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【MVG賞受賞者インタビューvol.2】大切なのは今やること。AI導入の意外な苦労とは?

ワンスターでは半期に一度行われる総会で、その半期で最も常識を打ち破るようなチャレンジングな施策を行ったメンバーをMVG賞として表彰するという文化があります。

今回は17期上半期のMVG賞を受賞されたTさんにインタビューしました!
Tさんは2020年4月に新卒でワンスターに入社され、現在メディアプランナー職として活躍されています。


MVG受賞おめでとうございます!受賞時の感想を聞かせていただけますか?

最初はあまり実感が湧かなかったのですが、同じ本部の先輩方が喜んでくださっている姿をみて、少しずつ嬉しさがこみ上げてきました!

素敵な瞬間ですね!受賞できた理由は何だと思いますか?

画像生成AIを活用し、クリエイティブの制作から配信まで一貫して実施したことかなと思います。

僕自身はメディアプランナーなので、本来は広告の制作に直接関与することがない職種です。ただ、担当していたメディアでAIが作ったような広告を見かけて、「ワンスターでもAIを活用した広告の制作ができるんじゃないか」と思い提案し実行しました。

最終的に誰でも使える仕組みづくりが出来た点を評価されたのかなと思います。
エンジニアとしてAIの制作に携わったというわけではなく、社外の既存ツールをどのように社内に浸透させるかというプロジェクトマネジメントをしていました。

すごいですね!専門的な知識が必要そうな分野ですが、プロジェクトを実施する中でどんなことが大変でしたか?

AIを積極的に活用してもらうまでの過程がとにかく大変でした。

最初のころは、使い方さえ説明すれば勝手に普及するだろうと考えてたのですが、
「イメージ通りの広告を作れないから、活用できない」という状況になりました。

(例)
・AIの元となるデータは世界中の画像となるため、日本よりも海外の文化の影響を受けやすい。
・「日本人」と指示すると、高確率で着物姿の人物が描かれるなど情報の偏りが生まれる。

上記例はあくまでごく一部ですが、AIを活用するにも様々なノウハウが必要で、
本来AIは生産性を向上させるための手段の一つにも関わらず、むしろ生産性が下がってしまいました。

そうした課題に対しては、僕自身が主体となって行動することで改善していきました。
・AIが得意なことと、苦手なことの判別を主体となって行う。
・情報を集めて、実際に広告を生成してみる。
・生成した広告物をディレクターの方に評価していただいて、ノウハウを蓄積する。
一つ一つは地道で泥臭いことでしたが、なんとか少しずつ形にすることができるようになって、
本来の目的であった生産性の向上やアイデアの幅を広げることに繋がりました。


AIって便利なものという認識だったのですが、業務で活用するにはコツがいるんですね、、!
ちなみにメディアプランナーのTさんが、なぜ広告制作のプロジェクトを担当することになったのですか?

きっかけは、同じ本部で働いている後輩からの刺激を受けたことです。
広告制作に置いてAIを活用することが必要なのでは。と提案したのは僕なのですが、心の中では「自分の担当領域じゃないからなー」と思っていました。
ただ、少し前に1つ下の後輩が自分の担当領域外のプロジェクトを立ち上げているのを思い出して、
自分で勝手に業務範囲を狭めていることに気が付きました。
新しいことをしたい!成長したい!と思ってベンチャーに入社したときの気持ちを思い出して、
「今やるしかない!」と覚悟を決めて、今回のプロジェクトを担当することを決めました。

周りの方の行動が後押しになったんですね!

実際にプロジェクトに取り組んでいるときは、どんなお気持ちだったんですか?

色んな事をひっくるめて楽しかったです!
自分がやってみたいと思っていることを主導できていることも楽しいですし、正解のないものに対して、試行錯誤しながら進んでいく過程も楽しいですし、周りの方から頼っていただけることも嬉しいので、大変だったこともたくさんありましたが総じて楽しいという気持ちでした。

大学生時代は、やりたいと思ったことを思いつくままに行動していたのですが、社会人になってからどこか自分でブレーキを掛けていたんだなと振り返って思います。
あと単純に僕個人の性格として「会社・社会・世界で誰も正解を知らないことに対して、自分で答えを創っていく」ということがワクワクするタイプなので、今回のプロジェクトを通じて充実感を感じていました。

楽しみながら進めることができたのですね!

最後に、今後の目標について聞かせてください!

僕はメディアプランナーとしてチームリーダーを務めていますが、正直なところ、チームとして圧倒的な成果を出せているとは言えない状況です。なので今の目標は、チームとして確実に結果を出すこと。それしか考えていません。

MVGとして評価され、「画像生成AIの人」という社内でのポジションを得たことで正直気持ちよさもありました。実際、AI関連の相談を受けることも増えましたし、社内で一定の存在感を持てていたと思います。でもそこに依存してしまうと、チームの売上を伸ばすという自分の本来のミッションからの逃げることになると感じたので、AI関連の取り組みはすべて手放し、売上にコミットすることを決めました。

次の目標は、チームとして圧倒的な成果を出し、チームMVPを獲得することです。実現に向けて、全力を尽くしていきたいと思っています!

チームでの成果、期待しています!

本日は貴重なお時間ありがとうございました!


新しいことに挑戦するには、相当な行動力と忍耐力が必要だと改めて感じましたが、それをほぼ一人で実行されたという点にも驚きました。

やりたいこと、やるべきことを先延ばしにしない!今やる!を心がけていきたいですね!


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