1
/
5

今後のサプライチェーンのあるべき姿とは?

サプライチェーンにおける課題は山積していると思います。現在、あらゆる企業が山積している課題に対して取り組む意思を持ち、色々と動き出していることと思います。それはCOVID-19、DXなどの潮流にも乗りつつ、ますます各社で予算も組まれています。

・サプライチェーンに存在するビジネスチャンス

 ではどのようなところにビジネスチャンスがありそうか。

  • 最適化(販売、在庫、物流、調達etc)
  • BCP(Business Continuity Plan)
  • LCA(Life Cycle Assessment)
  • カーボンニュートラル

上記などが挙げられるでしょうか。サプライチェーン上には多くの企業が関わっているので、そこにあるデータを集計できると何やら色々とできそうだというのは簡単にイメージできると思います。ではここからサプライチェーンを複数視点から確認してみてみましょう。

ミクロな視点

 ミクロな視点では実務レベルでどのようなコミュニケーションからサプライチェーンが成り立っているのかを確認しておく必要があります。

 サプライチェーンの課題における解決策をミクロな視点無しに構築してしまうと実態に沿わなかったり、実務者から使ってもらえない解決策になっていたりすると考えられます。マクロな視点からは企業単位で確認していましたが、ミクロな視点からは実務者単位での考慮が必要となってきます(厳密に言うと更に細かい単位で確認必要ですが)。課題はミクロなところに存在していることが多いのでサプライチェーンを支えている方々からの視点というのもとても大事になってきます。

・マクロな視点

 マクロな視点ではサプライチェーンを俯瞰してみた時にどのような企業が参加しているのかということをしっかり確認しておく必要があります。
 サプライチェーンのどの課題を対象に考えるかにも寄りますが、基本的にはサプライチェーンにはOEMがいて1次下請けがあり、2次下請けがあり、といったような関係性があります。もちろんその中には売上が1,000億円を超えるような企業もあれば、1億円にも満たない企業も存在しています。そのような企業が関係し合いながらサプライチェーンは支えられています。
 サプライチェーンの課題解決するにはこのように大企業から中小企業までのメリット(少なくとも悪影響ないこと)を考えた解決策でないと結果的に部分最適になってしまいます。また、ミクロな視点のみで課題解決をしようとすると同様に部分最適になってしまいます。そうなってしまうと解決策自体が拡張性が無く、サプライチェーン全体としては有意義にならないことが多いです。

・サプライチェーンでのサービス展開

 上述からも私はサプライチェーンにおける課題はマクロな目とミクロな目で確認しながら課題定義を進めなければならないと考えています。マクロな目線だけだと実際の運用面から課題解決できるのかわからず、ミクロな目線だけだと課題解決にあたって部分最適となり、非常にこじんまりした解決方法や課題を取引先に押し付けるような方法になってしまうと感じています(実際、現状ではそのようになっていると感じています)。

 更に誰がサービス提供するのかという観点も重要です。データはサプライチェーン内部社が保有していますが、そのデータを内部社同士で共有するというのは秘密保持の観点からほぼ不可能と思われます。データを扱うサービスの場合はミクロな視点をよく知るサプライチェーン外部社と取り組むしか道はないと考えます。

・サプライチェーンの将来像

 多くの方が考えているように私自身も将来的には無数に散らばっているデータをひとまとめにして管理運用していくことで多くのメリットを各社が享受できるようにしなければならないと考えています。各社で情報を持ち合い、有効活用していくことが将来あるべき姿と考えます。ほとんどの方がそう考えると思いますが、"言うは易く行うは難し"です。

 結局はサプライチェーン全体を効率化できるようにしないといけない。

 そうするためにはサプライチェーンの内部をよく知り、ミクロな視点を持つ誰かがマクロな視点も持ち、サプライチェーン上の誰かでは無く、全体最適を図ることができる誰かが外から業界を変えていくしかないです。(※外からというのはサプライチェーンの直接的な利害関係社でないという意味)

 但し、これは正直なところかなり難しいと感じています。実際にサプライチェーンを担保している実務者の課題も解決しながらマクロな視点から業界全体の課題解決や効率化になっていなければ、なかなかサプライチェーンの関係者が進んで課題解決することが難しい。サプライチェーンの関係社はOEMや外注先の製造業、商社、物流、倉庫などだが、更にミクロな視点からだと生産管理、調達、物流、営業、事務など様々な部署が関係しており、全員の業務を邪魔せず(むしろ向上させ)課題解決をしなければならない。

 そんなこと可能なのか。。??と思ってしまうぐらい利害関係社が多く、一言でサプライチェーンと言ってもビジネス構築が難しいことがわかる。

・LEAN PATHの立ち位置

 上述のように関係者がとても多い中で全体を俯瞰しつつ、ミクロな視点か課題を解決していくことなど、果たして可能なのか?

 弊社LEAN PATHでは可能と考えています。

 詳細はここには記載しませんが、代表自身がサプライチェーンの内部者として7年以上細かい業務を行い、様々な企業とも取引を行なってきたことでミクロな視点から改善すべき点と具体的な解決策を持っています。更にそれはマクロな視点からみても、サプライチェーンに関わる各社の課題解決ができるようになっています。もちろん1つのサービスで解決というわけではありませんが、複数の連携可能なサービスを順を追って欲しい企業に提供していくことで各社のニーズに合ったサービスをサプライチェーン全体に提供することができます。

是非もう少し聞いてみたいエンジニアの方は下記の求人にエントリーをお願いいたします!

LEAN PATH 株式会社では一緒に働く仲間を募集しています

今週のランキング

Takeshi Yoshidaさんにいいねを伝えよう
Takeshi Yoshidaさんや会社があなたに興味を持つかも