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入社式を振り返ってみた

4月1日(金)に入社式を実施しました。

毎年辞令交付後には伝統(?)として、1人ずつ自己紹介と意気込みを語ってもらっています。

時間としてはたったの20秒程度なのですが、とても人柄が出ていて面白いんです。

例えば、

「名前を呼ばれたときの返事がとても大きいのに、自己紹介になると声がかなり小さくなる」

「冒頭に緊張していることを伝えて、ミスした際の保険を掛ける」

「とにかく真面目な雰囲気で『精一杯頑張る』外さないテンプレートな内容を話す」

「冒頭に笑いを取りに行く」

などですね。

私個人としてはどれが正解とは思ってなくて、みんな違ってみんな面白い という感想です。

面白いといってもワクワクの方ですね。内面が垣間見えて、もっと内面を知りたいなぁと思います。


さて、個人的な私の感想は置いておいて、今回は「入社式の場で話す」ということについてスポットを当てます。

実は入社式で話すこの時が、会社に入って初めてのプレゼンになるんです。

きっと誰もそんな意識はなく、なんとかやり切ろうという社員がほとんどだと思います。私自身、この自己紹介の経験者ですが入社式を運営する側に立って初めてそれに気づきました。

「プレゼン」と捉えると、前述した「面白い」という評価とは少し違った視点での評価になるでしょう。

プレゼンは、どう「伝える」かが重要になります。今回の目的は人によって多少違いはあると思いますが、おおよそ自分の名前意気込みを覚えてもらうことになると思います。

それを踏まえると、どのような内容が良いのでしょう?? 是非、考えてみてください。

・・・

・・・20秒じゃなくてもっと長めにたくさんの内容を話す??

・・・インパクトのある内容を盛り込む??

・・・

様々な案が浮かんだでしょうか??

では、

今度は今までで一番良かったと思う人のプレゼンはどういったものだったか考えてみましょう。

・・・

・・・

・・・

きっと、とても共感できた あるいは 印象に残る動作やエピソードが盛り込まれていた のではないでしょうか?? (内容自体はハッキリと覚えてなくても良いです)

私の場合も覚えているのは「あの人のプレゼンはすごく共感できて分かりやすかった」ということと、「その人の見た目」くらいですかね。(もちろん内容についてはメモを見直したりすれば思い出せます。)

つまり、プレゼンで意識すべきことは、「①共感できる事」「②印象に残るエピソード」を盛り込めるかどうかが鍵になります。それらが入ることにより、相手に聞きいってもらえ、伝わるのです。

私がこの度の入社式で一番印象に残った方は名前に「サクラ」が入っている方で、自己紹介では植物の桜に掛けて、「名前にサクラが入っていますが、すぐに散ってしまわないように精一杯頑張りたい」と話していました。誰もが知っている桜を題材に、季節的にも合致するタイミングだったこともあり、名前と見た目を一発で覚えられました。「サクラはすぐに散ってしまう」ということに共感させられ、さらには少し自虐的で面白い自己紹介(意気込み)だったと思います。

また、そもそもそんな余裕が一切なく、緊張に耐えることで精一杯という方もいらっしゃると思います。そんな方におすすめなのは、自分が笑顔になれる内容(得意な話)を少し混ぜることです。



例えば、

私は〇年間バレーボールをしております。他のスポーツとは違って1人では絶対に攻撃出来ないスポーツのため、周囲にいつも支えられているという意識があります。仕事においても周囲との支え合いを大切にして、組織や社会に貢献したいと思います。

とかですね。

これだけでも「バレーボール」という特徴が入り、誰かに支えられている感覚は確かに感じるかもなぁと何となくの共感を得られるのではないでしょうか??あまりメジャーではない内容だと共感は得られないかもしれませんが、マニアックな趣味の人という印象は付くかもしれないです。

他にもいろいろとプレゼンの極意はあるので、是非とも自分のプレゼンを模索してみてください。今後、プレゼンをする機会は少なからずあると思いますし、1回のプレゼンで及ぼす影響は大きいです。

今回は自己紹介をプレゼンという捉え方で書きましたが、その他の業務で自己成長やアピールのチャンスを作り出せるかもしれません。あらゆる方向へアンテナを立てておき、その時が来るまで様々な準備をしておくと良いかもしれません。

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