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【メンバーインタビュー#3/上田麻実】“やりたかったこととやってきたことが全部繋がった感覚” お醤油のような存在を目指して。

“やりたかったこととやってきたことが全部繋がった感覚” もう絶対ここに入りたい!と思いました。

稲冨:まず初めにAuBに入社された経緯を教えてください。

上田:AuBに入社するまでは、新しい薬を開発する治験関係の仕事についていました。その中でもうつ病やがんの薬を担当することが多く、それらの病気と腸内細菌に関係があるというテーマをよく目にするようになって、腸内細菌に興味を持ちました。

もともと自分が便秘がちだったこともあって、腸内環境を整えることで体調がどれだけ変わるんだろうと思って調べ始めてたのもその時期で。

あとは、私は出身が埼玉県の浦和で、小さい頃から熱狂的な浦和レッズのファンでした。私が小学生の頃は土曜日も学校があったんですけど、学校が終わると親が校門まで自転車で迎えにきて、「試合に間に合わないから早く乗って」みたいな感じの子でした。(笑)

こんな感じで、レッズの試合を観に行くっていうのは生活の一部みたいになっていました。なので小さい頃からレッズの選手に関わる仕事がしたいなとか、スポーツが大好きだったのでスポーツ選手に関わる仕事がしたいという夢をずっと持っていました。

それでちょうど腸内環境に興味を持っていた頃に、啓太さんの「もう僕は浦和レッズの選手を引退します」という会見を見て、「AuBという会社を立ち上げて、アスリートの腸内細菌の研究を始めます」というようなことを聞きました。この時、自分がやりたかったことが一気に線が結びついたみたいな感覚があって。今までやりたかったスポーツ選手のサポートもできるし、自分がヘルスケア領域で働いてきた経験も活かせるかもしれないと思って、「これはもう絶対にここに入りたい!」と思いました。その時はホームページに募集も問い合わせもなかったので、どうやったらこの会社にアプローチできるかを考えた時に、「もうこれは啓太さんのSNSを利用するしかない」と思いました。(笑)

それでインスタのDMに「私はこういう者です」っていう長文を何通か送って、機会があったら声かけてくださいみたいなことを伝えて、でも返信が来ることはありませんでした(笑)そりゃ有名人にDMなんてしても返ってこないよな〜とは思ってて。

そしたらほんとにたまたま前職の会社の社長さんが啓太さんとご飯を食べに行く機会があって、その時から浦和レッズが好きで週末は試合を観に行っているというのを会社中が知っていたので、「鈴木啓太さんとご飯に行くことになったからお前も来るか」って言ってくれて、こんなチャンスないから連れていってもらおうと思ってご飯に行きました。

その時に、社長がトイレに行っていていない間に、「啓太さん、私実は入りたくてDM送ってたんです」って話したのがきっかけで。そこからお互い連絡を取るようになって、しばらくしてAuBに入社したっていうのが私の入社の経緯ですかね(笑)

自分的にはやりたいからやりたいですって言っただけなんだけど、他のメンバーからはインスタのDMにメッセージを送って入社するなんてストーカー入社だよって言われてます(笑)

稲冨:そうなんですね(笑)

ご飯に行く機会があったというのはとてもタイミングが良かったんですね。

上田: そうそう。

ほんとにたまたまで、もともと知り合いとかではなかったんだけど、啓太さんがAuBを始めるにあたって、いろんなヘルスケア会社さんに話を聞きにいっていたみたいで。その中の一つに前の会社も入っていたって感じです。


メディアやアスリート。外部との窓口を担当しているからこそ、社内でのコミュニケーションも大事にする。

稲冨:では、今は広報とマーケティングを担当されていると思うのですが、具体的にどのようなことをされているのかお聞きしてもいいですか?

上田:広報関係でいくと、まずはメディアとの調整というところで、PR会社さんが取ってきてくれた取材を見て、受けられるかどうかの判断をしたり、この内容だったらどんな話ができるかというのを考えたりしています。もう一つ広報の大きな役割として、社長のスケジュール調整と、取材に同行して社長が対外的に発言してもいい内容かどうかを悩んだ時にアドバイスする役があると思っています。なので、商品やサービスを直接お客様というよりは、メディアを含めて伝えるという部分を裏から支えるのが広報かなと思っています。

マーケティング部門での仕事は、一番大きな役割としては、選手の皆さんとコミュニケーションをとる窓口を担当しています。選手のみんなと直接話す機会は少ないものの、どうやったらみんなが相談してくれるかなとかどうやったらみんなが気持ちよく研究に協力してくれるかなとか協力してくれたお礼にどういうことをしたら喜んでくれるかなという部分を、選手にヒアリングしたり、選手の気持ちを汲み取ったりという役割が一番大きいかなと思っています。

あとはヘルスケアサービスの一環で、ジュニアアスリートのコンディショニングサービスの設計とかもしているんだけど、栄養士2人がメインで動いてくれているので、私の立場としては、そのプロジェクトが、成功するための道筋をちゃんと歩けているかとか目標やゴールとかをその2人と一緒に決めたりする、その2人のサポート役かなと思います。

私は多岐にわたっていろいろなことをやっているんですけど、大きく分けると広報とアスリートサポートとヘルスケア関係をやっています。

稲冨:実際に選手と関わる機会はあんまりないものなんですか?

上田:コロナになる前は、近場の選手のところには会いにいって、腸内細菌検査結果をフィードバックしながら近況を聞いたりとか、あとは遠征でこっちにきてくれた時に一緒にご飯を食べて話を聞いたりはしていたんですけど、やっぱりコロナになってからは一切選手とは会えないので、たまにテレビ電話したり、選手から電話がかかってきたりっていうのはあるけど、もうほとんどがLINEの文章のみになってますね。

稲冨:そうなんですね。

上田:本当はね、直接会えた方がいろんな話もできるし、選手も話しやすいとは思うんだけどね。なかなか難しいですね。

稲冨:そうですよね。

AuB MAKEとか、実際に選手の「筋肉がつきにくい」っていう声があってプロテインの商品ができたという経緯があったと思うんですけど、そういう選手の悩みとかを聞いたりするのが上田さんの役割みたいな感じですか?

上田:そうだね。

そういう話は初期の頃にたくさん聞けて、今みたいに管理栄養士さんもいない中で、アスリートの検体を集めるだけ集めてまずは調べてみようってい段階の時に、それでも協力してくれた選手にどうやってお礼しようかなって考えた時に、今わかってる知識しかないけど、検査結果を解説してみようってなって。

会社を立ち上げて2~3年ぐらいは協力してくれた選手ほぼ全員に会いにいって、検査結果をフィードバックして、体感と比べてもらったりしてて。

その時にプロテインを飲んでもあんまり筋肉がつかない悩みを教えてくれたり、プロテインと乳酸菌を一緒にとると調子がいいって教えてくれた選手やトレーナーの方がいたりして。あとは私たちでは気付けないけど、選手全員のデータを渡した時にトレーナーさんが「この数値低い人って筋肉なかなかつかないって言ってる選手だよね」って言ってくれたりして、そういうところでもしかしたら筋肉と腸内細菌が関係があるのかなっていうのが見えてきたりしましたね。

稲冨:選手とのコミュニケーションがAuBの商品だったり発見に結構繋がってるんですね。

上田:そうそう。すごい重要で、やっぱりデータだけ見ててもわからないこともあって。選手が自分の検査結果を見た時に、「自分てこうだからこの数値がこうなのかな」とかポロっと言った言葉がすごくヒントになったりするから、やっぱり選手と直接コミュニケーションを取るっていうのはAuBにとってもすごく重要なことなのかなと思います。

稲冨:他のプロテインを作っている会社にはないコミュニケーションなのかなと思うと、そういう繋がり方ができたりするのはAuBの強みかもしれませんね。

上田:うん、たしかにね!

私たちはサプリメント会社じゃないからできることなのかもしれないね。他の会社だとプロテインを作って売らなきゃっていう課題が先にあったりするから、ヒアリングして選手の要望がこうだからこういうのを作ってみようっていうことが難しいのかもしれないね。私たちとしてはプロテインを作りたかったわけではなくて、選手がこういうことで困ってるから、だったらその解決方法としてAuB BASEとかAuB MAKEがあったりするので、今後の商品とかもそういう風に作っていくんじゃないかな。

稲冨:広報やマーケティングなど担当されている業務をする上で大切にしていることとかはありますか?

上田:私は社内コミュニケーションっていう部分を一番大切にしていて、広報の仕事をやる上で、商品のことや会社のこと、啓太さん自身のことを知っておくことが大事だと思うので、いろいろな人と話したり、私自身も社内で情報収集をしないとしっかり回答できなかったり、サポートできなかったりするので、社内コミュニケーションは欠かせないなと思っています。

日頃からこの人は「どんなことを思ってるんだろう」とか「どんなことが好きなんだろう」っていうのは観察するようにしています。

マーケティングのお仕事でも一緒で、新しいサービスを構築していく時も、この人はこういう言い方をしたら前に進めるかなとかこういう風な要素を入れてあげたら楽しいと思ってやってくれるかなとか、気をつけているわけではないんですけど、自然と気にしているんじゃないかなとは思っています。

どちらも共通して言えるのはやっぱり社内コミュニケーションという部分を大事にしているのかなと思います。

稲冨:ミーティングとかでも上田さんがいるとメンバーをちょっといじったりして、なんか雰囲気がいいなーって感じます(笑)

上田:どうしたらみんなが喋りやすくなるかなとかは自然と考えている部分はありますね。でもたまに真面目な会議でもいじったりしてしまって怒られることはあるから、そこは空気を読み間違えないように気をつけようと思っています(笑)

稲冨:初めの方のミーティングは毎回結構緊張していたんですけど、そういう笑いとかもあって溶け込みやすかったです(笑)

上田:ほんと!良かったー(笑)

稲冨:仕事をする中で、やりがいとか喜びを感じるのはどんな瞬間ですか?

上田:私がやりたいと思っていたのがアスリートとの関わりの部分だったので、相談にのっている選手が優勝したりスタメンで試合に出て活躍している姿を見たりすると、やっててよかったなと思ったり、少しでもこの人の人生に関われているんだなと思うと嬉しくなりますね。自分がもともとやりたかったことなので、そこでの喜びが一番大きいかもしれないですね。

あとは、私はメディアの人と関わる機会が多いので、そういう方から褒めていただいたりした時も嬉しいです。

AuBを立ち上げた初期の頃から知ってくださっているメディアの方が、別の記者さんが書いた記事をFacebookに上げてくれていて、「もう自分が取材したのは2.3年も前になるんですね。こういう会社の成長が見られて嬉しいです」みたいなことを書き込んでくれていたり、何回か取材をしてくださっている記者さんから「こういうところが変わったんですね」とか「成長してますね」というようなことを言っていただけたりした時は、ほんとに嬉しかったです。自分では中にいるからなかなか気付けなかったりするんですけど、人から見てそういう風に言っていただけると嬉しいですね。

他にも、取材を受けていて、「AuBさんって楽しそうですね」とか「啓太さんって話しやすいですね」って言ってもらえたりすると、自分が好きな会社だからこそ嬉しいし、良かったなと思いますね。

メディアの方と関わっているのはAuBの中で主に私だけなので、そういった声を独り占めしています(笑)

AuBが “生活に溶け込んだ当たり前のもの”になることを目指して。

稲冨:最後に、AuBで実現したい夢についてお聞きしてもよろしいですか?

上田:AuBの商品やサービスがお醤油のような存在になればいいなと思っています。

醤油じゃなくても何でもいいんだけど、生活の一部に溶け込みたいという意味を込めてお醤油を選びました(笑)ゆくゆくは、AuBの商品やサービスが、一家に一台じゃないけど、生活に溶け込んだ社会になれば面白いなと思います。

サプリメントだけじゃなくて、デバイスだったり、まだ具体的に想像はついていないけど、何かAuBの商品だったりサービスが、お醤油ぐらい家の中に当たり前にあるものにしたいなと思います。

健康というと意識高い人しか気にしないのかもしれないけど、自分が好きなことをやり続けたいから元気でいたいというのはみんな同じだと思います。そのためには腸を整える、そこを軸に、これを使うと調子がいいというような“AuBの何か”ができればいいなと思います。

稲冨:AuBのブランドスローガンに込められた思いの中にも人々の生活に入り込むみたいな部分があったり、やっぱり目指しているところはみんな同じなんですね。

上田:少し話がずれてしまうかもしれないんですけど、私はAuBが大企業になってお金を稼ぎたいみたいな思いは正直あんまりなくて。それよりは、「どうやったらみんなの生活の中に溶け込めるかな」とか「どうやったらAuBを知ってもらえるんだろう、好きになってもらえるんだろう」とか「どうやったら鈴木啓太を知ってもらって好きになってもらえるんだろう」っていう部分をずっと考えてきていたので、そのブランドスローガンが決まった時に「そうそうこれこれ!」みたいな、うまく言語化してもらえた感覚があって、みんなで思いを共有できていたんだなと感じることができて嬉しかったことを覚えています。

稲冨:こうやって皆さんにお話を聞いていても、同じ思いを共有しているチームだということを皆さんおっしゃっているので、本当にそうなんだなと思います。

上田:アスリートをサポートしたい、世の中をより良くしたいという共通目標があるので、一致団結していると私も感じます。

ただ個性は強いよ(笑)

稲冨:それでも上田さんの温かい人柄で個性が強くてもみんな仲良いなと思います(笑)

上田:でももうちょっとガツガツした人が必要なのかなと思ったりもしますね。私がこんなんだから良くないのかなーって思ったり(笑)

稲冨:そんなことないですよ(笑)

ほんとにいつも上田さんの雰囲気に助けられています!

上田:それなら良かった!これからも頑張っていこーね!

稲冨:はい!今日はありがとうございました!

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