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【システムエンジニア】いつか、また社長と仕事がしたい|Axisヒトモノガタリvol.28

引き続き、オープンプロダクト事業部のエンジニアをまとめる
リーダーに話を聞いた。
自社プロダクト開発という大きなプロジェクトを経験してきた
システムエンジニアが今、リーダーになって目指す、
「次のチャレンジ」に迫ります。

勝又 誠 システムエンジニア
オープンプロダクト事業部の技術部門を担うエンジニアをまとめるリーダー。自社プロダクト「太陽光発電監視計測システム」の設計開発者であり、保守対応をメインに部門全体の技術面全般の監修等を担う。

期待に応えたい!その想いで飛び込んだ地方のIT企業
OPDのメンバーが「博士」と称する程、多くの知識と経験を有する勝又は高等専門学校を卒業後、大学・大学院で学び、大手メーカー傘下の情報システム会社に就職した。その後、スキルを活かそうと独立するも、数年で断念。得意分野を活かすべく、情報系の分野で転職活動している時にAxisに出会った。当時の社長(現相談役)の情熱に惹かれ「期待されているところで頑張りたい」と入社を決めたという。入社した当時、社員はわずか30人の小さな地方のIT企業だったAxisの印象は「アットホーム」。しかし、入社後、数年は他企業でのオンサイト業務が続き、自分自身が会社の何に貢献できているのか実感することが難しい時が少なからずあった。

いつか、また社長と一緒に走り回りたい
皆に頼られるスペシャリスト、システムエンジニアとして活躍する勝又に、相変わらず恒例の質問「もし、部署を変わることができたら、チャレンジしてみたい仕事は?」をしてみた。
難しい質問ですねと笑った後に、「部署ではないですが、SPVの開発の時のように、また社長と一緒に仕事をしたいです。」と意外な答えが返ってきた。この時のインタビュー中で一番いい笑顔が今も心に残っている。
「いい意味での「無茶ぶり」から始まったんですけど・・」と笑いながら、SPVを、他部署のチームと一緒に育ててきたからこそ、新しい気持ちで取り組んでみたいと話してくれた。具体的にやってみたいことを聞くと、「新しいチームでロボット開発か、ロボットでなくても新しいものを作りたい」と。「機械って本当に融通が利かないんですよ。1コードが異なるだけで「エラー」がでて、動かなくなってしまいます。へそをまげてしまうこともあるんですから」と笑いながら、日々扱うIoT分野のプロダクトがまるで生きているかのように話す姿に、どこかほっこりしたものを感じたのは私だけだろうか。

大病からの復活を祈った三十三間堂への感謝をいつまでも
この1年は少し難しいが、以前から週末に夫婦で御朱印帳も持って神社巡りを楽しんでいるという。このところのお気に入りは「奈良」。街のあちこちで見かける鹿に癒され、春日大社や飛鳥寺、法隆寺の荘厳な雰囲気に落ち着くという。そんな勝又の神社巡りのきっかけは、数年前に大病をしたこと。その時に復活を祈願しに参った京都の三十三間堂には、毎月お礼を兼ねてのお参りに行くという。三十三間堂の「参拝優待券」も持っているそうで、「愛着を感じていて我が家では「年パス」って言っています」と穏やかに笑った。

-Axisは「SHIFT THE LOCAL -活きる場所が、広がる未来へ-」を掲げています。働く場所を選ばない価値観が浸透しはじめた今、新しい働き方を実現するために気を付けていることは何ですか?
新型コロナウィルス感染症拡大以前から、分散体制で業務を進めてきた勝又にとって、オンラインでの業務は急に降って湧いたものではない。だからこそ、この機に広まった様々なオンラインツールを活用することで業務は可能と実感している。特にOPDはフィリピンやカンボジアの現地契約のメンバーとも仕事をする部署「どこにいても仕事ができる」を実践してきた部署として、絵空事ではなく、本当にリモートで「仕事はできる」と日々の業務を進めている。
複数拠点でのコミュニケーションおいて気を付けていることは「できるだけ話すようにチャットを書く」こと。リモートワーク中は1人という場面も多いことから、言いたいことをため込まずに、意見や想いを伝えるように意識している。それは、裏を返すと他のメンバーも遠慮せずに想いや考えを伝えられるようになってほしいという想いがあってのことだ。それが良いコミュニケーションに繋がると思う一方で、自分自身が言いすぎている時や、相手の返答を待てていないと感じ反省することも多いらしい。経験に関わらず、真摯に学び、努力する姿勢を忘れないことの大切さを改めて感じた瞬間だった。

【編集後記】
東京オフィスに勤務していた頃、一度だけ一緒にランチしたことは覚えていたが、OPDのメンバーが「博士」と称する人と一致はしていなかった。その時の穏やかな物腰と柔らかい口調に抱いたイメージが強かったからかもしれない。自社プロダクトの開発は、決して簡単な仕事ではないが、様々な困難も、プレッシャーもどこか楽しそうに話す姿は、このチームのメンバーに共通していることだとインタビューを思い出しながら感じている。恒例の質問の答えに「また社長と一緒に仕事がしたい」といった笑顔には当時の苦労と充実感が溢れていて、胸が熱くなった。お伝えしておきます、この言葉。いつか、その時が来ますように。

-話を聞いた人-
勝又 誠
オープンプロダクト事業部 R&Dユニット スペシャリストリーダー システムエンジニア
2008年 入社
宮城県出身
オープンプロダクト事業部の技術部門を担うエンジニアをまとめるリーダー。自社プロダクト「太陽光発電監視計測システム」の設計開発者であり、保守対応をメインに部門全体のソフトウェア等の技術面全般の監修などを担っている。

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