なにをやっているのか
私たち中商事株式会社は、「ワクワクで持続可能な地域の未来を創る」をコンセプトに、ホームファッションを扱う繊維商社です。
大正12年に呉服の小売として創業し、昭和26年に現在の中商事を設立。現在は衣服や服飾雑貨、インテリアなどのファッション関連商品を扱っています。
■事業内容■
・卸売事業
幅広い商品を展開する総合力が特徴の「仕入れ販売部門」、自社企画の商品生産・販売を行う「企画製造部門」を内製化。OEM・ODM事業では綿密な打ち合わせのもと、お客様の理想を具現化できるよう努めています。
・小売事業
卸販売で培ったノウハウをベースに、実店舗はもちろん通信販売にも取り組んでいます。ここで得たナレッジを商品開発に活かしています。
・製造事業
受け継がれた高い技術力と丹念なモノづくりが特徴の事業です。編立から縫製までを自社内で完結できるため、安定した品質で提供できます。
・サーキュラーエコノミー事業
大量生産・大量消費・大量廃棄の流れを断ち、循環型の仕組みを構築。具体的には環境に配慮した商品を小売で展開します。
現在はプロダクトの企画・選定フェーズで、リサイクルされたペットボトルからTシャツを作成したり、蜜蝋を原料にしたラップを製造したりと、さまざまな商品展開を計画中です。
その他、廃棄に回す前に弊社工場で修理したり、回収した衣料をレンタルしたりする、環境に配慮した「コト」のサービスも考えています。
■今後の展望■
これまで私たちは、アパレル商品の卸売や小売事業を通して地域の発展を支えてきました。一方で、私たちアパレル業界は環境負荷をかけてしまう側面もあり、自ら率先してこの問題に取り組んでいく必要があると考えています。
サーキュラーエコノミー事業を大きすることで地域の環境問題を解消し、持続可能な未来を創っていきたいです。
なぜやるのか
■ワクワクで地域の未来を創る■
「ワクワクで地域の未来を創る」という理念は、お客さまはもちろん、自分たちの心に響かないサービスは提供しない、心が動くものだけを届けていきたいという覚悟であり、誠意でもあります。
これまで生産者と職人、商店とお客さまなど、たくさんの人と製品、また地域をつないできました。
これからも、これらの財産を未来につないでいくために、私たちは「地域コミュニティの活性化」「瀬戸内エリアの価値創造」「インフラ(生活の基盤である衣類)の供給」「地域のモノづくりを支える」といった4つの取り組みを進めています。
つなげていくこと、ワクワクしながら未来を想い描くことで、より良い未来を創造して参ります。
<瀬戸内海の島々と穏やかな海、暮らす人々の営みを守る>
産廃の撤去の歴史をもつ豊島には「自分たちのことは自分たちで」という志があります。
私たちはこの志をもう一度見つめなおし、瀬戸内から持続可能な社会の実現を目指します。
■日本のモノづくりを残す■
ファッション産業はグローバル化の影響を受け、国内生産量は10年前の半分に減少しました。市場ではファストファッションが台頭し、ファッションの低価格化が加速します。そのため国内市場が鈍化する中でも供給量は増加し、今では衣服の大量廃棄という問題が起きるまでなりました。
この衣料の大量廃棄の解決には、効率を追求するあまり分断されてしまった生産者と消費者との関係を見直し、国内生産を活用した顔の見える関係づくりが必要だと私たちは考えます。顔の見える関係になることで商品に対する愛着が増し、その愛着に国産技術を活かした高品質なモノづくりが合わさることで、衣服と消費者の関係が長期的なものへと変化するはずです。
日本国内には、高い技術や志をもった繊維関連の企業が残っており、地場産業として地域の雇用にも貢献しています。
私たちは自社の製造だけでなく、そうした企業様と連携し「日本のモノづくりを残す」ことで、衣服と消費者の関係を再構築し、廃棄問題の解決や地域の発展に貢献していきたいです。
どうやっているのか
■私たちの強み■
地方の会社には珍しく、モノづくりから物流・販売・小売までトータルで内製化できており、大きな強みとなっています。衣類やホームファッションなど幅広い商品を展開する総合力も特徴です。ライフスタイル全般のプロダクトを開発・提案しています。
■活躍中のメンバー■
現在53名ほどのメンバーが活躍しています。
真面目で誠実な方が多く、カジュアルな雰囲気の中、コツコツと業務に取り組んでいます。
■オフィスの雰囲気■
組織としてはフラットで風通しの良い環境です。年齢や職歴を問わず、メンバー同士はさんづけで呼び合っています。挑戦したいことに取り組める環境も魅力です。
■働く環境・働き方■
時間よりも成果を重視しており、きっちり仕事をこなせれば比較的自由な環境で働くことができます。場合により、在宅勤務や時短勤務を取り入れることも可能です。