会社設立やM&Aによる事業拡大により、ガバナンスの強化を図っている中、シャープグループの経理部門では新卒採用だけでなく、キャリア採用による新たな仲間の積極拡充を行っています。
今回紹介するのはシャープの経理部門で、全社の経営管理業務に携わる中堅社員の福島、そしてアジア地域の海外拠点の経営管理業務に携わる若手社員の寺田の二人がクロストークという形で、会社、そして職場の魅力をお伝えします!
大手企業だからこそ経験できるスケールの大きな仕事
――お2人のご入社の経緯と現在の所属を教えてください
福島:前職は製造子会社で原価計算を行っていました。子会社ということもあり、今後のキャリアプランを考えている中で、より広い視野で業務を行いたいと思い、転職を決意しました。2015年にシャープに入ってからは連結決算グループに配属され、昨年の8月に経営管理グループに異動となりました。現在は、全社収支の取りまとめ等を行っています。
寺田:2019年の新卒です。管理会計のゼミに所属していたこともあり、学びを活かせるフィールドを探し、シャープを志望しました。海外拠点管理グループで、ベトナム、タイ、マレーシアへの経営管理業務を行っています。
――シャープへの入社後に感じた、カルチャーの特徴は何でしょうか?
福島:まずは大手企業ということではないかと。連結決算・開示業務をはじめ、国内・海外の子会社とやり取りをしながらグループ全社の決算数値を作っていくようなスケールの大きな仕事はシャープだからこそできた仕事だと思います。
会社の雰囲気についてはTHE・大阪の企業といった感じで、話しやすく、良い意味でおせっかいの人が多いイメージです。たしか寺田さんは東京出身ですよね。
寺田:そうですね。東京でインターンに訪れていた企業と比べると、シャープは縦割りをあまり感じず、管理職と一般社員といった壁がなく普通に話しをしています。雑談も含め、わりとわいわいしているかと。
福島:管理部門の雰囲気として、良くある静かなイメージとは全然違いますね。
寺田:あと、全体的な話でもありますが、大小含めて打ち合わせが活発な印象があります。シャープでは、IT部門が作ってくれた社内チャットのおかげもあって、とにかく会議を行うハードルが低いように感じます。
新しいチャレンジの連続、でもその経験が成長に繋がる
――シャープでの仕事の手応えはいかがでしょうか?
福島:今の管理会計は財務会計とは違ったアプローチを求められており、事業グループも多いため、かなり苦戦しています。入社時期の関係もありますが、会社が立て直しを図っている中で激動の日々でした。
寺田:経営指導という目線で見なければいけませんからね。特に私の場合は海外スタッフと英語でのコミュニケーションが必要になる場面が多く、何をどう分かりやすく伝えるか、物事を噛み砕いて伝えることは常に気を付けているところです。
印象に残っている仕事は、海外子会社に新しい在庫管理システムを導入したことでしょうか。全社的に在庫管理精度を向上させるため、導入を進めていました。新しいことには反発も付きもので苦労しましたが、先頭に立って導入時の影響をまとめ上げ、根気強く協議を続けたことで、無事導入作業を完了させることが出来ました。
福島:私は前の部署の話にはなりますが、とある企業のM&A関連に携われたのは印象深いですね。
寺田:連結決算関連は、福島さん主導で進めていましたよね。
福島:新しく子会社をグループ決算に加えるためには、会計処理等を合わせていく必要がありますが、社内外の関係各課の間を取り持ちながら、調整していく作業は骨が折れました。特に苦労したのは、シャープとその会社での企業文化や会計文化が違うところ。会計という共通言語こそあれ、色んな解釈・認識のズレがあり、その刷り合わせを行うことは、必要不可欠でした。
その他にも、監査法人と会計処理について確認をしながら、スケジュールに間に合わせるため事前の打ち合わせを早い段階でオファーしたり、仮の財務諸表を予め作ったり、工夫をしながら進めました。複雑怪奇な迷路のゴールを目指すような大変さでしたが、その分、学ばせてもらったことも多く、非常に有意義な経験をさせてもらいました。
若手が活躍できるチャンスがたくさんある職場環境
――どんな風に、業務領域は広がっていきますか?
寺田:想像以上のスピード感で、思い描いていた日々へと、真っ直ぐに進んでいます。どんな仕事にも下積み時代があって、それもシャープほどの大企業ともなれば、少なくとも20代は地力を養う期間なのだと思っていました。ところが入社して1年目の後半には、早々に会議で意見を求められ、戸惑ったことは今でも鮮明に覚えています。まだ20代半ばなのですが、かなり色々な面で裁量を持たせてもらっています。
福島:寺田さんは海外出張も行ってますよね。
寺田:そうですね、入社して4年も立たない内に、1人で海外に渡航して仕事ができるなんて、思いもしませんでした。シャープは若手にチャンスがたくさんある環境です。
福島:ちなみに将来はどういう風に考えていますか。
寺田:ちょっと聞かれるのは恥ずかしいんですが、将来は海外現地のCFOになるのが目標です。先日、人事の方との面談で、そのあたりの思いを伝えてきました。海外拠点管理グループは様々な人が在籍している部署です。海外への赴任経験がある熟練の先輩方もいるため、今、その知見をなるべくたくさん吸収しようと取り組んでいます。
それぞれのキャリアプラン、可能性を見据えた人事異動
――シャープは社員の思いに寄り添ってくれる企業でしょうか?
寺田:そうですね。
福島:会社の方針はあるにしろ、社員の希望もそれと同等に扱ってくれる社風です。100%思いを叶えるのが、その社員にとって正しいのかどうかまで含めて、最適なキャリアプランを提案してくれます。
寺田:元々経理部で連結決算を担当されていた福島さんが、管理会計を行う経営管理部に異動されたときは驚きました。
福島:そうですね、正直、私自身も異動に関しては不安な気持ちも大きかったですが、事業グループの理解、外部環境が会社に与える影響の把握など広い視野で会社全体の経営状況を見る機会をもらえたことは、今ではポジティブに捉えています。
寺田:こういった話はあまり聞く機会がないので、もう少し教えてもらえませんか。
福島:私の場合はバックグラウンドや背景を考慮した上での、声掛けでした。定期的にキャリアプランの調査がありますし、人事部門ともざっくばらんに話せます。人事異動の際は、本人の可能性や特性などを多面的に見て、選択肢が用意されるといったこともあります。振り返ってみれば、自分でも見えていないものに気付くこともあるのだと知れて良かったです。
※記事内の登場社員、部門名、役職名、内容等はインタビュー当時のものです
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