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誰かの実例が背中を押す。固定概念を越えた事例から、ふたりらしい「結婚式のカタチ」を見つけるヒントにしてほしい。

こんにちは!今日は、去年の12月に「みんなのウェディングストーリー」v.1.1をリリースしたばかりのプロジェクトのみなさんのインタビューをお届けします。(メンバーは、左から、細井さん、門井さん、大谷さん、猪尾さん)


みんなのウェディングストーリーは、ざっくり言うとこんなコンテンツです!

みんなのウェディングストーリーは、「事例から結婚式を探せる」コンテンツです。
新しい結婚式のカタチが色々ある中でどういう風に結婚式を挙げようかな?と思った時に参考になる、先輩カップルの結婚式の事例を沢山集めたコンテンツです。


先輩カップルの結婚式の体験事例2,000件以上が集結! 新コンテンツ『みんなのウェディングストーリー』をリリースしました! | 株式会社エニマリ
ウェディング総合情報サイト『 みんなのウェディング 』では、先輩カップル2,000件以上の結婚式の体験事例が集結した新コンテンツ『みんなのウェディングストーリー』をリリースしました。 ...
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ーー この企画が生まれた背景を教えてください。既存コンテンツや従来の結婚式場探し、結婚式準備の仕方のどんなところに課題を感じていますか?

猪尾さん:今までは、結婚式を挙げるとなると式場探しがメインでしたが、コロナ禍を経て従来の結婚式に捉われない結婚式の新しいカタチが色々と顕在化してきています。そこで、式場探しに加えて、新たに「事例から探す」というコンテンツがあると良いのでは?と考えました。

式場から探した時に、できると思った事ができなかったり、持ち込みをしたかったのにできない事を後から知ることがあったり。式場のプランから選ぶと挙式・披露宴を中心に検討を進めていくことになりがちです。

従って、食事や会食だけでもいいし、撮影だけでも結婚式として挙げられるという事に気づきようがない状態。その情報を得るきっかけとしてアプローチできるコンテンツにしたいと思っています。


大谷さん:私はまさに、自分の結婚式準備の時に全体像やイメージが湧かない段階なのに、プロポーズをされたら式場探しをしなきゃ!というマインドになっていました。なので、探し方の概念自体を変えられたらいいなと思いました。「やりたいことのイメージから探す」という風に。


ーー実際に、イメージを持っておけばよかったと思ったことはありますか?


大谷さん:はい、ドレスが一番思ったところですかね・・・

私は、会場が提携しているドレスショップからしかドレスが選べないことを、契約してから知りました。もっと言うと、着てみたいと思っていたドレスの画像をピックアップしていても、先約済みになっていてもう借りられなかったりと、選択肢もとても狭かったです。


だからドレス選びを重視する人には「このドレスを着られる会場を探す」とか、別の検索軸があれば、それも使っていたと思います。


猪尾さん:式場から探すことが当たり前になっていると思うので、自分にとって何が大切なのかを考えることが後回しになってしまうのかなと思っています。

どんな結婚式が大事か、結婚式をなぜするのか?というところを考え切れていないうちに式場から選んでしまいます。だから、着たいドレスはあったのに着られなかった・・・という心残りができてしまうのです。


ーーなるほど。実現したいことをあらかじめ考えられていたら、結婚式準備の進め方も変わりそうですね。


猪尾さん:だからこそ、式場から探すことも、事例から探すことも大事です。両軸から探せることが理想的だと考えています。


ーー Instagramの投稿写真を掲載させていただく卒花さん(※1)とのコミュニケーションの中で、気がついたことはありましたか?


大谷さん:プレ花さん(※2)達の役に立ちたい!という方が多いことに驚きました。

自分のアカウントを見つけてくれたという喜びや、自分が他のプレ花さんの役に立てることが嬉しい!とか、自分もプレ花時代に色んな卒花さんから情報を得たので報いたいという気持ちの強さを感じます。

また、Instagramの写真の掲載許諾と併せて「結婚式レポ」(結婚式当日の様子や結婚式のこだわりポイントを花嫁・花婿自身が写真とテキストを利用してレポート形式にまとめて投稿する、実例紹介レポート)を書いてくださいというお願いもさせていただいているのですが、こちらも快く引き受けて下さる方が多かったです。おかげで結婚式の想い出を振り返ることができました、というお礼までくださった方もいました。

※1:卒花…結婚式を挙げ終えた花嫁・花婿さんのこと

※2:プレ花…結婚式をこれから挙げる花嫁・花婿さんのこと


ーー それは嬉しいですね!結婚式の想い出がとても素敵だった証拠ですね。

門井さん:卒花さんとDMのやり取りをしていると、「みんなのウェディングを見ていました」とか「取り上げてもらえるなんて嬉しい!」という好意的な反応をしてくださることがほとんどです。

プレ花さんの力になれるのが嬉しいというコメントもいただいて、逆に私が元気をもらったり、花嫁花婿さんと一緒にサービスを作っている実感があります!結婚式準備を行う方の期待に応えられるようなサービスにしていきたいと思いました!


ーー 卒花さんの喜ぶ反応をダイレクトに受け取れるのは、とっても嬉しいですね!事例を見ている中で、気が付いたことがあれば教えて下さい。


大谷さん:ジャケットセレモニーは最近増えている印象を受けます。私自身が結婚式を挙げた時は、新婦の演出が多いと感じていたので、新郎にもスポットライトを当てる演出は新鮮でした。他にも、両親への手紙も新婦からではなく、新郎が行う事例もありました。それを知り、新郎もご両親へ感謝を伝える場があるとよかったと思いました。


猪尾さん:お父様が他界してしまって、初めはお母様とバージンロードを歩くことをすごく悩んだという方もいました。バージンロードは、必ずしもお父様と歩かなければならない訳ではないと思うのですが、しきたりやゲストへの心証を心配される方も多いです。

そんな時に、事例としてあらかじめ知っていれば、固定概念に捉われずに安心して自分達なりの選択ができると思います。

自分が知っている結婚式の演出と実現できることが異なる場合や、自分達らしさを表現できないと思ってしまった方も他の選択肢に辿り付ける状態を作りたいと思いました。


ーー 「みんなのウェディングストーリー」が目指しているのは、どんなユーザー体験でしょうか?

猪尾さん:結婚式を挙げない事も選択しやすい時代になっていますが、自分達が実現したい結婚式を知らないだけかもしれません。

どうして結婚式を挙げたいのか?というところから、結婚式の意味を見つめ直して、結婚式を挙げるかどうかを決めて、こういう風にやりたいから挙げよう!と思える、かつ、理想を叶える方法を知る・選べる・実現できるという状態が理想です!


大谷さん:事例を探していた時に、ご自宅で結婚式を挙げた方がいらっしゃいました。

結婚式を挙げる理由を考えた時に、今までもこれからもずっとこの場所で過ごしていきたい、という気持ちを起点にご自宅で開催されたそうです。


猪尾さん:もしくは、結婚式ってこういうものだから「じゃあ挙げなくていいか」と思ってしまう方もいるかもしれません。

自分達で思いつくことのできる人はいいけれど、そうではない人もいます。それぞれの結婚式にはそれぞれの想いがあり、ひとつひとつの結婚式の物語を知ることで自分たちと重ねて考えられるかもしれません。だから、みんなのウェディングストーリーは、結婚式を自分事として捉えるきっかけになると思っています。


細井さん:現在、年間約50万組の婚姻件数に対して、データによって異なりますが30~50%と言われています。結婚式を挙げていない人が、こういう結婚式を挙げてみたいなと思う状態を目指したいです。


ーー これからこのコンテンツをどの様にブラッシュアップしていく予定でしょうか?

細井さん:様々な結婚式を挙げている事例の量を集めて、まずはこんな結婚式を挙げられるんだなと知ってもらえるところが、今回のv.1.1リリースでは大切でした。

次の v.2以降に向けては、Instagramの投稿以外に取材も行っています。結婚式に対して、プレ花さん達の悩みの一助となったり、背中を押せる様な実例コンテンツを新たに制作中です。結婚式準備の中で大変だったこと、苦労したこと、悩んだこと、それらを解決するために工夫したことなどを中心に伺い、「こんな結婚式もあるんだ」「こういうやり方があるんだ」という気付きに繋げていきたいと考えています。


ーー 更に、色々な事例も集まりそうですね!

猪尾さん:そうですね!今後は、ユーザーさんが理想の結婚式を明確化できるように機能面の改善も検討しています。ここは、自分達らしい結婚式のカタチを探しやすいコンテンツに向けて進めていきます!

同時に、ユーザーにきちんと自分事化して受け取ってもらいやすい伝え方も考えなければならないと思っています。たとえば、そもそも花嫁花婿という言葉選びは適切なのかなど、サイト内の言葉のニュアンスを見直すような小さなところも含め、本当に様々な人がいるということを想像したうえでひとつひとつこだわっていきたいです。

そして、ぱっと思い浮かべる各々の「結婚式」の概念からひっくり返さなければならないと思っています。


ーー このコンテンツ制作をきっかけに、プレ花嫁さんに伝えたいことはありますか?

猪尾さん:まずは、どんな結婚式でも「結婚式」ということを伝えたいです。

自分達らしさとは何か?と、悩むこともあると思いますが、先輩カップルの事例を見て考えを広げていく事もできるというのを知ってもらえたら嬉しいです。

いきなり自分達が斬新なことを行うとなると勇気の要ることだと思うので、先輩カップルの考えから、自分達の考えと近そうな部分を広げていくこともできると思います。極端な言い方をすれば、ゲストを呼ばなくても、家で過ごしても、ふたりじゃなくても、結婚式と呼んでいいと思います。それぞれが自分達らしいと思える"結婚式"ができるといいなと思います。

そして「結婚する!」という時がきたら、まずは「みんなのウェディング」を思いついてもらえる状態を作っていきたいです。

ーー ありがとうございました!引き続き、v.2のリリースも楽しみです!また続きも取材させてください。

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