こんにちは。GHCの広報担当末澤です。
コンサルティング部門では、医療職として現場経験がある方を積極的に採用しています。今回の社員インタビューはそのうちの一人、2023年4月に入社した理学療法士、神尾さんです。
神尾さんは、訪問看護ステーションの理学療法士から、GHCのコンサルタントへとキャリアチェンジしました。東京で暮らし始めて約10か月の神尾さんは、地元、福井県をこよなく愛すGHCの最年少コンサル。キャリアチェンジしたきっかけからコンサルの魅力まで、語っていただきました。
「医療職でコンサルに興味がある方」や「医療コンサル」という職業を知りたい方は、ぜひ、最後までお読みください!
医療コンサルをめざすきっかけになった2つの出会い
_前職について教えてください。
神尾 前職は、訪問看護ステーションで理学療法士として働いていました。
_なぜ医療コンサルになろうと思ったのですか。
神尾 コンサルをめざしたきっかけは、2つです。1つは、大学休学中に、地元(福井県)で廃校にて卒業前の多職種連携教育を目的に医療学生を100名ほど集めたイベントを開催したとき、ゲストスピーカーとして招いた地域医療の最前線を走る病院長や理事長に出会ったことです。
病院長や理事長とお話しするなかで、一理学療法士としてではなく、病院長や理事長のような高い視座をもって地域全体を見渡し、地域医療をより良くするために貢献したいと考えるようになりました。その後、医療系のコンサルティングファームで、インターンをしました。
_インターンをした医療系のコンサルティングファームはどのような会社でしたか。
神尾 主に民間病院の経営支援事業のほか、訪問看護ステーションやホスピスなども運営している医療法人のトータルサポートをしていた会社でした。
僕は新卒採用を担当していましたが、そこで、はじめて「医療コンサルタント」という職業を知りました。医療コンサルの方々と一緒に働いているうちに、医療職として、現場経験を積んだ後、病院経営を学んで、病院全体をサポートできる「コンサル」になりたいと考えるようになりました。これが医療コンサルをめざした2つめのきっかけです。
大学院で2年間かけた研究を1週間で分析するスピード感
_インターンの後、訪問看護ステーションで働いたんですか。
神尾 インターンの後は病院実習と国家試験を経て、大学院(保健学)に進学し疫学や公衆衛生について学びました。そして大学院に進学すると同時に訪問看護ステーションで理学療法士として働き始めました。
_大学院でも、ビッグデータを活用した分析はしていましたか。
神尾 オープンデータを活用して、将来の人口推移から今後の患者がどのくらい増えていくのか、患者の増加に対して医療供給はどれくらい必要になってくるのかという研究をしました。
GHCに入社して驚いたことが、このとき、2年間かけて研究してまとめた論文とほぼ同様のテーマの分析を、1週間程度の提出期限で、アウトプットを求められたことです。スピード感、分析スキルなど学生とのレベルの違いを体感した出来事でした。
_そうなんですね。入社後、こうした分析技術を学ぶ期間はどのくらいあるのですか。
神尾 2か月ほど、経営分析に関する基礎的な知識を学び、アナリスト試験を受けて、合格するとコンサルティングをしている医療機関の経営分析に携わることができます。
ただ、研修中に学ぶことは、基礎の基礎ですから、実際に現場に出て、日々の業務をこなしていくなかで、新しい分析技術や分析切り口の見つけかたなどを覚えていく感じです。
_入社から現場に出るまでとてもスピード感がありますが、大変なことはありませんか。
神尾 勉強しなければならないことも多く、大変なときもありますが、とてもやりがいを感じています。一部の医療系コンサルティングファームでは、医療職以外の人材も採用している事もあり、1~2年、医療現場で経験を積んだ後、3年目から、経営分析やコンサルティングに携わることが出来るなどといったキャリアラダーが敷かれています。
その点、GHCは、入社半年程で病院訪問もでき、コンサルティングにも携わることができます。早く医療現場でコンサルをやりたいと考えていたため、毎日充実しています。
医療職中心のコンサルティングファームだからこそ理学療法士の経験が生きてくる
_数あるコンサルティングファームのなかで、GHCに入社を決めた理由はなんですか。
神尾 理由は3つあります。
1つは、医師や看護師、薬剤師、理学療法士など、医療職中心のコンサルティングファームだったこと。
医療職中心なので、現場視点で病院全体のカイゼンができる点や、訪問先の病院でも共通言語が多く、自分の理学療法士としての経験を存分に生かせると思いました。
_医療職中心のコンサルティングファームという点に惹かれたんですね。
神尾 会社を選択するうえで、とても魅力的なポイントでした。
医療職だった人間にとっては、GHCのような医療職中心のコンサルティングファームは、多様な業界から転職した人材で構成されているコンサルティングファームよりも「自分が活躍できる」という期待値が高いのではないかなと思います。
_2つめの理由について教えてください。
神尾 2つめは、データを活用し、根拠に基づいた経営カイゼンを行っている点です。特に、1000病院ものDPCデータを基に経営カイゼンを行うことは、他社ではできません。
_最後に3つめの理由について教えてください。
神尾 全国的にも有名な地域の中核病院を支援している点です。僕は地方出身で、地方の医療機関で、理学療法士として働いていたため、地方ならではの課題を肌で感じる機会が数多くありました。
だからこそ、地方で、地域医療に奔走している医療機関の方々を支援していきたいという想いが強かったのです。その点、GHCは全国にクライアント病院があるため、地域医療に注力している医療従事者の方々と接する機会も多く、地方の病院の経営支援を学ぶことができます。
「チームワーク」を第一に考えた「優しさ」がある会社
_入社半年経過して、入社前と業務内容などにギャップはありましたか。
神尾 ギャップはあまりありませんでした。病院経営分析がやりたかったので、病院に提案する資料を作成し、先輩からフィードバックをいただいたり、そうした分析にかかわるすべての時間が自分のスキルアップにつながっていると感じています。
ただ、自分がまとめた資料がGHCの成果物として、クライアント病院へ提案されるため、当然ですが、分析結果に対する責任も伴ってきます。それが学生の頃とは大きく異なり、プレッシャーに感じることもあります。
_不明点などあれば、先輩コンサルには、相談しやすい環境ですか。
神尾 コンサルティング部門ではチーム制が導入されており、わからない事はチームメンバーの先輩に相談しやすい環境だと思います。先輩方は優秀かつ心優しい方がばかりなので、忙しい時でも快く相談に乗ってくれます。
また、先輩コンサルだけではなく、経営者である渡辺さんやアキさんとも定期的に飲みにいく機会があり、直接、自分の考えを話したり、「最近どお?」と気にかけてくれたりします。社員数が多い大きい会社では、経営者の考えなど一方的に聞くだけのことが多いと思いますから、とてもありがたいです。
_飲み会など、お酒が好きなメンバーは多いかもしれないですね。渡辺さんもそうした場が好きですし、情に厚いほうだと思います。
神尾 それが社風に反映されていますよね。一見コンサルティングファームって厳しい、追い詰められるみたいな、ネガティブな印象もあるかと思うんですけど、GHCはどちらかというと、コンサルティングファームの厳しさを残しつつ、「医療をより良く変えていく」という目的に向かって、社員が協力しあって、課題を解決していく雰囲気があります。ある成果に対して、かかわってきたすべてのメンバーを評価していく「チームワーク」を第一に考えた「優しさ」みたいなところがある会社だと思います。
GHCは「急性期病院の影の支援者」
_これからGHCでやってみたいことがあれば教えてください。
神尾 入社動機と共通していますが、プロジェクトリーダーとして地方で地域に根付いた中核病院の経営カイゼンをやってみたいですし、病院における経営企画人財の育成も手掛けたいです。
_では、最後に、神尾さんからみて、GHCってどんな会社ですか? 一言でお願いします。
神尾 一言だと、難しいですけど、やっぱり、「急性期病院の影の支援者」とか、「医療を変えたいと熱い想いをもつ人が集まった会社」ですかね。
_本日はありがとうございました!
神尾さんの1日の業務スケジュール
分析業務の場合
- 9:00/出社し、業務開始(オンラインによるチームミーティング)
- 9:30/病院の経営分析
- 12:00/昼休憩(週1回ほど、先輩コンサルとランチに行ったりする)
- 13:00/各種ミーティング(担当プロジェクトチーム、分析画面チームなど)
- 14:00/コンサル訪問先資料のフィードバック
- 15:00/病院の経営分析、不明点があれば質問・確認する
- 19:00/帰宅
クライアント病院へ訪問する場合 (都内近郊にある病院)
- 9:00/在宅で、業務開始
- 11:00/訪問前に分析資料を最終確認
- 13:00/クライアント病院へ移動(先輩コンサルとは現地集合)
- 13:00~18:00/医療機関でのコンサルティング(分析資料をもとに先輩コンサルが経営カイゼン点を説明)
- 19:00/帰宅(病院訪問報告を作成し、社内外へ配信)
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