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ずっと憧れだった啓太さんと。夢を与え続けてくれた啓太さんに、次は自分が返したい。
稲冨:まず初めに伊藤さんがAuBに入社された経緯を聞かせてもらえますか?
伊藤:大学卒業後、ディスカウントストアに新卒入社して、その後中途採用でAuBに入社しました。社会人になる前の大学4年間はあるJリーグクラブで働いていました。その時にサッカー界の裏方の仕事をずっとやっていて「サッカー界で働くのはいいな」という想いもありましたが、自分の力で内定を勝ち取り、サッカー界以外も見たいという想いで前述の企業に入社を決めました。
前職で「物を売る」ということを学んでいく中で、元いたクラブの物販の仕方、選手のブランド価値を活かして物を売れていないと感じました。自分ならもっと売れる。そう思ったときに「サッカー界に戻りたいな」と考えるようになりました。ただ、そう思ったときには結婚もしていて「給料も減るだろうな」「家族を養わなきゃいけない、でもやりたいなあ」っていうのを行ったり来たりしていて、2, 3年モヤモヤしていました。
そんな時に、あるスポーツイベントをSNS上で知り、何か出来ないかと主催者のかたにDMを送って、イベントのお手伝いすることになりました。そのイベント開催の1ヶ月前にゲストで啓太さんが参加することが決まり、憧れの選手だったので震えましたね(笑)
稲冨:DM送ったり、行動力がすごいですね!
伊藤:自分ではそんなに行動力がある方だとは思ってはなかったんですけど、この話をするとみんなそう言ってくれますね(笑)
稲冨:DMを送ったりしたときはまだモヤモヤしていたんですか?それとももうスポーツ界に戻る!って決めてたんですか?
伊藤:全然決まってません!(笑)そのイベントに参加したのは、スポーツ界と関わりたいっていう想いのはけ口だったかなと。
稲冨:じゃあその時は仕事としてスポーツビジネスと関わるようになるとは思ってなかったんですね。
伊藤:ちっとも思ってなかったです。ただただ、関わりたいという気持ちでした。
稲冨:そこで、ずっと憧れだった啓太さんが偶然ゲストになってというのは、すごくタイミングがよかったんですね!
伊藤:まさに。それに主催者の方も急に来たDMに返信してくれて、仲間に入れてくれたのも運が良かったし、啓太さんと主催者の方が知り合いだったというのも運が良かったし、もうほんとに運が良かったとしか思えないですね。
稲冨:モヤモヤしている中でスポーツ界に少し関わったり、啓太さんと出会ったりして、そこからAuBに入社しようという思いに固まった理由は何だったんですか?
伊藤:チャンスは逃せないなと思ったから。人生でとにかく一番憧れていた人でしたし、その人が作った会社で働けるチャンスは今後、お金を払ってもできないなと思ったので。力になりたいっていう感情が一番大きかったですね。もう逃せない!って感じでした。
稲冨:そんなチャンス、一度逃したらなかなか巡ってこないですもんね(笑)
伊藤:いや、もう絶対ないですね(笑)
稲冨:入社したいなと思った理由として、「啓太さんと一緒に働きたい」「啓太さんの夢の実現に自分も関わりたい」という部分が大きいのかなと思うのですが、実際はどうだったのですか?
伊藤:まさにそんな感じ!仕事の実務能力が通用するか正直自信はなかったんですが、そんな自分でも啓太さんがやることを何とか助けたいと思ったのが大きかった。勝手にだけど、少年時代、啓太さんにはたくさん夢を貰いましたので。
サッカーがヘタクソだった自分でも、ああいうプレーなら真似できるとか、啓太さんはもちろんうまいんだけど、プロの中では上手くないって言ってて、その言葉を間に受けて、「ヘタクソでも何とかなるんだ」と思ってやっていました。サッカーを続けられるきっかけやモチベーションを与え続けてくれた人だったから、それを何らかの形で返したいっていう想いが大きかったです。
稲冨:そうだったんですね!
伊藤:もちろん事業内容にも共感しています。自分が憧れている人が真剣にやっていることに対して、ただ一緒に働きたいとかそういうミーハーな心で入ってはいけないと思ってました。事業をどんな思いでやっているのか、何を実現したいかというのはすごく調べて、事業内容に共感できるかどうかは自分の中ですごく吟味しましたね。
そんな時に、アフリカでは下痢で亡くなる子が多いという記事を見て、拡大解釈ですが、AuBの研究や事業で人々の腸内環境を整えることで人の命も救えると夢が膨らみました。
0から作ることは難しい。けど、だからこそ、面白い!!
稲冨:では、実際にAuBに入社されて、主にマーケティング部門を担当されていると思うのですが、具体的にどのようなことをされているのか教えていただきたいです!
伊藤:ECサイトの運営や改善がメインです。物流やコールセンターとの連携など、表に見えないですが重要なところを担っていますね。後は商品に付属する同梱物を企画制作することにも携わっています。
稲冨:仕事をする中で、どんな部分にやりがいを感じていますか?
伊藤:販売している商品に満足いただいて、直接お客さまから喜びの声が聞けた時は嬉しいです!
あとはまだまだ整っていないところも多くて、そういった土台を作っていくことが多くあります。そこが前の会社とは違う部分だなと。
そういった土台をつくっていく中で、試行錯誤して改善していく過程や、それが軌道に乗った瞬間にやりがいを感じてます。
稲冨:ルールを一から考えるというのは難しいのではないかなと思うのですが、、、
伊藤:その後大きくなっていくためには、ルーティン作業に落とし込んだり、自分じゃなくてもやれるようにして行かなきゃいけない。そこを作るのは難しいこともあるけど面白いなと。
互いに尊重し合いながら、不確実性に挑めるチーム
稲冨:では、伊藤さんが感じるAuBの雰囲気を教えてください!
伊藤:部活とかクラブチームに似てるんじゃないかなって感じはしますね。
役割上の上下関係はあるんだけど、目的のために何か言うことに対して怒る人とかはいないし、目的を目指す中では変な上下関係とかはなくてフラットだと思います。
みんな個性があって多様性があるんだけど、それを尊重し合いながら、一緒に不確実性に挑めるチームですね。
サッカーと似てると感じます!サッカーも不確実でしょ!?
その場その場で判断して、自分がベストだと思ったものを実行して、ボール取られたらみんなで取り返して、そしたらそのプレーに謝る間も無くどんどん次のプレーって。そういうメンタリティとかは、サッカーと変わんないなって感じますかね。
DF、FWとかあるけど、みんな向かってる方向は同じ。目標に対してみんなフラットに、団結して挑める集団だと思います!
稲冨:確かにサッカーと似ている部分はありますね!
私もインターンとして関わらせていただいて、いつも皆さん気さくに話しかけてくださって、私の言葉も聞いてくださって、皆さん優しいな、嬉しいなって感じています(笑)
伊藤:ほんと!?(笑)良かった(笑)
“人を喜ばせたい” それが自分の幸せであり、夢。
稲冨:では最後に、AuBで実現したい夢について教えてください!
伊藤:AuBで実現したい夢は、企業としてのビジョンを実現すること。そして個人的には自分が幸せになることで他者にも喜びを与えられるようになれたらいいなと思っています。
これは全くの別物っていうわけじゃなくて、一緒のようなところもあって。
自分は勝手に啓太さんに恩を感じているから、その人が嬉しいと思ったり、幸せだなって思ったり、「会社を立ち上げて良かった」と思ってもらいたい。そう思ってもらえれば僕も幸せだし、僕が幸せだったらきっと啓太さんも幸せだと思うんですよね。だから、ビジョンの実現をしたいなって。もちろんビジョンに共感していますしね!
何でもそうだと思ってて、人が喜んだら自分も嬉しいし、その対価としてお金をもらって、心も金銭的にも余裕が生まれると他の人をもっと喜ばせられるし、そしたらまた自分も嬉しくて。このループは絶対あると思ってて。
そういう意味ではビジョンの実現と他者に喜びを与えるっていうのはつながってるって思ってますね。
稲冨:何だか素敵なループですね(笑)
伊藤:これまでの自分を振り返ると、ボーナスをもらったりしたときにすごく高い時計とかを買ったこともあるんだけど、その時は嬉しいんだけど一瞬で終わるし、あんまり思い出として残ってなくて。でも、サッカーをしていて、スライディングでシュートを止めて、それで次の準決勝に進んで、「お前すごく助かったよ」って言われたりした思い出の方が自分の中で強く残ってて。
人に感謝されたりしたときの方が、何かを得たときより、思い出に残っていることが多いなと思って。だからきっと自分の中では人を喜ばせるってことが夢になってるし、それが一番嬉しいんじゃないかなって感じてます!
稲冨:確かに人に喜んでもらえた思い出は記憶に残りますよね。今日は素敵なお話をありがとうございました!