技術部門で働く人材に、セムコの仕事内容についてヒアリングしました。
ー自己紹介をお願いいたします。
大学院卒業後、1社を挟み、2008年7月に27歳で入社して以降、技術部で仕事をしています。
ー技術部門ではどのような仕事をされているのですか?
技術部は現在9名です。お客さまとの仕様を決めるための図面作成や、部品を手配する上で必要な技術資料の作成をメインとする部門です。私は管理者であると同時に、自分の案件も持って手を動かすプレーイングマネジャーです。
具体的にどのような業務をしているかといいますと、例えば今は、来年度のISO9001更新監査に対する計画を立てています。
また、これまで弊社のメインは船用の機器でしたが、陸用の機器として、センサー信号を無線で飛ばして、パソコンやタブレットで見るIoT機器の取り組みをしています。私は、このプロジェクトで使われる部品の調査を行っています。
ーセムコはより良い組織作りのためにチームコーチングを取り入れているそうですが、効果をどのように感じていますか?
定期的なコーチングでは、社内で集まるもの、代表取締役の宗田さんと1対1で行うもの、外部の方と1対1で行うもの、期中・期末で経営に関係するメンバーが集まって行うものがあります。
私は管理職でもあるので、どういう考えで業務を進めれば、皆が働きやすくなるかということを念頭に置いて、コーチングを受けるようにしています。
技術系の人間は、意見をしっかり持っているのですが、なかなか言いだせない人間が多いのです。私は、とにかくさっさと決めて、早く進めていきたいタイプなので、気を付けるようになりました。意見を求め、じっくり話を聞くように努めるようになったおかげで、皆で活発な議論ができるようになったことは、チームコーチングの大きな成果だと考えています。
ーあなたにとって、セムコとは
遊び場と言ったら怒られそうですが、好きなことをさせてもらえる場所です。もちろん仕事ですから大変なこともありますが、何事もポジティブに捉えて、言葉に出していくと、実際に好きなことができる所になっていくことを実感しています。
もともと、ものづくりにしか興味がないと言っても過言ではないくらいの人間なので、悩んだ結果、良い製品ができるということにやりがいを感じています。どちらかというと、製品ができた後よりも、作っている過程に喜びを感じます。
理由もなく好きなものは、時間を忘れて、ストレスを感じずに取り組めるものです。管理者としては、メンバーとコミュニケーションを取りながら、彼らの好きなものをどんどん見つけてあげて、それを仕事に生かせるようにしていきたいと思っています。