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人事部長が語る!アーリークロスにおける女性の働きやすさとは?

アーリークロスグループは、「日本を代表する会計事務所グループ」を目指していますが、女性の働きやすさやキャリアアップの点においても日本を代表するレベルになることを目指しています。

この度は、人事・総務部長である阪本に「女性の働きやすさ」についてインタビューをおこないました。


人事・総務部長 阪本 紘子
アーリークロスグループの前身である小西公認会計士事務所時代に2014年2月入社。
二度の出産を経て、現在は合同会社アーリークロスグループの人事・総務部長として従事。子育てと仕事の両立を図るため時短勤務中。 


これまでのキャリアパス

山本:本日はよろしくお願いいたします。阪本さんは前身の小西公認会計士事務所の時代から在籍されていますが、どのようなキャリアを歩んで来られたのでしょうか。


阪本:小西公認会計士事務所には、もともと人事や総務ではなく、経理職として入社したんです。当時は簿記3級を取得したばかりで、仕訳も一人ではできないレベルでした。

ただ、事務所の規模が小さかったため、経理に限らず、総務としての仕事をしたり、お客様と面談したり、守備範囲を広くしていました。


山本:人事一筋というわけではなかったのですね。


阪本:新卒で入社していた前々職の会社で社会保険に関する業務も扱っていましたので給与計算などの労務領域の業務も私が担当するようになっていました。


山本:バックオフィスを全てお一人でされていた感じですか?


阪本:私が主だったとは思いますが、小規模でしたから今のように職務範囲が明確ではなかったですね。あとは、その時点では自身のキャリアビジョンが明確に固まっていなかったことがプラスに働いたのだと思います。例えば「自分は人事の仕事を極めたい」と思うことは、キャリア形成上とてもいい事なのですが、その他の業務を進んでおこなうことが困難になる危険性もはらんでいます。

キャリアビジョンを明確に決めず、外部環境による偶発的な出来事がキャリア形成に作用する「計画的偶発性理論」という考え方を小西さんから教えてもらい、そういう働き方もいいものだと感じました。


山本:幅広く社内業務を担われていたなかでも産休・育休を2回取得されています。自分が抜けて大丈夫かという不安はなかったですか?


阪本:バックオフィス業務をほぼ1人でしていたというのもあり、正直に言うと気持ち的にはゆっくりと産休・育休を取得することが出来ませんでした。

二人目の育休から復帰するタイミングが事務所の統合(税理士法人アーリークロス設立)の時期だったのもあり、かなりバタバタとしていましたね。自分がゆっくりと産休・育休を取得できなかった分、後に取得する人にはきちんと取ってほしいという気持ちがありました。


女性にとっての働きやすさ

山本:そうしたご自身の経験も現在の弊社の働きやすさに繋がっているのですね。私も、子育て中の社員から「時短勤務やフレックス制があって働きやすい」といった声を聞きます。阪本さんからみて、弊社はどのような点で女性が働きやすい職場だと思いますか?


阪本:お休みする際に「申し訳ない」という気持ちにならなくていい点だと思っています。

子どもの体調不良や学校行事で欠勤したり早退したりするのは想像以上に申し訳ないと感じるものです。

弊社は子育て中の社員が多く在籍していることに加えて、管理職が率先して「休んでいいよ」と声掛けするなどして、子どもの体調不良などでお休みすることはお互い様という雰囲気が浸透しています。


山本:確かに「お互い様」という雰囲気はありますよね。仕事と家庭の両立は本当に大変だと、見ていて思います。


阪本:仕事を終えて帰宅しても、家事・育児をしなければならないはずなので、職場では少しでも気を遣わずに過ごしてほしいと思っています。

あと、急なお休みがあっても業務に支障が無くなったのは、やはり事務所の規模が大きくなりチームで仕事をできるようになったことが大きいです。


山本:あとは、お休みする際もチャットで連絡できるのはハードルが下がりますよね。


阪本:そうですね。電話で連絡しないといけないとなると、連絡できる時間帯も限られますし、連絡しにくいという心理的なハードルも上がります。チャットであれば時間を問わずにお休みの連絡をすることができますので物理的・心理的ハードルは下がります。


働きやすさを推進しようと思った転機

山本:お互いにカバーし合えるようになったのは大きいですね。阪本さんご自身の経験に加えて、女性の働きやすさに力を入れるようになったきっかけはありますか?


阪本:大きな転機となったのは、入社数年目の頃に、あるセミナーに参加したことです。そこで紹介されていた事務所様のスタッフの多くが、それまでの職場では結婚や出産によって当初のキャリアビジョンを断念せざるを得なかった女性のパートタイムの方々でした。

セミナーでは、そんな方々が実際に活躍している姿を見ることができたと同時に、活躍してもらうための労働環境を整える必要があるということを実感しました。


山本:実際に見聞したことで力を入れるようになったのですね。


阪本:お互いにフォローしあえる環境であったり、休みやすい雰囲気だったりといった働きやすい環境作りに力を入れる上で、大きな転機となりました。その後、採用を強化したことで経理代行をおこなう財務支援部という部署が立ち上がり、いわゆる「製販分離」の体制を確立できました。これによって、働きやすい職場づくりを軌道に乗せることができたと思っています。


今後の課題

山本:2023年度は女性の産休・育休取得率が100%でした。制度を用意するだけでなく、実際に活用してもらえているのは大変嬉しいですよね。今後さらに良い制度にしていくうえで課題があるとしたら何でしょうか。


阪本:目に見えない部分での課題がまだあるように感じています。私は産休・育休を2回取得する際、そのたびに退職するような気持ちになりました。


山本:退職ですか?


阪本:弊社では、産休・育休中は仕事のことを考えずに育児に集中することができます。これは、「自分がいなくても業務が回っている」と捉えることもでき、「自分は必要ではなかったのか?」と思うようにもなりかねません。

そして、産休・育休から復帰するときは、自分がいなくても問題なく業務が回っていた環境に戻ることになるため、想像以上に心理的に負担がかかるものなのです。

こうした目に見えない部分は、実際に体験しなければ分からないものとなりますので、私が率先して解決していくべき課題であると感じています。



日本を代表する働きやすさに向けて

山本:阪本さんご自身がそうした課題を肌で感じられてきていますので、その点は心強さを感じます。今後、女性の働きやすさをさらに推進するために取り組んでいきたいことはありますか?


阪本:現在、子育て中の女性スタッフの多くは経理代行部門やコーポレート部門など内勤のメンバーです。今後はこうしたバックオフィス部門のみならず、フロント部門にも増えてきて欲しいと思います。さらに、フロント部門で課長や部長といった女性管理職を増やしていきたいと思っています。そのためにも、職場の働きやすさをさらに向上させていきます。

長期的な視点で考えると、所内に託児所や保育園を作れるぐらいまで規模拡大できたらいいですね。


山本:オフィスに託児所や保育園があると便利ですよね。


阪本:企業保育園のようなものがあれば、送迎時間がゼロになりますし、会社のスケジュールに合わせて子どもを預けることができますので、ストレスを減らすことができます。

今後も、全体的なバランスは考慮しつつも、女性が家庭と仕事の両立をしやすい環境づくりをおこなっていきます。


山本:今回は話題の中心にはしませんでしたが、今年は男性の育休取得者もいましたし、女性にとって働きやすい職場になるよう工夫してきたことが、多様なメンバーの働きやすさにもつながっているように思います。

阪本さん、本日はありがとうございました!


以上のようにアーリークロスグループでは、時短勤務やフレックスタイム制を活用しながらキャリア形成している女性スタッフが多く在籍しています。また、多くの部署でパートスタッフも募集しています。まずはお気軽にご連絡ください!

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