの強みは先ほどお話したことにも繋がるのですが、オンラインとオフラインを含めた”総合的なマーケティング施策”ができるところです!なので例えば「店舗を出します」ってなった際に内装をしたり、看板を出したりしなきゃいけなかったりすると思います。それ以外にもWeb上だとホームページを作ったり、今の時代だとYouTubeで集客できるようにしたりとか、色々やらなければいけないことがあると思います。そういったことをオンライン、オフライン含め一つの窓口で完結できるというのが強みになります!
また、各業界に強いパートナーがいるためどの業界でも深いサービス提供ができることも強みとなっております。
Webマーケティング業界の市場ニーズは、今どうなっていますか?
西畑:業界の大枠の話をすると、めちゃくちゃ拡大しています。というのがコロナ禍でさらに加速したのですが、今までは訪問して営業していた会社がコロナをきっかけに訪問ができなくなった会社もありますし、逆に今まで訪問していた会社が仮に今コロナが落ち着いてきて訪問できるようになったとしても、”今までのやり方が正解なのか”と疑問視するような動向がかなり多く、コロナが流行した瞬間にちょっとWebアクセスにアクセルを入れた会社が伸びてるところが多いです。 実際どのような業界でも起こり得てるような形になるので、それを見て二番煎じ、三番煎じというところで、私たちもやらなきゃなという会社が今かなり多い状態です。なので業界のニーズ的には、かなり多くなってますね。
小川:意外とまだ日本の企業的には、”時代がやっと追いついてきた”感じのようですね。市場を取り巻く環境としてはどういった傾向があるのでしょうか?
西畑:業界の傾向としてはかなり二極化してるかなとは思っています。すごく人気な会社にお問い合わせがすごい集中しているなと。あともう一つはフリーランスがとても多い業界になるし、私たちの競合も何万社っておそらくいると思うので、逆にいうとその何万社の中で”人”を選ぶのが難しくなっているのではないかとは思います。「良い会社の、良いパートナーと出会う」というのが難しくなってるなというのが業界の傾向かなと思っています。
今後どういう会社にしていきたいですか?
西畑:各領域のプロフェッショナルを集めた「少数精鋭の部隊」にしていきたいなと思っています。私は元々SEOをずっとやってきたのですが、その後”SEOを意識した”ホームページ制作や、”売れるための”ホームページ制作という部分も意識して経験を積んできたので、SEOやホームページ領域はかなり強くなったかなと思います。
小川:幅広い領域で経験積まれてますもんね。
西畑:そうですね。しかしそれがYouTubeやTikTok、Instagramのような他領域は、個人的にはまだまだプロとなるには恐れ多いような状態だと思っています。なのでそういったところに関して、その専門分野のプロフェッショナルを仲間に加えて、”総合的だからめちゃくちゃ評価が高い”ではなくて、どこを切り取ってもめちゃくちゃ評価が高い会社にしていきたいなと思っています。
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