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開発者とユーザーを繋ぐ「アプリエンジニア」。上流工程にたずさわりながら、フルスタックに活躍していく

「アジアNo.1のマーケティングカンパニー」を目指し、IT技術による新たなマーケティングシステムの開発を進めているクロス・マーケティンググループ。積極的な業務拡大により、海外子会社を合わせて29社1,500名にもおよぶ組織に成長しています。

拡大を続けるグループ全体のシステムを支えているのが、当社のシステム開発部。今回は、サーバー保守やデータ分析、さらには上流プロセスの要件定義までフルスタックに活躍する「アプリエンジニア」の2人をご紹介します。直面している課題から入社後の満足度まで、率直な想いを語ってもらいました。


上流プロセスでやりたいことに取り組めることが、入社の決め手

ーー前職ではどのような仕事をしていましたか?

倉持:新卒でSIerに入社して、重電機メーカーの基幹システムの開発を担当していました。リリース後にはそのまま運用・保守にもたずさわり、8年ほど在籍しています。客先のオフィスに常駐するかたちだったので、SIerと言いつつも気持ち的には「常駐先の社員」として働いている感覚でした。

しかし、立場の違いで要件定義などの上流工程には関われなかったので、もっと上流フェーズの業務にも挑戦したい気持ちがありました。それを実現できる環境として選んだのが、クロス・マーケティンググループです。学生時代に学んだマーケティングの知識を活かして働けることも、入社の動機になっています。

倉持 靖幸
システム開発部 アプリエンジニア
大学卒業後、SIerに入社して重電機メーカーの基幹システムの開発、運用、保守を担当。2020年クロス・マーケティンググループに入社し、前職で培ったシステム開発の知識を活かしながら、アプリエンジニアとして多くの案件に従事している。

ーー小泉さんは元々他の部署にいて、自ら希望を出してシステム開発部に転属していますが、その経緯を教えてください。

小泉:新卒でクロス・マーケティンググループに入社して、最初に配属されたのはWebアンケート画面の作成と配信、さらにアンケートの結果の回収、納品までを行う部署です。さまざまなシステムを使用していたのですが、あるシステムを自分で使った経験から、実際にどのように動いているのか、より詳しいことを知りたいと思うようになりました。その想いは日々強くなり、エンジニア未経験でありながらシステム開発部への異動希望を出しています。ユーザー側の意見や視点も伝えながら、開発者とのコミュニケーションを円滑に進めていきたいと考えていました。

小泉 健人
システム開発部 アプリエンジニア
大学卒業後、2018年クロス・マーケティンググループに入社。WEBアンケート画面の作成、配信、アンケート結果の回収、納品の業務にたずさわる。2021年にシステム開発部へ異動。エンジニア未経験から急速に成長し、さまざまな案件に従事している。


ーーエンジニア未経験での実務は大変でしたか?

小泉:学生時代にプログラミングを授業で学んだり、ソースコードで研究データを書くことは経験していましたが、実際の開発経験は何もない状態だったので、最初はいろいろと苦労しました。ただ、他のメンバーに相談すれば、まったく嫌な顔をせず的確な情報をすぐに教えてくれるので、助けてもらいながら取り組むことができました。最初のころは調べてもわからないことが多かったので、チームの協力が本当にありがたいと感じています。

ーー入社後にギャップなどはありましたか?

倉持:イメージしていた企業像との間にギャップはありませんが、グループ会社に関連した開発業務が多いことに少し驚きました。前職では一つの基幹システムをずっと見ていたので、いろいろな会社のシステムを見ることに、最初は戸惑うこともありましたね。しかし、それは同時に多くの経験を積めるチャンスなので、新たなキャリアとして前向きにとらえています。

また、SIerから事業会社に移ったことで立場が変わり、現場の人と直接話す機会が格段に増えています。元々やりたかった上流プロセスの要件定義にもたずさわれるので、転職前に実現したかった希望が、今まさに叶っている状態です。


開発者と現場のユーザーを繋ぐ「アプリエンジニア」

ーーシステム開発部におけるアプリエンジニアの役割について教えてください。

倉持:「アプリエンジニア」と聞くとアプリケーションを作るエンジニアを思い浮かべるかもしれませんが、当社のアプリエンジニアは一般的なイメージとは異なります。プログラミングを担当する開発者とユーザー側を繋ぐ“橋渡し”の役割を担います。現場のプロダクトマネージャーやリーダーと協力しながら、ユーザー側のニーズをヒアリングし、開発者と連携しながら案件を動かしていきます。

   要件定義まで最初から決まっているケースもありますが、それ以前のフェーズからコンサルタントのように要件定義を考えていくこともあります。社内のメンバーともやり取りしながら、システムの内容を具体的に決めていくことができます。

小泉:現在手がけているのは営業支援アプリケーションの開発です。具体的にはSalesforceのプラットフォームにおいて、グループ会社で使いたい機能を構築していきます。ソースコードを書くのは基本的に開発者が担当しますが、リソースが足りなかったり、緊急性が高い場合には、私たちアプリエンジニアが対応することもあります。

ーーシステム開発部の課題感について教えてください。

小泉:グループ各社においてシステム数が多いので、進捗状況や情報を整理していくことに難しさを感じています。社内のさまざまな部署はもちろん、グループ各社からもいろいろな開発依頼が寄せられます。国内はもちろんですが、海外にもグループ会社があるので、グローバルな対応が求められることもあります。

倉持:グループ各社で業務内容が異なり、それぞれの部門から「こういうことがしたい」と要望が直接寄せられるので、全体を取りまとめながら作業量をコントロールすることが難しいこともあります。スピード感が早く、案件がどんどん回ってくるので、迅速に対応していくことも大切です。

   提案フェーズでは、運用側がシステムをどのように使っているのか具体的に把握していないと、ニーズに沿った良い提案ができません。そのためシステムのことだけではなく、運用側のこともしっかり理解していくことが重要です。日々の業務のなかでコミュニケーションを密に取りながら、運用面の情報をキャッチアップすることを心がけています。



ーー課題の解決に向けて、今どのようなエンジニアを求めているのでしょうか?

小泉:多様なグループ企業・部署と連携していくので、コミュニケーション力のある方が活躍できると思います。いろいろなシステムに触れながら、たくさんのユーザーと話すので、コミュニケーションが上手く取れないと、業務を円滑に進めることができません。いろいろな意見を取りまとめながら正しい情報を見つけ出し、新たな提案に繋げていく力が必要かなと思います。

倉持:当社のシステム部門は、自社の売上ではなくグループ各社のシステム改善にコミットしています。つまり、売上を高めるためのコミュニケーションではなく、現場の業務を改善して各社の売上を高める動きが必要になってきます。業務をどのように効率的に回していくのか。自分ごとにとらえて、取り組むことが重要です。

   スキル面では、IT全般の広い知識を持った方も必要かもしれません。サーバーのことなど、自分に足りていないことも多いので、多くの知見を持っていると助かります。あとは、フルスタックに一人でプロジェクトを推進できる方にジョインしていただけるとうれしいです。一から全てを構築できるレベルの人がいると、案件がかなり円滑に回っていくと思います。


幅広い開発案件で、フルスタックエンジニアとして成長

ーー仕事のやりがいは、どんなときに感じますか?

小泉:私の場合、ユーザーに喜んでもらったときに大きなやりがいを感じられます。例えばある案件では、ユーザーが手作業のシステム更新に悩んでいることを知り、データベースから簡単に編集できることを提案させていただきました。その作業はユーザーにとって重いルーティンワークになっていたので、大幅な工数削減に貢献することができました。そういった業務サポートは、今後システム化していくことも検討しています。

倉持:仕事のやりがいを感じたのは、新たな機能を提案してそれが実装されたときです。当社は部署によって一部の業務をアウトソーシングすることもあるのですが、以前はその情報が集約されていないことがありました。外注した内容を一元管理ですぐに確認できる機能を作るため、アウトソーシングの評価を、五角形のレーダーチャートで見やすく表示することになったのです。

最初は要望どおりにチャートを作ったのですが、期間の縛りを設けずに全期間で出してしまうと、正確な評価がわかりにくいと感じました。過去に評価が高くても、最近の評価が下がっているケースもあるからです。そこで、私の方から直近1ヶ月、3ヶ月に期間を絞って評価を確認できる機能を提案させていただきました。リアルタイムの正確な評価が見れるということで、すぐに採用していただき、業務改善に繋がっています。

ーーシステム開発部の環境で魅力に感じているのは、どんなところでしょうか?

小泉:さまざまなシステムがあり、それに関する開発案件が膨大なので、「やりたい」といえば、何でも取り組める環境だと思います。興味がある技術や取り組みたい領域があれば、どんどん挑戦できます。技術選定においても、現場で働くエンジニアの声が反映されやすくなっています。

倉持:ニーズに合わせて同様の開発言語を使っていることが多いのですが、「この言語を使わないといけない」という縛りは特にありません。反対するような雰囲気は一切ないので、開発要件に合った内容であれば、今まで使っていない言語でも使うことができます。

   幅広く開発にたずさわりながら、スキルアップしたい方には最適の環境だと思います。上流よりさらに上のコンサルティングも経験できますし、サーバの保守などのインフラやデータ分析なども担当しながら、フルスタックなエンジニアとして成長できる環境です。


ーー日々の業務における働きやすさはいかがですか?

倉持:毎週の出社日数は決められていますが、システムのリリース日を在宅勤務にするなど柔軟に調整できます。個々の働きやすさで出社日を調整できるので、作業に集中して取り組みたいときなどは、効率重視でリモート勤務に変えられます。

小泉:部署内の情報共有についてはどんな作業を今週やっていたのか、チーム内で共有できる機会を設けています。個々の課題に対して、他のメンバーから解決案を出してもらうこともあります。例えば、初めての業務があったりすると知見を持っているメンバーに見てもらい、それでも駄目なら他のメンバーも加わってチームで課題解決に取り組みます。新たな知見がどんどん蓄積されていくので、とても刺激的な環境です。


課題解決が自分の伸びしろ。挑戦心でステップアップしていく

ーークロス・マーケティンググループは、どんな方に適した会社だと思いますか?

小泉:「何か新しいことをやってみたい」「いろいろなことに取り組みたい」と考えている方にジョインしてもらえると助かります。スキルはあった方がうれしいですが、技術がない状態で私がスタートして現在まで何とかやれているので、成長を求める気持ちが重要だと思います。

倉持:そこは大事ですよね。担当するシステム数が多くスピード感があるので、今日と明日でやることが大きく変わることもあります。それをネガティブにとらえるのではなく、「挑戦できる」と前向きにとらえるマインドが大切です。というのも、当社のモットーが「やればいいじゃん!」。常に挑戦していく社風なので、失敗を恐れず常に進んでいくことが求められます。

   日々の開発においてはいわゆるウォーターフォールでやっている時間はなく、アジャイルとの中間で進めていくようなイメージです。当社に適したマインドでいうと、「今自分はこれができるけど、こっちもやってみたい」という風に、いろいろなことに好奇心を持てる人が合っていると思います。


ーーシステム開発部で働くようになって、成長を感じることはありますか?

小泉:エンジニアとしての経験がゼロからのスタートなので、最初の成長率が最も高いと思いますが、その後もキャッチアップすることが多く、日々楽しさを感じています。現場でユーザー側と話す機会も多いので、相手目線での提案を心がけながら、さらにステップアップしていきたいと思います。

倉持:前職がSIerで開発が中心だったので、最初はサーバーまわりの知見が全くありませんでした。しかし、入社後はサーバー構築にもたずさわっているので、業務領域やそれに伴うスキルが格段に広がっていると感じています。今後は、現場と同じ目線での提案を増やしながら、システムを使う企業にとって価値の高いシステムをつくっていきたいと思っています。


課題を感じつつも、それは自分にとっての「伸びしろ」なのではないかと思っています。クロス・マーケティンググループは、やりたいことへ積極的に挑戦できる環境と機会があるので、成長の可能性は無限に広がっていると思います。

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