2022年度決算報告
株式会社Ashantiは、2021年10月に投資ファンドであるブルパス・キャピタルが投資を実行。
経営陣の刷新、組織改革による新体制で迎えた2022年度決算は2023年1月31日に締められ、結果、前年比売上112%、店舗数136%の成長となりました。
▼売上
19億円(前年比112%)
2021年度と比較して約2億円増。市場を大きく上回る約12%の成長率となります。
▼店舗数
64店舗(前年比136%)
今期は直営店、FC店含め17店舗出店。関西・九州・東海エリアへの初進出を果たしました。
業績好調の背景
業績好調の背景には当社の目標である“スタッフファースト”を軸にした「経営勉強会始動」「FC2.0制度新設」「人事制度刷新」が挙げられます。
背景①:経営勉強会始動
社内にコーチングプロジェクトを発足し、独立志望者に向けて月2回の経営勉強会を行いました。各店舗で活躍するスタッフ約30名が参加し、次世代のマネージャーや幹部育成を行いました。個人の思考資産・知識資産の形成、経営者の事業計画、物件取得、マーケティング、お金と税金、会社登記、採用と定着化、人材育成等の幅広いテーマで講義を行いながら、一人ひとりの強みを生かす教育機会を創出しています。
▲研修会の様子。各店から経営を学びたいスタッフが集まります
「自ら考えて、成長できるコーチングのおかげで他人と比べず、自分の強みが理解できました。将来、進むべき道が見えました。」
「管理職や経営者に必要な知識が勉強できる貴重な機会になりました。独立に対するモチベーションアップにもつながりました。」
といった参加者からも高評価を得ることができました。
背景②:FC2.0制度新設
フランチャイズと独立開業を掛け合わせた「FC2.0」新制度を整備。フランチャイズのメリットである仕入れルートの確保や資金調達のサポートはありながら、店名やコンセプト、内装、メニュー構成はオーナーが決めることができます。「自分の店を持つ」という多くの美容師が持つ夢を実現できるようになりました。新制度を利用して2名が独立。当社のグループとして、独創性のある店舗が加わりました。
▲新しいFC制度を利生して2022年10月に茅ヶ崎へ出店した「rebo(レボ)」
背景③:人事制度刷新
組織改革の一環として、人事制度を変更。年齢や性別、経験に関係なく管理職に登用できる制度に変わりました。特に、千葉エリア担当の24歳の最年少マネージャー誕生と女性管理職割合71%増はその象徴と言えるトピックスです。一人ひとりが持つ多様なポテンシャルを最大限に活かすことのできる制度導入で、人材の育成・定着へとつながり、22年11月に実施したスタッフ満足度の調査結果は97%になりました。
▲働きがいのある環境づくりを目指して、女性が活躍できる環境を整えています
引き続き、当社では美容業界が抱える問題を一つずつ改善し、業界を牽引する企業となることで、成長していきたいと考えています。目下、長時間労働や低所得の問題を労働者視点を持ち、雇用条件や職場環境を改善していくことで、美容室での働き方改革を推進しています。今後も将来設計を見据えた人材育成を軸に、2027年に200店舗突破・1300人雇用を目指し進んでまいります。