税理士法人アーリークロスは法人設立以来、「ブッチギリ九州no.1の会計事務所グループ」となることを目標にしてまいりました。法人設立から6年が経過し、スタッフ数も150名を超える規模となったことから、今後もスピード感をもって成長し続けられるよう、Visionをさらに高くアップデートしました。
そして、新しいVisionである「日本を代表する会計事務所グループを創る」を実現するための第一歩として、一足早く9月に東京事務所を開設。東京事務所では、事業承継コンサルタントや事業再生コンサルタントなどの職種で採用をスタートしています。
本記事では、東京事務所開設の背景や、新しいVisionの実現に向けた決意などを代表の小西に聞きました!
小西さん本日はよろしくお願いいたします。今回初めて関東エリアへの進出となります。その背景を教えてください。
小西:弊社は九州・沖縄を中心にお客様の支援をおこなってきました。法人化から6年が経ちスタッフの数も順調に増えていき、高い能力と意欲をもったメンバーがそれぞれの強みを生かしながら働いてくれています。
ブッチギリ九州no.1を目指して、新しいチームや役職を作り成長の機会を提供してきましたが、平均年齢33.4歳という若いメンバーたちにさらにチャレンジを重ね、お客様の期待値を超える結果を出せる経験を積んでほしいと考えていました。
そうしたなかで、やはり関東圏にはより規模の大きな案件であったり、事業承継や事業再生といった専門性の高いコンサルティング案件が多いということもあり、若いメンバーへの機会創出のためには東京事務所が必要であるとの思いに至り開設しました。
いつ頃から開設を検討されていたのでしょうか?
小西:かなり前から検討はしていたのですが、具体的には今年に入ってからですね。その頃、野球の大谷翔平選手がドジャースへ移籍するというニュースが盛んに報道されていて、その活躍ぶりに触発されました。
自分たちの可能性を信じて、九州にとどまるのではなく、より広いマーケットで戦おうという気持ちになりました!
弊社の大きな強みは「総合力」にあります。東京事務所ではこの総合力をどのように生かしてお客様のご支援をおこなうのでしょうか?
小西:先ほども少し触れましたが、事業再生、事業承継やDXといったコンサルティング領域に注力していきたいと考えています。関東エリアでは新参者ですので、一般的な税務顧問業務よりも、九州で実績を積んできた事業再生や事業承継コンサルティングの経験を生かして信頼を勝ち得たいと考えています。
一方、実はこれまでに本社で関与している関東圏のお客様も数十社ほどいらっしゃいます。完全オンラインで面談をおこなっている方や、福岡でベンチャー企業としてスタートして東京に本社を移転された方が多いですが、そうしたすでにご支援している方々のサポートも強化していきます。
東京事務所に入社された方には、どのように本社と連携を取っていただくのでしょうか?
小西:記帳代行と顧問業務の部署を分ける「製販分離」の体制は東京事務所でも導入します。そのため、税務顧問業務の担当として東京事務所に入社された場合には、記帳代行を行う天神の事務センターのメンバーと日常的にやりとりを行うことになります。また、東京事務所のメンバーに九州・沖縄エリアの案件をやってもらうことも出てくるかと思います。自分が住んでいる地域の案件だけをやっていると視野が広がらないため、他地方の案件をすることもメリットは大きいと考えています。
あとは、四半期に一度おこなっているオールスタッフミーティングの際には福岡に来てもらいたいと思っています。オンラインで参加することも可能ですが、機会があればやはりオフラインでコミュニケーションを取ることも大切であると考えます。
ありがとうございます。また、11月に税理士法人Besoと経営統合するにあたり、グループのVisionも見直しましたよね。
小西:東京事務所開設、Besoとの経営統合に併せて、グループのVisionも見直すことにしました。新しいVisionは、「日本を代表する会計事務所グループを創る」です。日本の会計事務所業界をリードし、業界の新しいスタンダード、未来をつくっていけるような会計事務所グループを目指していきたいと思っています。各領域で「〇〇といえばアーリークロスが日本代表クラスだよね」と周りから認められる、そんなグループにしていきたいですね。
「日本を代表する」とはどういう状態を想定しているのでしょうか?
小西:弊社が強みとしている税務・労務・コンサルティングをワンストップで担える会計事務所のスタンスを業界のスタンダードにしていきたいと考えています。経営者にとって、顧問税理士、顧問社労士やDXコンサルティングを別々の事務所に依頼するのはかなり手間暇がかかることになり、金銭的にも時間的にもコストにつながります。
同一の事務所で税務とコンサルをおこなってもらうほうが絶対にいいはずです。弊社が進めてきた「税務×コンサル」のスタイルで日本有数の会計事務所になっている状態を目指していきます。
弊社は平均年齢が33.4歳と極めて若く、エネルギーをもったメンバーが多くいます。一人ひとりのポテンシャルを発揮することができれば日本代表を目指すことは可能であると思っています。経営者として、目標を低く設定することはメンバーの成長機会を奪うことになりますよね。
確かにそうですね。関東エリアには総合型会計事務所はすでに複数あるようにも思われますが、そうしたなかで弊社の強みは何でしょうか。
小西:確かに税務とコンサルを一手におこなえる事務所はありますよね。ただ、150名規模で組織化されているところはかなり限られてきます。あくまで専門性の高いスタッフの集団というイメージがありますので、弊社としては組織力がある会計ファームとしての強みを生かしていきたいと考えています。
組織力があるとお客様にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
小西:組織力があるということは、業務ノウハウを社内に蓄積し、共有し、標準化することができるというメリットがあります。社内でナレッジやノウハウを共有していますので、高いクオリティでコンサルティングをおこなうことが可能になります。事務所として初めて担う案件と100件以上おこなってきた案件とではお客様の満足度が異なることは言うまでもありません。
規模が大きくなっていくにつれて業界を牽引していく役割も求められると思います。業界内で変えていきたいことなどはありますか?
小西:税理士業界・会計業界には、頭脳明晰な方がたくさんいらっしゃいます。ただ、各人が自らの専門性を高めるあまりに、業界全体としては未完の部分も多く残されています。
たとえば、私たちが創業時からこだわってきた「製販分離」というスタイルも業界内ではまだ主流とはいいきれません。ただ、こうした自分たちが進めてきたあるべき姿が業界のスタンダードになっていくことが業界全体にとってプラスになると信じています。
社内で進めてきた効率化や働きやすさの推進を「アーリークロスだからできること」で終わらせず、業界で標準化していけるよう存在感を高めていく必要があります。
そうですね。私たちの「若さ」や「勢い」を業界内にもっと波及させていきたいですね。
小西:新卒採用に力を入れているのも「若さ」や「勢い」を加速させるためでもあります。あとは、組織としての発信力も高めていきたいと思います。例えば、インボイス制度に対して意見があっても影響力や発信力がないと変えることはできないのです。
そうした背景があるなかでの東京事務所開設ですが、どのような方と一緒に働いていきたいですか?
小西:関東エリアにおいては新参者ですので、新しくお客様や提携先を開拓していくことが求められます。市場開拓やチーム作りを一緒にゼロベースでおこなえる方にぜひ応募してほしいと思います。
平均年齢が若いと言いましたが、採用においては正直なところ実年齢はそこまで意識していません。ただ、気持ちの面で若く、ベンチャー気質を持った方が向いていますね。
あと、これは社内向けかもしれませんが、現メンバーで東京事務所への異動を希望する人がいれば積極的に挑戦してほしいです。東京は福岡と比べて案件の質も量も高いですし、なによりスピード感が全くの別物であるように思います。
弊社もスピード感は意識していますが、別物なのですか?
小西:まず街自体が常に変化していますよね。街頭の広告やお店も都会に行けば行くほど入れ替わりが激しくなり、地方にいくほど変化が遅くなります。それだけ都会は競争が激しいわけですし、経済も回っているということだと思います。
街の変化が速ければ、そこで働く人たちも自ずと変化を求められますね。では、最後に締めの言葉をお願いします!
小西:私自身、東京で仕事する時間を増やしていっています。東京ではまだまだ小さな事務所ですが、私と一緒にやっていきましょう!東京出張しているタイミングで面接を東京でおこなうことも可能です!
また、関東エリアにおけるアライアンスも強化していきます。弊社の総合力に加え、システムやHR領域といった強みを生かして提携できる事務所様を増やしていきたいと考えています。関連する業界とのM&Aも引き続き推進していきます。
東京事務所は今後5年程度で100名規模にまで引っ張っていきたいと思いますので、その推進力となってくださる方を募集しています。ともに日本代表レベルを目指して挑戦していきましょう!
改めて、東京事務所では以下のポジションで募集をおこなっていますので、ぜひご興味のある方はお気軽にご応募ください!
また、日本代表を目指すにあたって代表の小西が作成したnoteもご参照いただけますと幸いです。