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伊良コーラ(いよしコーラ) マーケティングディレクター 高橋遼 インタビュー/ブランドにプラスアルファの価値を生み出す「熱量」とは

伊良コーラ(いよしコーラ)では、2023年4月から缶タイプの「伊良コーラ」をナチュラルローソンほか全国の取扱店で販売開始しました。大きな反響をいただき、7月より首都圏のローソンでの取り扱いも決定し、生活者にとってより近いブランドに成長していることをチーム一同実感しております。

また、今年4月に開催した銭湯・サウナとのコラボレーションイベント「イヨシの湯」のようなイベント・プロモーション活動も次々と実施しています。

事業拡大に伴い、マーケティング・広報領域や、新規事業の担当者など、今後の伊良コーラの肝になる部分をお任せできる方を募集中です。

今回は、伊良コーラ(株式会社GRAND GIFT)のマーケティングディレクターである高橋遼さんに広報担当がインタビュー。高橋さん自身のキャリア、伊良コーラで実現したいこと、そして未来について聞きました。

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「伊良コーラ」のブランドとしての価値を磨き、さらに輝かせるために

――マーケティングディレクターとは、どんなポジションでしょうか。

高橋:伊良コーラにおける、マーケティングの責任者です。
「マーケティング」という用語には色々な定義があるので、会社によって担当分野の定義が難しいところだとは思うんですけど・・・基本的には「お客様に商品を購入してもらうためのあらゆる取り組みを行う」ことが使命だと考えています。お客様に商品を購入していただくためには当然様々な領域の活動が含まれるので、マーケティング責任者としての担当範囲も自ずと広がっていきます。

――モノを売る上で、かなり重要な役割ですよね。

高橋:そうですね。GRAND GIFTの場合は現状ブランドが伊良コーラしかないので、いわゆる「伊良コーラというブランドの責任者」という意味で代表のコーラ小林さんと重なってくるところはあるのですが。
社長の右腕でありつつ、自分は自分で売上責任を持ちながら強いオーナーシップを持って遂行していくポジションです。

――具体的に、担当している業務についても教えていただけますか。

高橋:大きく分けると担当している分野は2つあります。
1つ目は「商品の価値をより良く認知してもらうため」という「ブランディング活動」です。正確には、伊良コーラが本来持っているブランドとしての価値を磨き、さらに輝かせるための活動になります。
これは当然、ブランドのコアの部分に関わります。
当初から想定しているブランドの提供価値やターゲットはあるのですが、それをもっと精緻化していくという意味で消費者に「なぜ伊良コーラを飲んでるのか」「飲んでどういう気分になりたいのか」といったようなを調査しながら、ブランドの解像度をもっと高めていくということをやっています。

加えて、ブランドの価値を伝えるイベントだったり、コラボだったり、ブランドが社会から認知されるための活動も企画・推進しています。
例えば「日本を、飲む。」*もブランディング活動の1つに当たります。日本全国のストーリーがある素材を使ってコーラを作っていくプロジェクトですが、伊良コーラというブランドが持つ自然に対するリスペクトを表現したり。あるいは、ただの飲み物ではあるけれども、そこに対して何かしらの「ストーリーや深みを持たせていきたい」という思いが詰まっている活動ですね。

これからも、例えば原野を購入してそこに伊良コーラを体験できるような施設を作るとか・・・よりブランドを感じてもらえるような施策をやっていきたいなと思っています。

――「伊良コーラを体験できる施設」・・・考えるだけで夢が膨らみますね!
――もう1つの担当分野は何でしょうか。

高橋:2つ目は、狭義のマーケティング、いわゆる「プロモーション活動」です。
これは「どのようにして幅広く伊良コーラを認知してもらうか、そして購入につなげてもらうか」を考えていくことだと思ってます。
日々、しっかりと売上を分析して「今日は何がどのくらい売れた」っていうのをしっかり理解して、なぜこのような結果が生まれたのかを考えて…ということですね。

――日々の売上などは細かい数字ですが、そこからマーケティングにおける発見を見出して、今後の販売戦略に活かしていくのですね。

高橋:はい。この2つの領域における直近の使命としては、全国展開や海外展開を目指していく上での“正解パターン”を見つけていくところだろうと考えています。
売りにしても、消費者に認知してもらうコンセプトにしても、何かしらの正解パターンがあるはずで…。それを理解することで、今後急成長を目指すための前準備というか下地が作れるんじゃないかと思っています。

――「コカ・ペプシ・イヨシ」になるために必要な道筋なのですね。
――世界中で飲まれる飲料を目指す上で「こういう風に飲んでほしい」、「こういう人に飲んでほしい」というブランドとしてのイメージがあると思います。高橋さんが伊良コーラに入社してみて気づいた意外なニーズはありましたか?

高橋:もともとのコンセプトで言うと、気分をプラスアルファにするような、日常をより豊かにするような感じのコンセプトではありました。

一方、伊良コーラは銭湯とかでリラクゼーションドリンクと一緒に並んでいることも多いんです。伊良コーラを置いた途端、リラクゼーションドリンクを買っていたお客さんが伊良コーラを飲むようになったという話を聞きます。ということは、“プラスアルファで豊かにしたい層”に加えて“安らかなひとときを求めている層”にも飲んでいただいているということで、そこは意外なポイントでした。

あとは、かなりスパイシーな感じのドリンクなので、“気持ちをONにするとき”に飲んでいただいている方も結構いるんじゃないかな?と想像しています。

――私の友人にも銭湯で見つけて飲んでみた…という人がいましたね。
――高橋さんは今年からマーケティング担当として伊良コーラに入社されましたが、伊良コーラの存在は知っていましたか?

高橋:実は知らなくて。コーラ小林さんと会うことになって初めて飲みました。
普段はあまりお酒も飲まないし、基本、水かお茶しか買わないという感じでした…。特に飲料に対して注目して考えたことは少なかったです。

――ジュースなどもあまり飲まないんですね。

高橋:以前まではあまり飲まなかったですね。伊良コーラに入ってからは、市場調査という意味合いも兼ねて、相当な種類を飲むようにはなりましたが(笑)。

ちなみに水はいつも「サントリー天然水」と決めています。理由は、あのCMが好きだからです。「おおかみこどもの雨と雪」という映画で「キトキト」という曲が使われているのですが、曲調にすごい惹かれて。特にそれ以外の理由はないんですけど、いつもサントリー天然水を飲んでいます。

――さすがマーケティングディレクターという感じの回答です…!
――では、他社のコーラを飲む機会もあまり無いですかね。

高橋:飲み会では飲みますね。みんながお酒を飲んでいるとき、お酒を飲まない自分が何を飲むかって言ったら、ジンジャーエール、コーラ、ウーロン茶ぐらいしか選択肢がないわけじゃないですか。その中ではコーラとかジンジャーエールとかの方がスパイシーで、飲み会の場での“飲んでる感”があるんですよ。お茶とか水は“単なる水分補給”って感じがして。

――なるほど。お酒っぽいノンアルドリンクが増えている理由にも繋がりそうですね。
――伊良コーラを初めて飲んだときの印象を教えていただけますか?

高橋:まず純粋に「うまっ!」って思ったんですよ。やっぱりいろんな味がする。
個人的に他のコーラだと、本当に小さな粒の味が大量に集まって合成的な味を生み出してるって感じがして。伊良コーラの場合は、際立っているスパイスが結構何種類かあって、その組み合わせで奥深い。だから人間の認知が及ぶ範囲での奥深さだなと思って、それがすごくおいしいと感じたんです。クラフト感がありつつ、でもすごくおいしいと感じたところに、感動をおぼえていて…。

おいしいと思ったと同時に、展開性を感じたんですよね。中身をちょっと変えると新しいフレーバーができるとか。例えばウイスキーだと、スモーキーなフレーバーとか浜辺の潮の香りがするフレーバーとか…色々あるじゃないですか。ああいうのがクラフトコーラでも出来るんじゃないかって直感的に思って。ノンアルコールの領域でもそういう奥深い世界ができたらめちゃくちゃ面白いなって直感的に思いました。

――たしかに、製品化されていつも見かけるようなノンアルコール飲料では、そういったものはあまり出会ったことがないですね。

熱量が高いメンバーと、同じ方向に向かって困難な道を登っていきたい

――今回はWantedlyで小林さんと繋がって入社が決まったとのことですが、伊良コーラに興味を持った理由を教えていただけますか?

高橋:Wantedlyって、ありがたいことにたくさんの企業からスカウトのご連絡がきますよね。でも、ほとんどコピー&ペーストという感じのメッセージで。その中でも、小林さんからきたメッセージには「高橋さんのキャリアのこの点が、伊良コーラのこんな点にフィットしてると思うから」とか、自分は小林さんと出身大学が一緒なんですが「大学も一緒で、そういうところにも親近感湧きました」みたいなことが書いてあって。ちゃんとプロフィールを見てくれていて、本気で“コカ・ペプシ・イヨシ”になるためのメンバーを探しているんだなと感じて、興味を持ちました。

――そこで伊良コーラのWantedly(ストーリー)にも載っている、小林さんの記事を読まれたのですね。

高橋:そうです。「伊良コーラでエベレストに一緒に登る仲間を募集します。」(リンク)というタイトルの記事が上がっていて、最初はあのエベレストに一緒に登ってくれる人を募集してるのかなと本気で思いました。でも実際に記事を読んでみると、もちろんエベレストに登るという話ではなくて「“コカ・ペプシ・イヨシ”になる」っていう話で。その山は非常に険しくて、エベレストに登るようなものだと。だけどもそれについて来るようなメンバーを探しているというのを読んで、まさに自分が今やりたいことだなって思ったんです。
熱量が高いメンバーと同じ方向に向かって困難な道を登っていくっていうのが、自分がずっとやりたいことだった。それが実現できそうだなと思って、応募しました。

――前職に在職中のときから、転職は考えていましたか?

高橋:そうですね。もともとはP&Gという、社員数約10万人規模の大企業にいて。その後は60人ぐらいのIT系スタートアップにいました。それでもまだまだ“熱量の密度”を高められるんじゃないかという想いがありました。自分でもっと色々なことをやりたいという欲求もあって。そんなタイミングで伊良コーラに出会いました。

――P&Gではどんなお仕事をされていたのですか?

高橋:P&Gでは消費者市場戦略本部(A&I)という組織に所属していました。
名前の通り「消費者」と「市場」に関する分析と戦略立案を行う組織です。P&Gはグローバル企業ということもあり、社内に膨大なデータが蓄積されていました。それらのビッグデータを活用して、消費者と市場に関するインサイトを導き、それをセールスやマーケティング、製品開発に活かす仕事をしていました。

――今まで2社経験されて、伊良コーラは3社目ということですが、どんどん社員数が少ないベンチャー企業になっていますよね。大企業とのギャップや違いは感じますか?

高橋:ありますね。大きな企業はすでに社内にある程度の正解があるんですよね。それをどう上手く使っていくかに時間を使うんです。
ベンチャーになると正解がない。正解がないからこそ、とにかく出す、打席に立って振りまくる。その中で正解パターンを見つけていくっていう“自分で見つけていく力”とそれに対するスピード感は大事だと感じています。

――マーケティングディレクターとして伊良コーラに入社してみて、代表のコーラ小林さん、エグゼクティブディレクターの藤原さんの印象はいかがですか?

高橋:小林さんの印象は、とにかく速い。物事を進めるのが速い。返事も速い、日程が決まるのも速い。とにかく全ての動きが速い…と思っていました。そして“コカ・ペプシ・イヨシ”になる目標が嘘じゃないなって実感して、一緒に働きたいなと思いました。

藤原さんは、本当に、安定しているというか、信頼できるというか。当然スピード感もあるし。物事って発散と収束が大事じゃないですか。小林さんはアイデアたくさん持っていて、どんどん発散していくタイプの人なんです。藤原さんはそれを形にしてどんどん収束させて…この連携プレイが上手く回ってるなっていう印象がありました。小林さんも藤原さんもハードワーカーなので、自分も高い熱量で気持ちよく働けそうだと思いました。

――伊良コーラに入社して、まだ数か月ではありますが、嬉しいと感じた出来事やタイミングはありましたか?

高橋:意思決定のスピードが非常に速いことです。僕が伊良コーラに入社して最初に、Notionを導入したいと提案しました。経験上、社内情報の価値っていうのをすごく感じていたので、社員数が少ない今のフェーズでしっかりナレッジを共有しておく仕組みを作ることが会社が強くなるために大切だと思っていることを話して、導入が決まりました。それ以外にも、必要だと思うことはすぐやってみよう精神で実現されるので、仕事しやすいですね。

――逆に大変だったことはありますか。

高橋:何もかもスピードが速いので、自分がこなしていくタスクよりも降ってくるタスクの方が多い。これを任せられる人に任せて、自分でも処理してっていうのはずっと大変です。

――会社による違いをご経験されてきたと思うんですけれども、伊良コーラのこのポイントは自分に合っていると感じる部分はありますか?

高橋:そうですね、いくつかあるのですが…。

まずは熱量の高さです。同じ目標にどう全力で向かっていけるか、そして達成を喜べるかっていうところ…それをみんなが感じている点が、すごく合っていると感じます。

あとは、現場主義なところです。オフィスにこもってデスクワークばかりではなく、原料の調達にも行くし、製造現場にも行くし…現場を大事にしているところも合っていると思います。

――たしかに。現場に行くと、原材料の生産者や、商品を買ってくれるお客さんの顔が見えるのはデスクワークでは味わえない実感があって良いですよね。

AIには無い創造性で、プラスアルファを生み出していく

――現在、伊良コーラは事業拡大に伴って採用強化中です。
――高橋さんが思う、伊良コーラで働く人に必要な要素や考え方はありますか?

高橋:自分が合っていると思う部分と被るんですが、まずは熱量だと思ってて。
“コカ・ペプシ・イヨシ”の目標に本気で共感できるかどうかだと思うんですよね。それを実現することが自分の人生にとって意義があることだと思えるかどうか。

もう1つはスピードです。動き出しをとにかく速く。これができないと潰れてしまうと思います。

あとは、人の気持ちを考えられることです。会社って人の集まりなので、お互いのことを尊重して、言わなきゃいけないことはしっかり言うけれども…相手がそれ言われたらどう思うかを考えられることは大切だと思います。

――最後の質問ですが、高橋さんが想像する伊良コーラの未来について「こんな風になったらいいな」というイメージはありますか?

高橋:世界中どこに行っても、みんなが伊良コーラを知ってる未来になったらいいなと思います。

例えば、日本の居酒屋だったら「とりあえずビール」「とりあえずハイボール」でもなくて、「とりあえず伊良コーラ」と、当たり前のように頼んでもらえる未来を想像しています。

お酒を飲む人からしたら、「このワインにはこういう特徴がある」っていうのがあるじゃないですか。一方、ソフトドリンクってあまりそういう話題がないのですが、クラフトコーラをきっかけにいろんなところで始まると嬉しいなって。

――「とりあえず伊良コーラ」ってキャッチーで面白いですね。ビールやウイスキーだとブランドやメーカー名が書かれているのに、ソフトドリンクは書かれていないことも多いですもんね。
――その描く未来の中で、高橋さん自身が「こういう生き方をしたい」とか、「こういう風に伊良コーラに関わっていきたい」という思いがあれば、教えてください。

高橋:そうですね。これからの時代、AIができることはAIにやらせればいいという中で、創造性を持って新たな価値を生むことが人間に求められると思うんです。

こういう文脈で言うと、伊良コーラはプラスアルファを生み出しているんですね。生きる上でなくてはならないものではないし、他に代わるものはあるけれど…深みとか人生を豊かにするという意味であったほうがいいものじゃないですか。

人間にしかできないことがどんどん増えていくと、世界ってより豊かになっていくなって思っていて。伊良コーラに限らず、色々なブランドを作ったりとか、新しいアクティビティを作ったりとか、そういうプラスアルファの価値を生み出すような活動を自分のキャリアとしてはやっていきたいです。

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*「日本を、飲む」
代表のコーラ小林が日本を巡る中で出会った「物語のある素材」を使い、物語の語り部としてのクラフトコーラを制作する企画。直近では、2023年4月にmitosaya株式会社が運営するmitosaya薬草園蒸留所で蒸留を行う際に出る蒸留粕(もろみ)を使ったクラフトコーラを製造。
詳細はコチラ:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000036766.html

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採用強化中!

「伊良コーラ」では、先駆者として「クラフトコーラ」を世界中に広め、「コカ・ペプシ・イヨシ」と呼ばれる存在になるための挑戦を一緒にしていくメンバーを募集しています。

詳細はWantedlyの募集ページをご確認いただくか、採用担当( recruit@iyoshicola.com )までお問い合わせください。

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<直営店>
■伊良コーラ総本店下落合
東京都新宿区高田馬場3-44-2(下落合駅徒歩2分、高田馬場駅徒歩11分)
営業日:土・日・祝
時 間:11:00-17:00

■伊良コーラ渋谷店
東京都渋谷区神宮前5-29-12(渋谷駅徒歩4分、原宿駅徒歩11分)
営業日:年中無休 ※年末年始を除く
時 間:13:00-19:00

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