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AuBという会社が何をやっているか?普段からアスリートの腸内細菌を研究しているということはご存知かもしれませんが、それ以上のことはまだまだ皆さんに伝わっていないかと思います。このストーリーではそんなAuBのインサイドをお伝えできればと思います。
研究活動を土台とし、その上に二つの事業を展開しています。一つはフードテック事業、もう一つはヘルスケア事業です。このストーリーではフードテック事業についてご紹介しましょう。
創業期から大事にした思い
創業当初からサプリメントを販売しないか、という話は周囲から挙がっていました。しかし、なんの裏付けもないものを販売することはAuBの考えに反するため、鈴木は固辞していました。アスリートのデータを用いて、より確かなもの、自分たちが明らかにしたものを多くの方々に届けたいとの強い信念があったのです。
愚直な思いが実を結んだ4年間の研究成果
そうして2015年の創業から4年以上をかけて、500人以上のアスリートから検体を集め、分析し続けました。研究を続ける間は当然収益はありません。会社の状況が苦しくなり今にも潰れるというときもありましたが、それでもアスリートのデータが必ず活かせるはずだという根拠のない自信だけを頼りに、踏ん張り、愚直に自分たちを信じ続けてきたのです。そうした月日の成果として、アスリートの腸が一般的な人々のそれよりも優れていることを突き止めることができたのです。
アスリートは一般生活者と比較し、
①アスリートは腸に様々な種類の菌をたくさん飼っているということ、(多様性が高い)
②その中に酪酸菌という免疫機能の調整に優れた菌を多く飼っている
これらの特徴を見つけ出し、ようやく自分たちの商品開発がスタート、この知見を活かした、独自の菌素材“アスリート菌ミックス”を1年近くかけて開発しました。この菌素材は、酪酸菌・乳酸菌・ビフィズス菌といった様々な種類の菌を29種類含んでおり、その種類・内訳はそれまでの研究に基づき独自に選定と配合したものです。
このアスリート菌ミックスを用い、様々なプロダクトに展開していこうと考えるのが、AuBのフードテック事業です。
第1弾商品の発売へ
第1弾商品として、アスリート菌ミックスと食物繊維を配合した、新たなスタイルの腸内細菌サプリメント“AuB BASE”(オーブ ベース)を開発、2019年12月から販売開始しました。アスリートのためだけに作った商品ではなく、アスリートのデータから多くの人々の課題解決につながることを目指した商品です。
これまではある特定の菌を取ることが良いと言われてきました。しかしAuBの研究では、たくさんの種類の菌を取ること(つまり多様性を上げること)が良い、というのがポイントです。そうすることで腸内環境をバランス良く整え、日々コンディションよく過ごす土台(ベース)を手軽にいつも整え続けよう、というコンセプトで開発しました。
10ヶ月で累計1万個以上を発売するなど、すでに多くの方々にご好評いただいております。自身の便通に変化が生じたり、疲労感の変化を感じたり、様々なコンディション向上に関するお声をいただいています。
まだまだ価値となる道半ば
とはいえ商品を作っただけで終わりではなく、私たちの思いとともに育てていかなければなりません。AuBは研究開発型のベンチャーではありますが、どのように世の中に届けていくのかを非常に重要視しています。それは何より「すべての人を、ベストコンディションに」というミッションを実現するためであり、そのためにアスリートのデータを活用する、と明確に定義をしているからです。
誰かに届かなければ、これまで積み上げてきたものは価値にはなりません。
どのように届けていくのか。一方的に届けるわけではなく、アスリートはもちろんお客様も含めた関わる人たちとともに、届け、育てていく過程を創り上げていきたいと考えています。
フードテック事業では、“アスリートのデータが、日常を変える”をビジョンに、独自に開発したプロダクトを通じて、多くの方々のコンディションを整えることを実現していきたいと思います。
プロダクト開発をはじめ、ブランドマーケティングからデジタルマーケティングまで様々な領域を少人数で取り組んでいます。このような過程をともに創り上げてくれる方はぜひお力を貸してください。