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【シャープのIT部門リーダーに聞く!第2弾】 シャープ全社のITシステム作りがシステム内製化によりさらに一つ上の段階に来た!自らDXプロジェクトを立ち上げ、チームを動かすエンジンとなろう

シャープでは強みであるハードウエアに加えてソフトウエア・サービスを融合させた、デジタルソリューション創出へ向け、様々なプロジェクトが進んでいます。その中枢で、全社のITの変革に挑んでいるのが、ITソリューション部門である。 昨年に引き続き、部門長の関さんに「変革の現在地」と将来像について聞きました。

【シャープのIT部門リーダーに聞く!第1弾】システム内製化、オフショア開発センター運営、グローバルプロジェクトの推進――。新たな動力源になるリーダー候補の条件 | シャープ株式会社
皆様はじめまして。シャープIT部門 採用担当の加藤です!モノづくりとデジタルを融合した新しいビジネスモデルへの変革を推し進めているシャープ。そのIT部門として、DX推進を担っている部門長の関さん...
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エンジニアたちが挑む「システム内製化」に明らかな成果

システム内製化で目指す姿はシャープの社員が主人公になって最新のテクノロジーの吸収しながらITアーキテクチャの定義をし、ITサービスがどんどん生み出されるサイクルを実現することです。

昨年もお話しした通り、シャープは今“全社システムの内製化”という一大プロジェクトに挑んでいます。この取り組みは、①「自社データセンターなどのインフラ環境の構築・運用」、②「ERPによるITの刷新・標準化・統合化」、③「前の2つを活かしたDXシステムとカルチャーの実現」という3つの層で進められており、それぞれで確実に成果を出しています。

まずデータセンターにおいては、全社のサーバーを外部から巻き取るフェーズは概ね前進し、国内ではどの企業も成し得ていない「高度な自動化」に挑み始めています。次世代のITオペレーションを自分たちの手で創っていくという領域に入っているわけです。

②のERP領域においても、基幹システムの統合化が着実に進んでいます。これは日本だけでなく、東南アジア、オセアニア、中国など世界中のシステムも含めて前進していますね。さらに進むと、日本に居ながら現地のビジネスの状況がはっきりと可視化でき、経営スピードが格段にアップするでしょう。

当然ながら、①②のベースが整えば全社のDX化を推進しやすくなります。私たちが目指すところは、まだまだこんなものではない。より素晴らしい景色を見るためにも、人材を強化し、教育に力を注ぎ、“精度の高いITプロジェクト”をやり遂げたいと思います。

また、SEを中心とした組織をもっと大きくするため、毎年新卒の学生を多く採用し、教育カリキュラムと教材を自分たちで創意工夫しながら作り、若手人材を育成しています。20代の社員が占める割合は50%にまでになり、メンバを育成しながら成果を出していく形がよりできました。


新たなテクノロジー“生成AI”の活用で、DX化に拍車をかける

変化の激しい時代に、どの企業も市場競争力を高めるためのあらゆる施策を打っています。ここで重要なテーマは、「DXの推進」。シャープにおいても、AIによる経営スピードの向上や業務効率化を目指して、DX化を強力に推し進めているところです。

その中で今、私たちが注目しているのがチャットGPTをはじめとする“生成AI”。これまで進めてきたDX推進の取り組みに、この生成AIをどう組み込んでいくのかが、この1年で新たに上がってきたテーマですね。最先端のテクノロジーを適用し、効果を素早く刈り取っていくことが求められる。ITソリューションでは、そのためのロードマップを高い志をもって作っていこうとしています。

もちろんこのミッションは、私たちの部門だけではできません。シャープの商品・サービスに生成AIを組み込むという、“ビジネス”にも大きく関係しますから。今後は各事業部門とタッグを組んで進めていくことになるでしょう。


業務の裏にある問題の見える化やスマートフォンを使った業務自動化にもチャレンジ!

DX推進に“生成AIの活用”が欠かせないと言いましたが、新しい取り組みとなるのが「プロセスマイニング」と言われるものにも挑戦していきます。簡単に言えば、業務活動のログを分析し、業務プロセスの問題点を可視化して業務改善に活かす手法。問題点を徹底的に“掘って”いこうというわけです。それができれば、無駄な業務の廃止、生成AIやRPA(ロボットによる自動化)の導入へと駒を進めることができる。これはかなり面白いと思います。

さらに、自社商品の「AQUOSスマートフォン」を使った業務の自動化は既に検討段階にあります。シャープ社員のほぼ全員が、AQUOSスマートフォンを持っている。常にスマホと一緒に動いているのですから、そのカメラを使えば“自動でモノを検知する”ことが可能になります。それをシステムと連携すれば、業務の自動化は急速に進むはず。なかなか面白いと思いませんか?

しかもシャープは「技術の会社」ですから、エンジニア自らが仕組みをつくり、それをシャープ全社に打ち込むことができる。さらに言えば、将来的にこの仕組みを世の中に広めることも可能です。エンジニアとして腕の鳴る仕事を、一緒に手掛けていきましょう。


グローバルプロジェクトを自ら企画し、カタチにできる醍醐味

我々がベトナムにシャープ直轄の開発サポートセンターを開設して、3年が経ちました。国内の事業会社としては非常に珍しい“自社のオフショア開発センター”です。コロナ渦の中にあえて開始するという大きな判断をして様々な苦労ありました。当初は現地で日本語を話せるIT未経験者を採用し、入社後に育成していたのですが、今は次のフェーズに入っています。それがITスキルをもったエンジニアの採用。レベルの高いITプロジェクトを、現地のエンジニアと日本のチームが一緒に取り組めるようになったのです。

この場合、コミュニケーションは日本語に加えて英語。シャープとしては人材のグローバル化にも力を注いでいますから、英語を日常的に使うチームと融合するというのは、日本のエンジニアにとってかなり意味のあることだと思いますね。海外出張やベトナムからエンジニアを迎えての協働プロジェクトは、すでに高頻度で行われており、今後さらに増えていくでしょう。

グローバルプロジェクトは、ベトナムに限ったことではありません。シャープは世界数十ヵ国で事業を展開していますから、多彩な案件に関わることが可能です。

特筆すべきは、それらのプロジェクトを「内製化」していること!企画だけでなく、一番面白い“ソリューション開発”の実現に携われるのです。規模感のあるグローバルプロジェクトも、自分たちでどんどん企画し、それを立ち上げてカタチにできる。エンジニアにとって“本当にやりたいこと”ができる場所だと思います。


PL/PMとして若手を育て、成果を出せるチームをつくる面白さ

繰り返しになりますがITソリューション部門の大きな特徴は、エンジニアの半数近くが20代という“若い組織”だということです。だから、若手をどんどん手応えあるプロジェクトに投入できるのです。

では、キャリア採用に期待することは何か。一番欲しいのは、プロジェクトチームをまとめるリーダー人材です。経験をお持ちの方に、若手エンジニアを束ねて引っ張っていただきたい。これは、1年前から変わらない課題です。

まずはシャープでの仕事に慣れてもらうことから始まりますが、2年目からは積極的にチームを持っていただきます。このことは、経験、スキルをお持ちの方に対しては、必ずお約束できます。20代中心の構成になった今、次に力を入れるのが“リーダー、マネージャー層の拡充”。次々と生まれるプロジェクトチームをまとめるリーダーや、さらにリーダーたちを束ねる管理職を積極採用していきます。

もちろん、チームを任せるからには大きな裁量を与えます。パフォーマンスを出せるチームをつくり動かしていくところに、面白さを感じていただきたいですね。


シャープには、失敗しても「ナイストライ!」と言える文化がある

私たちは事業会社のITエンジニアですから、ITベンダーやコンサルティングファームとは仕事の仕方が違います。あくまでも社内で、自分たちが責任をもって開発に取り組んでいるため、多少の失敗は構いません。特にシャープは、失敗のデメリットよりも、トライすることのメリットの方が大きいと考える会社。この文化は、チームをまとめるリーダーたちにとっても、魅力的だと思いますね。若手のチャレンジをどんどん後押しできますから。

最初は何もできなかった初級エンジニアが、一通り回せるようになる姿を見るのはそれだけで楽しいですし、それが何人も出てくればなおのこと。彼らが成長すると、またその下に新入社員が入ってきて、先輩が後輩を育てるサイクルもできてきます。こうして自分のチームをつくっていく醍醐味を、肌で感じていただきたいと思います。


将来的には、新ビジネスの立ち上げやスキームの構築などにも挑戦できる

ITソリューション部門が描く未来は、「DX、AIの世の中に、シャープとして貢献する」こと。現状、社内の業務改革をテーマに“社内で困っていることを解決”していますが、「社内の困りごと=他社の困りごと」。私たちITソリューションがつくったソリューションを、お客様に提案することも十分に可能です。実は、数年前から取り組んでおり、すでに関西の中小企業へ向けたクラウドサービスが始まっています。自分が手掛けたシステムを、シャープの新ビジネスとして世の中に広めていきましょう。

転職をお考えの方の中には、「巨大な組織の中で、埋もれてしまうのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろその逆。歯車ではなく、チームを回す“エンジン”となっていただきたい。そのためのキャリア採用なのですから。ぜひご自身の得意を存分に活かして、変革に大きく関わってください。


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