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【社長インタビュー】社員ファースト経営で、リサーチアンドソリューションの未来を築く。入社から社長就任までの想いと決意。

リサーチアンドソリューションは、大手建設コンサルタント、株式会社オリエンタルコンサルタンツを核とするオリエンタルコンサルタンツホールディングス(スタンダード市場上場)の一員です。福岡と東京に拠点を置き、幅広い分野でソリューションサービスを提供しています。1979年に福岡県福岡市で設立した吉井システムリサーチ株式会社が、2011年10月に株式会社オリエスシェアードサービスと合併し、現社名「株式会社リサーチアンドソリューション」として、現在に至ります。

自社開発の公共向け土木積算システム等のパッケージシステムの開発、販売をはじめ、スマートデバイス(弊社アプリのぷらり、SOCOCA、CheckNote)を活用した防災・道路交通・上下水道等の社会インフラ系システム開発や、法人向け業務系システム開発等を手掛ける「システムソリューション事業」と、総務や経理を始めとした事務管理業務や車両管理業務などのアウトソーシングサービスを提供する「ビジネスソリューション事業」を二つの軸として、事業を展開しています。

今回のインタビューでは、弊社のミッションや今後の展望について迫ります。清見社長の今までのキャリアや、社長就任時の想い、大切にしている経営ポリシーについてお話を伺いました。

代表取締役社長 清見 光生

– 清見さんのこれまでのキャリアを教えてください。
出身は下関で、大学入学を機に福岡へ来ました。当時は、今のようにITが身近な存在ではなかったのですが、漠然と将来を考えた時に、これからの世の中はIT技術がさらに発展し、デジタル社会が近い将来やってくるなという思いは持っていました。よって大学は情報系の学部を選び、IT技術を身に付け、将来ITで豊かな社会創りに貢献出来る職に就きたいと思い、プログラムの勉強をしてきました。

– そうすると、元々はエンジニアとして就職したんですか?
そうなるつもりで就職活動をしていたんですが、結果的にエンジニアにはなりませんでした。就職活動の中で、複数企業が集まる展示会に参加した際、福岡に拠点をもつIT企業がエンジニアの新卒採用をしていることを知り、迷わず応募しました。これが、吉井システムリサーチであり、今のリサーチアンドソリューションとの出会いです!
最初はエンジニアとして選考に参加したのですが、二次面接から選考職種を営業に変えてもらいました。理由は、自分の強みを考えた時に、技術より営業の方が適性があるのではないかと思ったからです。

– なぜ営業職の方が強みを活かせると思ったんですか?
学生時代は、ガソリンスタンドやファーストフードなど、接客業を中心にアルバイトをしていて、お客さんと話すのが好きだったし、純粋に新しい出会いが楽しかったんです。
自分にはない価値観に触れたり、人と人の繋がりを形成していくところに喜びを感じるタイプだったので、仕事をしていく上でも、この喜びや楽しさを活かしていける方が自分は活躍できると思ったんです。
少し迷いはあったものの、大学で学んだ情報の知識と自分の長所を活かせる選択肢を優先し、IT企業でしたが、営業職を志願しました。当時、社長の奥さんが専務だったんですが、営業に変えたいと伝えたところ、本当にいいの?って何回も聞かれましたが(笑)、無事内定をいただき、今に至ります。

– 入社後は、具体的にどんなことをされていたんですか?
現在の主力事業でもある、土木積算システムのパッケージソフトを官公庁へ導入してもらう営業からスタートしました。当時は、官公庁がようやくPCを入れ始めたくらいのタイミングだったので、現場の方々はそもそもPCの使い方にも慣れていないので、まずはPC操作のレクチャーから始めていくようなIT推進活動をしていましたね。今でいうカスタマーサクセスの役割に近いです。
当時の積算業務は、工事にかかる費用を1項目ずつ電卓で計算し、計算結果を紙やワープロを使って記入していく方法が一般的でしたので、大規模な工事になるほど膨大な作業時間を要してしまい、ミスも増える他、深夜残業が当たり前の世界でしたので、非常に過酷な作業となっていました。
その業務課題を私たちの積算パッケージを用いることで、正確性が高まる他、何よりも大幅な積算作業時間の短縮に繋がる事から、過酷な作業から脱却できる画期的なシステムとして、官公庁の職員の方々に大変喜んでいただけました。
お客様の課題をITの力を使って解決に導く、という仕事の面白さや充実は、常にお客様視点で物事を考え(Research)、これまで培ってきた豊富な知見と創意工夫により、お客様にとって最適な解決策(Solution)を導き出すことを使命する弊社のミッションに通じていると思います。

– ずっと営業職一筋なんですか?
そうですね、平成8年に入社してから10年以上の間、主力事業である積算パッケージのシェア拡大に携わってきました。その後、スマートフォンアプリのビジネス活用提案を、製造業、医療、介護、福祉、不動産、建設コンサル等、様々な業界に行い、民間企業の新規顧客開拓に勤しんできました。平成26年4月には、会社として事業戦略室を立ち上げる事となり、事業戦略室の室長として、弊社の新たなクラウドサービスをリリースする取り組みも経験しました。平成28年10月に営業部長として官民問わず部門の事業全体を管理する立場になり、福岡支社長になったのが、5年前の令和元年です。その後社長に就任しました。

– 社長へのオファーは、率直にどう思われましたか?
非常にありがたいお話とは理解しつつも、正直、即答でイエスと言えたかというと、少し心の準備は必要でした。
当時は福岡支社長という立場で、支社の基盤整備を行い、組織としてさらに強くしていく為の施策を実行して間もないタイミングだったので、今の自分にその重責が担えるのか、受けていいものかどうか、その時は即答できなかったんです。
ただ、入社当時からの会社の歩みや自分のキャリアを振り返った時に、ここから先は、会社の良いところも、逆に足りないところも、時間をかけて理解してきた自分だからこそ、出来る事があるのではないか、そこに自分の力を発揮していく事は、さらに大きなやりがいと自分自身の成長に繋がるのではないかと思うようになりました。
そして、会社の良いところを伸ばし、持続的に成長曲線を描いていける組織、チーム作りを社長という立場で取り組む決意をし、オファーを受ける事にしました。

– 社長として大切にしているポリシーを教えてください
大きくは3つあり、「顧客満足度の最大化」「社員ファースト」「効率的効果的な経営」がキーワードになっています。
一つ目の「顧客満足度の最大化」は、事業方針の話です。
お客様のニーズ、時には厳しいご意見も正しく受け取り、高い品質と価値ある製品作りに全力を注ぎ、追い求めるチームであること。全社員が共通して、向かうべき先はお客様の喜ぶ姿と強固な信頼関係構築である事を大切にしながら、お客様へ提供する商品やサービスの価値を常に高めていきたいです。
また、お客様の満足度も追求していく一方で、社会への貢献度も大切にしていかないといけないと思っています。自分達の事業が、社会に対してポジティブな影響を与え続けられるような、持続可能なビジネスを追求していきたいと考えています。

二つ目は、組織の考え方です。
言葉だけではなく、「社員ファースト」である事を体現し続ける組織でありたいと思っています。この「社員ファースト」という言葉には、とても思い入れがあるんです。
なでしこジャパンの佐々木元監督がおっしゃっていた「プレイヤーズファースト」という言葉からインスピレーションを受けているのですが、プレイヤーの思いを大事にしながら監督はプレイヤーのパフォーマンスを最大限発揮出来る環境創りをしていく事を表した言葉なんですね。
私も、会社の社長として同じ気持ちで、社員の成長やパフォーマンスを最大化する為に必要な環境を整備していきたいと思っています。会社の成長や事業の成功には、社員一人一人の成長実感や幸福度が最も重要です。社員一人一人が思う、働きやすさ、やりがい、成長を、いかに組織で形成していくか、環境の整備や仕組みづくりはより一層力をいれ、会社の将来を社員と一緒に描く経営をしていきたいと思っています。

三つ目は、経営方針です。
今までにあげた3つを達成するためには、「効率的で効果的な経営」が必要であると考えています。展開する事業の拡大を目指すにあたって、プロセスの最適化や最先端のテクノロジーを積極的に活用するなど、常にアップデートをしながら生産性を向上させ、より効率的に展開することを求め続けたいと思っています。

– リサーチアンドソリューションの強みを表すとなんですか?
「お客様視点で、寄り添いながら課題解決ができること」ですね。
これは、どの事業部も共通してもつ最大の強みであり、今後もぶれずに大切に継承していきたいと考えています。
どんなに優れた技術やスキルを持っていても、ここの姿勢がぶれてしまっては、お客様と末永い関係を築く商品やサービスを創り上げる事はできません。
また、この姿勢に必要なスキルを補い続けることで、どんな時代にも負けない事業、組織を形成できると思っています。
今後も、お客様視点に立ち、寄り添うことを大切しながら、自身のスキルを磨き、新しい事にもチャレンジ出来る仲間を、増やしていきたいです。

– 最後に、今後の会社のビジョンを教えてください!
積算システムに次ぐ、コアな主力商品やサービスを創り出していく事が求められています。
ITとBPOの2軸で展開しているので、システム開発力と管理業務ノウハウを蓄積、結集し、それぞれ領域の強みを掛け合わせながら、展開できる領域を広げていき、その先に新しいサービスを生み出し、会社としてのブランド力向上に繋げていきたいと考えています。
主力の積算から派生した新たな商品開発を行うとか、過去の様々な受託開発経験で得られた技術力を活かした新たな商品企画を行ったり、社会インフラ事業を展開するグループ企業と連携した新たなITを活用した社会価値創り等、強みを活かした今後の展開は様々あり、チャレンジできる事は沢山あります。
会社の強みをさらにアップデートさせていきながら、社員にとっても、さらに自慢となる会社に成長させていきたいですね。

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