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なにをやっているのか

桟橋の先端から眺める宮塚山
大型客船さるびあ丸と貨物船の入出港
私たち株式会社TOSHIMAは、東京都「利島村(としまむら)」にて、定期船の離着岸作業をメインに行う会社です。島の生活の安定化や地域経済を循環させるため、日々業務にあたっています。 ■事業内容■ 主な事業は、東海汽船利島代理店としての業務になります。定期船の離着岸作業、乗客誘導、荷物の積み降ろしといった現場業務。また、乗船券の発券や貨物受付などの窓口業務も行います。そのほか、利島港船客待合所の清掃管理業務やお土産販売など、「島の玄関口」を担う会社として、事業の幅を広げています。 ■利島村の魅力■ 利島は東京から南に約134kmの場所に位置する、人口約300人の島です。島民たちが家族のようにお互いを気づかい、支え合いながら暮らしています。生態系にはイルカや亀、クジラもいて、自然と人が共存している環境です。 「村社会」と聞くと閉鎖的なイメージもあるかもしれません。しかし全くそんなことはなく、むしろIターンの移住者が各所で活躍しており、私たちの会社も9割がIターンです。「島生まれ島育ち」ではない人も多く、地元の方も外から来た人を受け入れる雰囲気があります。穏やかな村民が多く、島で育つ子どもたちは宝物。島民全員で成長を見守っているような、そんな暖かい場所です。 ■今後の展望■ 島の中心となる事業を担う会社として、今後も行政と協力し合い、島に役立つプロジェクトを増やす方針です。また、Iターンの移住者だけでなく、中学校を卒業して高校生から島を離れる子供たちが、また島に帰ってきて仕事をしたくなるような環境作り、Uターン雇用の受け皿となれるような働く環境を生み出していきたいと考えています。

なぜやるのか

大型客船のお客様ご乗船の様子
貨物船での荷役作業
■企業理念■ 『島で生きる』 私たちは島の人の流れと、物の流れを支えます。 私たちは島の玄関口を請け負う会社として、村の生活に欠かすことのできない役割を担っているという自負と責任をもって働いています。TOSHIMAはこの島で生きていく会社です。 ■起業に至る経緯■ 釣りが趣味で「いつか海の近くで暮らしてみたい」という夢を持っていた代表の清水。初めて利島を訪れた際に、すぐに島の雰囲気に馴染み「この島で暮らしてみたい」と自然に感じました。地元埼玉からIターンで移住後、島の様々な事業に貢献。島民からの厚い信頼を得て、事業存続の危機にあった東海汽船の代理店業務を担う会社を立ち上げます。 ■島の重要なインフラ■ 利島村への交通手段は船に依存しています。隣の島である伊豆大島より定期便のヘリコプターが運航しているものの、搭乗人数や搭載荷物などに制限があり、そのキャパシティーはごくわずか。そのため住民生活は人流・物流ともに、大部分を船に頼っています。 断崖絶壁に囲まれた利島は、定期船が着岸する桟橋が2本しかなく、しかも外洋へ突き出ているため、天候や海上の状況に就航が大きく左右されます。年間の就航率も他の島と比べて高くはありません。そんな厳しい環境においても、住民生活の安定・地域経済の循環のために、私たちは日々業務にあたっています。

どうやっているのか

島のカフェにて打ち合わせ
今日も一日お疲れ様でした!
■共有するマインドセット■ まずは島の暮らしに馴染むことが大切なため、「島の人になりたい!」と感じてほしいです。大都会で働くのも悪くないですが、島に移住することで、本当に必要なもの・不要なものが見えてきます。機械的に仕事をするのではなく、「自分たちが生きるために仕事をしなければ!」という気持になるので、それを楽しめるマインドを持っていてほしいです。 ■このようなメンバー&働く雰囲気■ メンバーは代表を含めて11名、年齢層は20~30代がメインです。元飲食店の店員やデザイナー、食品会社の営業など、さまざまな経歴の方が働いています。なかには新卒でジョインしたメンバーも。島の仲間のような雰囲気で仲が良いですが、危険が伴う仕事がメインなのでON-OFFも大事、メリハリを付けて業務に取り組んでいます。