楢﨑 弘太(ならざき こうた)
2023年4月入社。財務支援部CBT課所属。建設業やグループ企業など比較的大規模のクライアントを担当している。
本日はよろしくお願いいたします。改めて、簿記論・財務諸表論の合格おめでとうございます!今年度は財務諸表論の合格率が非常に低かったですが、手ごたえはいかがでしたか?
楢﨑:ありがとうございます。手ごたえは全く無くて、落ち込んで試験会場を出たのを覚えています。また、会場がとても広く、簿記論の時間は体感2,000人はいましたね。雰囲気に呑まれそうになっていました。
そうだったのですね。まず、楢﨑さんが普段、どういった仕事をされているのかを教えていただいてよろしいでしょうか。
楢﨑:財務支援部という部署で、「経理入力」「申告書作成」「届出」の3つを主におこなっています。経理では、請求書、通帳や領収書などの資料をクライアントの方から毎月送っていただいており、マネーフォワードクラウド会計などに登録しています。
前職ではどのようなことをされていたのですか?
楢﨑:前職では、もともと総務部門で備品管理、書類作成業務や新⼊社員研修など会社運営のサポート業務全般をおこなっていました。経理部門に異動して記帳や請求書の管理をしていましたが、経験は浅かったです。
前職でも経理の仕事はされていたのですね。ちなみに税理士試験の勉強はいつ頃から始められたのですか?
楢﨑:今年初めて受験しまして、試験勉強は昨年の12月頃から始めました。前職のときから税理士という仕事は面白そうだと感じていました。資格取得後も勉強し続けないといけない大変さはありますが、自身の知識が付加価値となる点に大きな価値を感じています。
短期集中だったのですね!
楢﨑:そうですね。ただ、一昨年の11月に日商簿記1級を受験していました。簿記1級と簿記論の範囲はほぼ同じであるため、完全にゼロからのスタートというわけではありませんでした。
12月というとすでに繁忙期でしたよね。繁忙期に業務と勉強を両立させることは大変では無かったですか?
楢﨑:アーリークロスだから業務と試験勉強を両立できたのだと思っています。実は、転職活動をしているとき、アーリークロスのほかに会計事務所や経理職の面接も受けていたのですが、ある事務所さんとの面接で「業務を覚えるのが大変だから、受験は2年半は我慢しないといけない」と言われたことがありました。この点、アーリークロスの場合は、製販分離体制やチーム制の下で、業務のマニュアル化や標準化が進んでいるため、新入社員が自分で業務を一通り回せるようになる時間が短くなっています。
社内ルールやクラウド会計の操作に慣れるまである程度の時間は必要ですが、他社と比べるとひとり立ちできるようになるのが圧倒的に早いと感じます。
業務と試験勉強を両立させるうえで大変だったことや工夫していたことはありますか?
楢﨑:残業時間を抑えられているとはいえ、繁忙期ですので、日によっては21~22時くらいまで残業するときもありました(※お子様のいらっしゃる方はこの限りではありません)ので、帰宅が遅くなったときは0時過ぎまで勉強していました。
私としてはフレックスタイム制が自分の働き方に合っていると思います。単純に出退勤の時間を調整できるからという理由ではなく、コアタイムを過ぎればやるべき業務が終われば退勤することができるため、「今日は早く帰って勉強したい」という日は特にスピードを意識して業務を早く終わらせていました。
ちなみに、忙しくても趣味の筋トレは欠かすことがありませんでした(笑)。リフレッシュする時間も必要です。
筋トレは学生時代から継続しているのですよね。そのほか、会社の制度として活用したものはありますか?
楢﨑:試験前と試験当日の休暇制度は活用しました。公開模試での成績など、一定の条件を満たせば、試験前に最大で6日間の休暇を取得することができます。チーム制を採っているため、仕事の心配をせずに休暇を取得することができました。
ちなみに、制度ではないのですが、職場における人間関係のストレスや残業量が増えすぎることによる精神的な疲労が無かったことも勉強と両立するうえでプラスに作用した点だと感じています。精神状態がよくないと勉強しても効率が悪くなりますし、両立することは難しくなりますよね。
職場の人間関係の良さや業界内で比較したときの残業量の少なさは弊社の大きな強みですよね。ちなみに、今後はどのように勉強を進めていく予定ですか?
楢﨑:来年は消費税法を受験予定ですので、すでに勉強を始めています。3科目合格後は社内の「大学院進学支援制度」を活用して、大学院へ進学し科目免除の適用を受けようと考えています。
最後に、受験生に向けたアドバイスをお願いします!
楢﨑:私は予備校に通わず、簿記1級のテキストと予想問題集・模試を使用して独学で勉強を進めました。問題集と模試を中心にアウトプットに時間を割くことができた点はよかったと思います。
忙しくても、毎日コツコツと問題を解き続けてきたことが合格に繋がったのではないかと感じています。難しい分野は深堀りしすぎず、効率的に勉強を進めましたね。もしかしたら普段の業務で意識している「効率」という部分が無意識のうちに働いていたのかもしれません。
試験当日のコンディションが悪くても、最大限の力を出し尽くすことができるように、問題集や模試を活用してもらいたいと思います。
あとは、やはり環境が大切だと感じています。先ほども言いましたが、職場の人間関係が良く、業務過多になっていないアーリークロスだからこそ両立できた部分は大きいですね。職場選びが大事だなと改めて感じました。
本日はありがとうございました。
今回インタビューをおこなったのは、内勤部署である財務支援部のメンバーでしたが、クライアント対応をおこなう経営支援部や相続・承継支援部のメンバーも毎年税理士試験に挑戦しています。
業務と試験勉強の両立、資格取得支援制度について詳しく知りたい方は弊社のミートアップへぜひご参加ください!
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