はじめに
どうも、スタジオ・アルカナで(自称)ジンジニアをしている千葉と申します。
13日の金曜日(でピンとくる世代がいつまでなのか分からずですが)だったので、思わずこの日に執筆担当の立候補をさせていただきました。
ジンジニアというポジション?肩書き?は、少しずつ広まっているみたいですが、まだツーカーで通じるワードではないので定義について記載させていただきます。ジンジニアの定義については、大きく分けて下記の2つのパターンがあります。
- 元エンジニアで今は人事をしているパターン。
- エンジニアが採用人事も兼務しているパターン。
僕は、上記のパターンでいうと、②のパターンに当てはまります。
エンジニアリング業務をしながら採用活動をするのは大変な時もあるのですが、そんな時は「俺って、偉いな〜。凄すぎ!」と自分で自分を褒めながら仕事をしています。
社長である鎌田さんから「採用は全て任せる。人数を倍にしたい。」と言われて、「任せてください!倍にします!!」と大見得を切って、スタジオ・アルカナに入社してから3年と7ヶ月が経ちました。
日々、ジンジニアとして採用活動を頑張っておりますが、折角の機会なので採用活動を振り返ってみたいと思います。
何をやったか?
採用ピッチ資料の作成
スタジオ・アルカナに入社するにあたり、諸事情があり半年待ってもらってから入社しました。スタジオ・アルカナに入るまでは、定期的に連絡を取りながら採用環境のテコ入れ(と言うと偉そうですが)の一環として、自分が入るまでにお願いしていた事が採用ピッチ資料の準備です。
すでにカジュアル面談はしていました。なので、採用ピッチ資料があれば事前に資料を見てもらい、面談時は資料の内容をベースに質疑応答する事でスタジオ・アルカナの解像度を上げてもらおうという寸法です。
今は組織編成も業務内容も拡大・変更しているので当時のピッチ資料はお蔵入りにしてます。令和最新版のピッチ資料を作成しないとな〜と思ってます。
採用支援サービスの転換
僕が入社する前は、リソースの観点からも人材紹介の会社をメインに利用しておりました。それをダイレクトリクルーティングメインのサービス運用に転換しました。
今も地道に「なぜ、貴方にオファーを送ったのか?」という部分を個別に書き続けています。お陰様で『開封された後の返信率が高い』と利用している採用サービスのカスタマーサポートの方に言われる事が多いです。
それでも段々と返信率が下がっている気がします。エンジニア採用に関しての有効求人倍率がコロナ禍前を超えたという統計も拝見したので、さらなる熱量をメッセージに込めなければと思っています。
カジュアル面談の内容変更
既出ですが僕が入社する前からカジュアル面談はしておりました。ただ、盛り上がれば2時間でも話し続ける状況でした。流石に時間をかけすぎなので、レギュレーションを設けて面談を実施する事にしました。
下記の流れを30〜60分の時間を使って実施しています。
- 自己紹介
- 会社説明
- 質疑応答
- 選考フローのご紹介
- 選考の可否ヒアリング
まだまだ改善余地のあるカジュアル面談ですが、気をつけている事は以下の通りです。
- 自己紹介では自身の趣味にも触れ、少しでも場の雰囲気を和らげるように努める。
- あくまで面談である事を強調して、面接時に聞くような質問はしない。
- 質疑応答の回答に関しては、良くも悪くも正直に回答する。(課題点も正しく伝える)
- 最後に、このまま選考に進んでもらえるか確認する。
まだ道半ばですが、カジュアル面談の極意を得た際にはLTなどで発表したいと思います。
スクラム採用の布教
人事と組織の上流のみで採用活動を進めると採用した人がアンマッチだった際に現場から不満の声が聞こえてくるというネガティブな要因が起きぬように、ラグビーのスクラムよろしく全員が採用に関わるという文化を布教していきました。それがスクラム採用です。
採用面接ガイドを作成したり、社内勉強会で採用についてのアレコレを発表したり、求人票をアサインされるプロジェクト毎に分けたりする事で、一次面接は僕が司会進行を行い現場エンジニアが面接を行うという座組みができました。
この座組みだと入社後のアンマッチが起こるというケースが著しく低下(ゼロにはならない)するのですが、面接が発生する度に現場メンバーの開発リソースを奪うという点と、今はアサインされるプロジェクトを確定させて求人を出せるわけでもなくなったので、今は開発PJのリーダーのみが一次面接に参加するという状況に落ち着いてます。僕は皆が採用に関わる方が良いと思っているので、また機を見てスクラム採用を再開したいです。
おわりに
こんな感じで採用活動を頑張っているのですが、冒頭に記載した鎌田さんから言われた「人数を倍にしたい」という要望に関しては、正直、苦戦していました。
そんな中、鎌田さんが元々アルカナに所属していた人達が独立して立ち上げた会社に「また一緒に頑張っていこう!」と声をかけて吸収合併させてもらうという形で実現されました。
大見えを切って入社した手前、結果が伴っていなくて申し訳ないなと感じています。今の人数から倍にできるように、もっともっと採用活動を頑張っていきたいと思います。