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【社員インタビュー #5】数々の上場企業を経て入社。スタートアップのbattonに入って気付いたこと

第5回目の社員インタビューは、株式会社battonで営業を担当している笠井博志さんにインタビューをしました!
battonが5社目ということですが、1社目では、20名規模から数1000名の会社まで拡大するフェーズ経験された笠井さん。そんな笠井さんに、拡大フェーズを通しての学び、そして上場企業からスタートアップ(batton)へ挑戦したからこその気付きをメインに、インタビューを行いました。

目次

  • 数々の上場企業での活躍、そしてbattonへ

  • 数々の成長企業での苦難を経て

  • AIカンパニーとして

  • 学生に向けて

数々の上場企業での活躍、そしてbattonへ

――笠井さんの経歴と実績を教えてください!
笠井:2002年にエン・ジャパン株式会社に入社し、中途採用領域、業界部門ごとの組織の立ち上げなどを行いました。今でこそ名の知れた大企業ですが、当時は20名ほどの会社でしたね。最速でマネージャーに昇格して、部門立ち上げ等も経験しました。
その後2013年に株式会社エス・エム・エスに転職し、医療介護領域の人材紹介事業を複数立ち上げて、1年で全て黒字化に導きました。
その後は株式会社ケアサービスという、介護サービスを提供している会社に採用責任者として入社しました。そこでは年間で約300~400名の採用していたのですが、年間で1億ほど経費をかけていたところを5000万円まで引き下げました。また、入社後の定着率も1.2倍ほど引き上げましたね。同社では、3000万円の出資をうけて子会社の取締役にも着任しました。

その後、縁あってbattonに入社したのですが、きっかけは社長からのお誘いですね。
社長とは学生時代のアルバイトが一緒だったのですが、当時一緒にビジネスやろうよ!って言ったじゃん!って話になって(笑)
僕はすっかり忘れてた(笑)のですが、それをきっかけに今後を真剣に考えたんですよ。
その時、僕は今まで上場している会社にずっといて、意思決定に一定の制約が伴うことが多かったんですよね。なので、偉くなればなるほど窮屈だなと感じていたんです。自由がないというか。だからこそ、「一度、自由な環境に身を置いてみるのもありなのでは」と考えたんですよね。悩みましたが、もうこんな挑戦をするチャンスはないだろうと思ったので、入社することを決めました!!


ーーいくつかの上場企業で成果を残されてきた笠井さんですが、その秘訣を是非教えてください!
笠井:全てに共通しているのですが、「結果にこだわる」そして、「顧客の解像度を上げる」ということが重要でしたね。

①結果にこだわる
1社目では求人広告を売っていたのですが、求人広告を出して、採用できなくても仕方ないという認識が一定はあったんですよね。でも僕はそこで、採用成功にこだわるというところを意識していました。入社した後の成功にこだわらないと、お客さんには喜んでもらえないんですよ。

これはある事件がきっかけでその考えに至ったのですが、その事件というのは2008年に起きた「リーマン・ショック」でした。リーマン・ショックが起こる前、インターネットの波がちょうどきていたんですよね。求人広告も紙からネットに一気に切り替わって、営業すれば「とりあえずネットを触りたいから受注!」っていう流れだったんですよ。当時は成果にこだわるよりも、ネットって言って受注するような流れになってしまってましたね。でもリーマン・ショックで一気に顧客離れが起こって、会社として自分のメンバーも希望退職させざるをえなくなった時、何が問題だったか真剣に考えたんですよね。
そこで、「お客さんの顔を見ていなかったな」と思いました。そこから、「お客さんに真剣に向き合わなければだめだ!」と行動していくと、みんなマイナスな環境・市場にも関わらず、次のサービスを展開しようと目を輝かせているんですよね。新しい技術とかを使って考えているのがすごく面白くて、自分もお客様に貢献しなくてはいけないと強く思ったんですよ。そこで結果にこだわったからこそ、ガンガン受注できるようになりましたね。

②顧客の解像度を上げる
2社目であるエス・エム・エス時代に、人材紹介業の立ち上げに携わったのですが、当時の上司が本当に優秀な方でした。高学歴で経歴も華々しい方だったのですが、その方が特に素晴らしかったのが、顧客の解像度をめちゃくちゃ上げるというところだったんですよね。

その方は有名なコンサル会社出身の方だったんですが、まず、顧客の解像度を徹底的に上げるんですよ。情報収集を徹底的に行って、インタビューなどもめちゃくちゃする。とにかく情報に抜けをつくらないんです。
その方と人材紹介事業の立ち上げを一緒に行ってて、病院とか医療従事者の方にヒアリングしまくってたんですけど、時には鴨川までバスで行ったりとかもありましたね。鴨川って都内から3時間ほどかかるんですけど、そのためだけに行く、みたいな。そこで1時間~2時間色んなことを聞くんですよ。まず転職ってどう考えるの?とか、転職を考えたときに何を見る?どう検索する?ってところから、今どういう環境で、転職したくなる瞬間はどんな瞬間か、どういうエージェントと付き合いたいか。とにかくひたすらヒアリングするんです。そしてこのサンプルを、企業側と求職者側それぞれ20~30集めていって、そこから、どういうプロセスでアプローチするのが良いかを決めていくんですよ。ここまでやると、彼らにどういうベネフィットを提示できるか明確に分かるので、自信を持って提案できるんです。この経験から、顧客の解像度を上げるってすごい重要だなって思いましたね。

数々の成長企業での苦難を経て

ーー1社目では、20名規模から数1000名の会社まで拡大するフェーズをを経験されたかと思います。笠井さんにとって、それはどのような経験でしたか?
笠井:2つ、気付いたことがあります。1つ目が、「モメンタムって大事!」ということです。これに気付いたのが、「拡大期に、既存社員の倍の新人を採用したものの、1年で半分辞めてしまった」という出来事があってからでした。モメンタムって「いける!」という感覚なんですけど、結局人ってその感覚が大事なんだなって。光があるからこそ、人は頑張れるし、逆にそれが見えないと辞めてしまうんですね。ロジカルなプロセスを組むことも重要ですが、人の気持ちは意外と単純で、光が見えるからこそ人ってめちゃくちゃ動けるんですよ。

そして、もっと大事なことが、2つ目に繋がるのですが、やることを明確に、シンプルにするということ。人って色んなことをやろうとすると迷うんですよね。だからこそ、戦略を決めて、メンバーが簡単に売れる仕組みをいかに作るか、これが組織を急拡大させるにおいて大事なことだと思います。
営業でも業界特化のチームをつくったり、訪問に行く会社の基準を明確に設定して、電話の段階で見極めて受注角度の高いところにだけ訪問にいったりしていました。やはり、やることを絞ってそこにエネルギーを注ぐことが大事だと思います。

こういった学びは、今の仕事でも重要な学びとなって活かされていますね。
あれもこれもやろう、っていう話になっていたら、「それってそもそも必要なんでっけ?」って起動修正して、絞ったり。やっぱり、リソースが一つに集中するとエネルギーが爆発するので。

ーーbattonの創業期はどのようなものでしたか?
笠井:一言で表すなら、本当に「カオス」でした(笑)でも楽しかったです。
当時は世の中がDXの流れだったので、そのワードに惹かれるお客さんに対してひたすら行動しましたね。

ただ感じたこととしては、今までは1000名以上の会社にいることが多かったので、会社のリソースに頼りっぱなしだったんだなと。営業リストも会社から与えられたものですし、他にも困ったことがあれば誰かしらが助けてくれました。でもbattonでは全部自分たちでやらないといけなかったので、請求関係や入金とか、時には受付をやったりとか(笑)
でも色々やれてよかったですね、結局、自分は会社に守られていたんだなと気付くことができたので。
それはビジネスマンとして、大きい気付きだと思います。

ーーbattonは今、「創業期」から「拡大期」へと差し掛かっています。
拡大期だからこそ経験できるような、学生にとって特に魅力的な成長機会はありますか?
笠井:シリーズAの前なので、月並みな表現ですが、やることが多いんですね。だからこそ、他の企業では新人に任せないような領域も権限譲渡していかないといけなくなります。
成長するのに一番大事なのは、事業を立ち上げて、簡単にはうまくいかないからこそ、改善策を考えて実行していくような、要は脳が汗をかくようなプロセスだと思うんです。battonのサービスは立ち上がったばかりなので、その過程を学べるのが大きいと思います。

AIカンパニーとして

ーーもともとITやAIへの興味は強かったのですか?
笠井:入社前は正直、そこまで興味は強くありませんでした!(笑)
私が入社した6年前は、AIもそこまで売れてなかったですね。
ただ、今の時代でAIカンパニーを選ぶのは当然の流れかと思います。自分を押し上げてくれる波に乗れるかどうかは、技術や業界の動向が大事ですからね。自分の能力を5倍、10倍にも伸ばしたいのであれば、そういういった環境を選ぶことをおススメします。そういう意味では、AIはかなりホットな業界だと思います。

――そういえば最近、社内で「AI研究会」が立ち上がりましたね!
笠井さんの発信から立ち上がりましたが、そこにはどのような想いがあったのでしょうか?
笠井:いやー、新卒で入社したメンバー、みんな、ほんとにすごいんですよ。
すごいの一言に尽きる。何がすごいかって、ITやAIに関しての興味、そしてその情報収集力。これは財産だと思います。そしてその財産を会社の中でも皆で共有して、batton全員が同じレベルで思考、会話できたら、とんでもないことが起こると思うんです。彼らの頭の中を一般化したら、知見も増えるし、新たなビジネスアイデアもどんどん生まれてくると思ってます。そんな想いで、「AI研究会」を立ち上げました!


ーー今後AIを活用する企業として、どのようなインパクトを世の中に与えていきたいと考えていますか?
笠井:そんな大それたことは考えてないですが、目の前のお客さんが、より簡単に弊社のサービスを使えるように、AIの力を使ってアップデートしていきたいですね。
私たちが今お付き合いしている製造・卸の会社さんって、本当にぐちゃぐちゃの帳票を毎日扱っているんですよ。それをお客さんは本当に困っていて、けど取引先自分たちではどうすることもできないという状況。今はそのぐちゃぐちゃの帳票に記載された文字を弊社のツールでデータ化してますが、その設定をお客様自身で簡単に設定できるようになるとか、ワンタッチでできるようになるとか、もっと利便化させてお客様の役に立ちたいですね。

学生に向けて

ーー就職活動をする上で、大事にするべきポイントがあれば教えてください!
笠井:目的を持つことです。30代で自分が何をしたいのかをある程度想定して、そこから逆算して今の自分に必要な環境を選択することをおススメします。例えば、将来自分で会社をやりたいのであれば、
ド・ベンチャー企業に行って全部自分でやってみるとか。

また、「人が良い」という理由でその会社に入るのはやめた方が良いかと思います。人は流動的なので。人に依存するのではなく、自分の利益に繋がるかという観点から考えることをおススメします。

――battonは、どんな学生に向いていると思いますか?
笠井:良い意味で、うちに普通の学生は来ないですね(笑)
うちのコンセプトが、"誰もが、仕事を遊べる時代へ”なので、仕事を遊びやゲーム感覚で捉えて、
楽しめる人が向いているのではないでしょうか。
なので、「とにかく面白いことをやりたい!」「ふざけることが好き!」にはおススメです!

逆にうちは超ポジティブなので、何事もネガティブに捉えてしまう人には合わないかもしれませんね。

――学生に向けて、メッセージをお願いします!
笠井:誰がbattonに入社しても、一人前に育てる自信があります。
これは僕の持論なんですけど、絶対に人は苦手なものもあれば、得意なことも必ずあると思うんです。
でも世の中がその個性を一般化しようとしていて、ぶっ潰してきたわけじゃないですか。でもbattonはその個性を認めてくれる会社なんですよね。個性を削らないというか。

また、自信を持って言えるのが、battonは正しいことを正しくやっている会社です。キラキラ感よりも全うにビジネスをしようという人材が多いのではないでしょうか。
やはり、ビジネスマンとして、最初に入った会社の考え方というのが、その人の骨となる土台をつくっていくと思います。明らかに人を騙している会社にいた人は、どこかの決断でそうなってしまいます。
真っ当な会社というのは、ごまかさず、誠実。battonは誠実すぎるくらい、誠実な会社です。僕はbattonのそんなところが大好きです。

また、battonは今、超おいしいフェーズです!入るのであれば今がチャンスです。
さらににbattonはこれから上場するので、10年後・20年後に「battonの上場前からのメンバー」と優越感を味わえますよ(笑)





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