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なにをやっているのか

ジャストは住宅、ビル、商業施設、公共施設、工場、ダムなどあらゆる建築・土木構造物の検査・調査・診断サービスを第三者の立場から提供する会社です。例えば東京スカイツリーやランドマークタワーなど、その街のシンボルといえる建築物には必ずといっていいほど携わっています。私たちジャストが中立かつ公正な立場で調査を行うことで、利用される方々の安全・安心に貢献しているのです。 そんなジャストが新規事業として取り組んでいるのが、建物調査のあり方を抜本的に変えるプロダクトの開発。すでに、外壁調査のスピードを上げる仕上材判定AIや、現場撮影の効率化を図る360°カメラの撮影サポートアプリなどがローンチしており、現在はiOS向けの現場用記録アプリ『タテログ』の開発に取り組んでいます。タテログは社内の現場技術者と一緒に磨いたあと、全国50万社ある建設会社に提供する予定。今後、新築は減っても老朽化する建物は増加の一途をたどります。メンテナンスの現場への、最新テクノロジーの導入は必須なのです。

なぜやるのか

建物調査の「負」を100%解消したい。 ジャストがそう考えるのは、社会にテクノロジーが浸透する一方で、メンテナンス業界はいまだ業務のやり方がアナログだから。「1日かけて現場を周り、1日かけて報告書を作る」といった業務のやり方が当たり前のように行われています。点検/調査技術者の長時間労働は弊社だけではなく、全国50万の建設会社共通の課題です。 最近は紙の図面ではなくiPadやタブレット端末を持ち歩く技術者が増えるなど、少しずつ調査の効率化が行われています。しかし、一度現場で記録したことを会社に戻ってパソコンで入力するといったワークフロー自体の変革には至っていません。 ワークフローを根本的に変えるためには、ただ最新テクノロジーを導入するだけでなく、ユーザーに徹底的に寄り添ったプロダクトを開発する必要があると考えました。それが現在開発中のiOS向け現場用記録アプリ『タテログ』です。 ジャストがこのプロダクト開発に取り組む意義は2つあります。 1.日々蓄積される点検/調査データがある。 AIを活用する上でデータは“宝の山”。点検/調査の専門会社だからこそ入手できるデータの量と質があります。 2.ユーザーが社内に存在する。 『タテログ』の開発段階におけるユーザーは社内の点検/調査技術者です。ユーザーが社内にいるからこそ、必要とされる機能を割り出し、ITに馴染みのない社員でも違和感なく使えるUI/UXを追及できるのです。 ジャストが目指すのは、メンテナンス業界において『タテログ』が空気のように当たり前になる世界。エンジニアにとってのPCのように『タテログ』が現場のスタンダードになれば、点検/調査技術者は本来やるべき仕事に十分な時間を割けるようになります。

どうやっているのか

新規事業を手がけるイノベーション企画部では、6つの行動指針を設けています。 ・楽しく仕事する ・みんな成長する ・敬意を持って接する ・コミュニケーション良く ・Be Positive ・超速意思決定 この中で一番大切にしているのは「楽しく仕事する」こと。社内では若い組織である私たちは、明るい雰囲気の中穏やかに開発を行なっています。 イノベーション企画部のメンバーは現在12人。建設チーム、エンジニアチーム、UI/UXデザイナーで構成されており、上下関係はなく、のびのびと自分の興味を伸ばしていける環境です。 建設チームには、点検/調査に長年携わってきた現場のプロフェッショナルが。エンジニアチームには多様なバックグラウンド(医療系ソフトウェア会社、コンサル会社、SIerなど)を持つエンジニアが集まっています。現場のプロである建設チームとITのプロであるエンジニアチームが共に開発に携わり、ユーザー目線でのプロダクト開発を実践しています。 また、ジャストには社員一人ひとりが能力を発揮できる職場を作るための制度として、社員同士の他薦による「従業員表彰制度」と、職場環境の改善提案が随時可能な「提案制度」があります。例えば、若手社員発案の若手社員限定合宿(参加は任意)や、ヨガレッスンによる健康管理プロジェクトが、この提案制度から生まれました。 そんなジャストのオフィスは、横浜市江田にあります。横浜や町田へのアクセスも良好ながら、通勤ラッシュとは無縁の穏やかな立地。通勤にストレスを感じることなく開発に集中できます。 リモートワークを活用し、「今日は相談があるから出社」「今日は集中したいから自宅で開発」といった自分のペースでの勤務も可能です。