なにをやっているのか
ブラウザ上でQudenを起動し動画を作成
One Capitalからシードラウンドの資金調達を実施しました
▼事業について
ビデオメッセージSaaS「Quden」を提供しています。
https://www.quden.io
社内外の業務コミュニケーションにQudenという『非同期×動画』(非同期:好きな時に作成、確認できること。例チャット、メール)を活用することで非対面業務でよりクリアに、クイックにメッセージを届けることができます。具体的には顧客向けのテクニカルサポートやプロダクトデモ、リモートチームの業務ディレクションといったユースケースで活用されています。
▼One Capitalからシードラウンドの資金調達を実施(2022/2)
2021年9月にベータ版公開しユーザー数を制限しながら検証を重ねた後、2022年2月に正式版をリリースしました。併せてOne Capitalから5,000万円の資金調達を実施しました。
【メディア掲載】
◇PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000084314.html
◇TechCrunch
https://jp.techcrunch.com/2022/02/08/zipunk
◇Bridge
https://thebridge.jp/2022/02/quden-official-launch
◇日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC078050X00C21A9000000/
◇One Capitalの投資リリース
https://onecapital.jp/perspectives/Quden
▼プロダクトの展望
現在の仕様では動画作成にGoogle Chrome拡張機能が必要ですが、ブラウザ環境に依存しないネイティブアプリ(PC/モバイル)のリリースも順次予定しています。
チャットメッセージのような手軽さで動画が作成できる点に加え、ビデオ会議やウェビナーといった外部コンテンツも対象に動画の作成・編集・管理・活用がより便利にできるプラットフォームを目指しプロダクト開発に取り組んでいます。
▼Product-Led Growth(PLG)を志向
Qudenはプロダクト自体にユーザー獲得機能を持ち、まず実際に試してもらい収益につなげるというProduct-Led Growth(PLG)モデルを志向しています。
PLGを採用している例としてはNotion、Figma、MIroなどが挙げられ、海外の最新の事例や手法をインプットしながら国内での実践に向けて日々試行錯誤しています。
PLGモデルでは「プロダクトが直感的に使えるか、プロダクトを通じてどれだけ価値を届けられているか」が業績に直結するため、エンジニアやデザイナーをはじめ、職種問わず全員がユーザーと近い距離でフィードバックを受けながらスピーディなプロダクト開発を進めています。
なぜやるのか
Qudenのメディア掲載例
ジパンクCEO兵藤
ジパンクでは「『働く』をもっと自由に」をミッションに掲げています。
このミッションに対する私たちの想いはシンプルで、「時間や場所に制約のある単一の働き方よりも、一人ひとりが自分の理想のライフスタイルの実現に最適な働き方を選びやすい社会のほうが充実した人生を送ることができる」という信念です。
これは「従来の働き方が悪でリモートワーク最高!」ということを言いたいわけではありません。全ての人に人生があり、結婚や育児、移住といったライフステージや新たに挑戦してみたいことは常に変化します。その時々に応じてベストな働き方を選択しやすい環境を企業や社会全体で整えることで、従業員はよりサステナブルに働くことができ、企業は採用力の強化や離職率の低下という形で競争力を高めることができると考えています。
一方で働き方の多様化が進むほどコミュニケーションの問題が生じます。なぜなら既存の業務コミュニケーションは「全員が同じ時間帯にオフィスに集まって仕事をする」という働き方を前提に設計されているからです。
コミュニケーション手段を大別すると、リアルタイムで即時的なやりとりができる「同期的」なアプローチと情報の発信と受け手の内容確認にラグがある「非同期的」なアプローチに整理できますが、異なる場所や時間でのコラボレーションが鍵になる新しい働き方では「非同期」の活用が重要となります。例えばリモートワーク中にビデオ会議つなぎっぱなし、夕方17時から毎日会議という例をイメージすると同期的コミュニケーション過多が分散型ワークスタイルのメリットを消しチームパフォーマンスを低下させてしまうか想像できるかと思います。
非同期的なコミュニケーションの代表はチャットやドキュメントへのコメントといったテキストベースが挙げられますが、Qudenは「非同期×動画」という今までにないフォーマットのコミュニケーション手段です。好きな時に作成・確認ができるという非同期のメリットをそのままに、テキストよりもクイックに作成でき、ビジュアルでわかりやすく、話し手の表情や声のトーンでニュアンスとともに情報を伝えることができます。
また非同期のメリットとして後で活用・参照しやすい点があり、リモートワーク下のワークフローに活用することでブラックボックス化しがちな社内外のコミュニケーションを可視化し部門やチームのサイロ化を防ぐメリットもあります。
具体的なユースケース例としては顧客向けのテクニカルサポートやプロダクトデモ、リモートチームの業務ディレクションシーンで活用されていますが、ホリゾンタルに社内外のあらゆるワークフローで活用されるプロダクトを目指しています。
Qudenのサービスページに実際にユーザーが作成した動画を掲載していますのでぜひご覧ください✋
https://www.quden.io
どうやっているのか
自社プロダクト開発にもQudenを活用しています
ジパンクは設立以来一貫してオフィスを持たず、現在もフルリモート、コアタイムなしのフレックスタイム制を採用するなど時間や場所の制約がない自由な働き方を実践すべく組織や制度の整備を進めています。海外在住のメンバーもいるため非同期的なコラボレーションを重視しています。
また、分散型組織においてプロダクト開発のスピードやチームとしての一体感を醸成するにはあらゆる情報が社内で共有され、誰でもわかるように抽象化、文書化されている「ローコンテキスト化」がとても重要になります。そのためドキュメンテーションの徹底やQudenを活用したイシュー共有やプロジェクトアップデートによるチームビルディングを意識しています。
日々のコミュニケーションにはSlackに加えてバーチャルオフィスを活用しており、ユニークなメンバーとの自然発生的なやりとりやカルチャーづくりも楽しく取り組んでいます。弊社オフィスは常にオープンですので是非遊ぶに来てください🚀