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新入社員に伝えたいこと

4月に新入社員として会社に入社した皆様
いかがお過ごしでしょうか?

2ヶ月経って仕事に慣れてきましたか?
それとも
2ヶ月で社会の洗礼を受けていますか?

ほとんどの人が
後者なのではと思う
社会人十数年目の私。

新しい環境
慣れない仕事
真新しい人間関係

社会に出て十数年経って
やっと落ち着いて周りが見れるようになって
ある程度俯瞰で見れるようになったっていうのに
2ヶ月やそこらで慣れるわけないですよね。

今日は私が新社会人時代に感じたこと
そして教育する側に立った時に感じたことを書きたいと思います。

「こうでなければならない」「こうであるべきだ」はある種の呪い


私は社会に出た時に
「大人」という自由を手に入れてかと思いきや
学生の頃よりも「こうでなければいけない」「こうであるべきだ」
という風潮がより強くなったように感じました。
(私が勤めていた会社特有の風潮だったかもしれないが(めちゃくちゃ体育会系企業だった))

それを突き詰めようと突っ走った若かりし頃の私ですが
今思うとそれはある種の「呪い」だったんじゃないかと思います。

上の人間は
学生上がりの半人前を「社会人」として成り立たせないといけない
そのためにありとあらゆる手段を使う。

その一つがこの「呪い」だったんじゃないかって。

「社会人はこうでなければいけない」
「仕事とはこうであるべきだ」
という呪文を毎日のように唱えられることによって
うまくいけば思い通りの使える部下が誕生するわけですから。

行き先を示すのではなく
確定して寄り道させず背中を押した方が楽ですからね。

自分が人を育てる立場になった時に
その気持ちも分からなくもないと思いました。

自分の業務に加えて人を育てるって結構な労力ですから。

でもそれって本当に相手のためになってるのだろうか?

迷い悩み、時には寄り道をさせることも
教える側の勤めなのではないか?

自分が教育する側になって
ふとそんなことが頭をよぎりました。

もちろん技術的なことや
TPO、礼儀などの仕事としての業務はしっかり教えた上で
やり方や進め方などを
迷い悩む時間を後輩自身に持たせることって
決して悪いことじゃないと思うんですよね。

その時間って
絶対に後になって必要だったと思える時間だから。

教えてもらった答えより
迷って悩んで出した答えの方が
比べ物にならないくらい脳に焼き付いているから。

そしてその時間によって
今後出会うであろう右も左も分からない後輩の気持ちも
おざなりにしないようになる。

育てる側は、相手が助けてと言える環境と
手を差し伸べる準備と相手の変化に気がつける心構えを
整えておけばお互い成長できる気がするんですよね。

教育って「調教」じゃないですからね。
「育む」ですからね。

理想論と言われればそれまでだけど
理想論ってある程度持ってないとね?って思う今日この頃。

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新入社員として社会に出たばかりの皆さんは
会社のやり方や上司のやり方に思い悩むことも多い日々かと思います。

でもそれは「一つのやり方」であって
「正解」だと思う必要はないと私は思います。

人それぞれ合う方法があって
それを探す旅に出てるくらいの気持ちを心の片隅に置いて
ちゃんと自分の逃げ場所を作ってあげてください。

焦る気持ちばかりが先行してしまいがちな初夏ですが
迷い悩むことも実は悪くないのかな?

って少しでも思っていただけたら幸いです。

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