2022年4月に創業18年を迎える「あかりを届ける会社LプランズⓇ」
今回は創業者である大木 直社長に創業のきっかけと18年経った今思うことを聞いてみました。
まずは2004年に何故会社を作ろうと思ったのかを教えてください。
大木「はい、私は電気工事会社で現場監督を15年勤めてきました。その頃建設業は不況の難しい時期でして工事金額が苦しい中でも現場を収めていくのは私のような10年以上経験した人間でも難しかった。業界全体はそれを入社2~3年の若手にも同じような仕事を要求していたんです。当然離職者が後を絶たず人が全然育たない、このままでは電気設備の技術者がいなくなる時代がきてしまうのではないかと思いました。」
大木「私は元々この仕事が大好きで、自分が得た知識や経験を後輩に伝えることに喜びを感じていました。ところが伝えても伝えても業界全体の体質が良くないので若手は辞めていく、そうならないためには自分で会社を起こして『若手が辞めない会社』を作るしかない、そう思って独立したわけです。」
なるほど、大木社長はそれまで「電気工事の現場」をされていたのですよね。それに対してLプランズは設計をする会社です。工事と設計の違いとどうして設計事務所にしようと思ったのですか。
大木「まず電気工事の現場監督でも優秀な技術者は設計図を見直してオーナー様にとってより良い建物、現場の変化にも対応した工事を行うのです。つまり現場監督でも設計ができる、そのうえで若手にとって何が離職の原因かを考えた時『現場コミュニケーションの難しさ』がありました。人を入れる場合まずは現場から離れたところでしっかりと基礎を教えてそれから現場を交えて技術を伝えていく、設計事務所にしようと思ったのはそういった理由です。」
大木「また、当時は現場を知らない設計技術者が多かったので、工事もよく知っている技術者が書いた設計図面は価値が出るなとも思いました。このアイデアは18年経った今でも正解でしたね。」
もうすぐ創業18年、会社の生存率でいうともう2%くらいになるのですが、ここまで続けることができたのは何が理由なのでしょうか。
大木「やはり最初の方針からブレずに人を入れて育てたこと、そこに尽きます。最初は専務の竹熊と2人で始まった会社も今は19人にまで増えました、さらに2人以外は全員未経験から育てていることからも本当に地味ではありますが誠心誠意コツコツとやってきたこと、それに尽きると思います。」
大木「もう一つは人事をやってくれた竹熊のおかげですね、従業員数が10人前後で止まっていた期間が5年程度あり、そこで採用や育成を大きくテコ入れしてくれたことで弊社が存続だけでなく成長することができているのだと思います。」
最後に今後の展望などをお聞かせください。
大木「弊社は設計事務所業界の中では平均年齢30歳前後と若い会社です。若いということはそれだけ伸びしろがあると考えています、これからは西日本だけでなく名古屋・東京へ営業エリアを広げていく予定で創業当時から強く思っていた若手を育てて会社も伸ばしていくコンセプトは今後もっと加速していきたいと思っています。」
ありがとうございました。
大木社長にはこれから他にもお話を聞いていく予定です。
弊社に関する質問があればメールなどでお待ちしています。
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