なにをやっているのか
Oishii Farmは、サステナブルな農業と圧倒的な「おいしい」を実現するため、植物工場を展開する2017年創業のスタートアップです。日本の農業・工業の技術を活かして、世界中いつでもどこでも、誰でもがおいしい新鮮な野菜や果物を食べられる世界を目指しています。
まず最初に日本が世界に誇る最高品質のいちごに着目し、3年間の研究を経て、高品質のいちごの量産化に成功しました。アメリカの天候・農業技術では生産不可能な圧倒的にあまい品種です。
Oishii Farmのいちごは、ニューヨーク中のミシュラン星付きレストランや五つ星ホテルから問い合わせが殺到し、話題に。現在は、技術革新を通して価格を当初の1/5まで下げることにも成功し、ホールフーズ・マーケットなどの小売パートナーを通じて、アメリカ東海岸における販売地域を拡大しています。
また2024年には、ニュージャージー州において世界最大級のいちごの植物工場を本格稼働させ、サステナビリティと高生産性を両立させた植物工場の実現により、ビジネスとしても持続可能な新たな農業の形を示しました。
ここからは更なる研究を重ねると同時に、世界中に工場を建設し、様々な日本品質の果物や野菜を世界中の人々に届けたいと考えています。
日本が世界に誇る施設園芸(グリーンハウス農業)と工業技術の結晶である植物工場を通して、世界中に日本の美味しい農作物を届けると同時に、400兆円とも言われている農業市場にパラダイムシフトをもたらし、「農業といえば日本」という21世記を一緒に創り上げていける仲間を募集してます。
なぜやるのか
1. 持続可能(サステナブル)な農業の実現
農業業界は、いま重大な局面を迎えています。
日本にいるとなかなか感じる事が出来ませんが、世界の人口は増えていく一方で、気候変動や化学肥料問題により農業用地は年々減少しています。干ばつも世界中で発生しています。世界レベルで見ると10年後には生の野菜やフルーツが超高級食材になり、2-30年後にはほとんど食べられなくなる可能性があります。
植物工場は世界中場所を選ばず、天候に影響される事なく、水をリサイクルすることで、これまでの農業よりも地球に優しい、サステナブルな農業が実現できます。
我々の子供・孫の世代がいまと変わらず、美味しい野菜やフルーツを食べるにはとてつもなく大きなパラダイムシフトを起こさなければならなりません。
Teslaが電気自動車で革命を起こしたように、Oishii Farmは植物工場で農業界に革命を起こします。
2. 「農業と言えば日本」と言われる世界産業の創出へ
植物工場は施設園芸とIoT技術の結晶です。日本はこの二つの領域において20世紀の間世界のトップを直走ってきました。その結果世界で初めて野菜を完全閉鎖型の環境の中で量産する「植物工場」という技術を確立しました。植物工場とは日本のお家芸なのです。
しかし日本は植物工場のビジネス化に時間がかかってしまい、今では米国をはじめとした諸外国のスタートアップがその覇権を握ろうとしています。Oishii Farmが米国の企業でありながら名前に「Oishii」を残しているのは、我々の技術が日本の物であるということを世界に再認識して欲しいというところにあります。
20世紀は「電化製品と言えば日本」、「自動車と言えば日本」、という時代でしたが、21世紀は「食と言えば日本」、「農業と言えば日本」という一時代を築いていきたいと思います。
どうやっているのか
日本の農業と工業技術を基盤に、独自に建設した最先端の植物工場の中で、自然とテクノロジーを融合させながら、雨・空気・熱・光・栄養といった要素を果物・野菜にとって最適な条件で再現し、365日最高品質の果物・野菜を作り続けることができます。
さらに、AIやロボティクスを使って作業・環境制御を自動化し、日々農作物のポテンシャルを最大限に引き出すための研究開発を行っています。
チームは、世界中からプロフェッショナルが集まる超多国籍な集団です。農業や生産の専門家、植物工場経験者、プラントブリーダー、生産技術者を始め、外資系コンサル出身者もいれば、アーティストから元一流シェフまで、様々なバックグラウンドのメンバーが日本の技術に魅了され、農業界に革命を起こそうとしています。
また、大学機関や世界的なエンジニアリング企業など世界中のアカデミアとタッグを組み、オープンイノベーションな開発をしています。