創業ストーリー３　おそうじぽん　清掃会社の顔をして潜り込む

ホテル再建に取り組む中で、

宿の管理運営をする新事業を立ち上げようと思い立った。

でも、大切な施設をすぐに僕らに任せてもらえるわけではない。

認知度を高める必要があるし、何よりもっとノウハウを得る必要がある。



始めの一歩。

一件目の受注をどうやって獲得するか。

どうやってその事業を軌道に乗せるのか。



ホテルを運営していく中で僕は気づいたことがあった。

ホテル業って、その本質は清掃業じゃないかな？



華やかなフロントやコンシェルジュ、レストランやバンケットルームでの接客が思い浮かびがちだけど、

宿泊業において、

もっともフィジカルで、もっともプリミティブで、もっともフェティッシュな仕事は、

清掃だ。



実際、運営していく中で、一番マンパワーが必要な業務が客室清掃であることは明確であった。

清掃が終わっていなければ、宿は、メイン商品である客室を販売することができない。

つまり、宿泊業の真の主役は、清掃チーム。

清掃を制することができれば、宿泊業を制することができる。

そこには、ニーズがある、はず。


まず、清掃サービスを通して、いろんな宿泊施設にお邪魔させてもらう。

そうすれば、内部から施設の問題や課題が見えてくるだろう。

経営に困っている施設を見つけることができるかもしれない。

その施設の内部事情に精通し、抱える課題が分かれば、
さらなる解決策をオーナー様に提案するのは容易なこと。

真の目的は、宿泊施設運営の完全受託である。


そう考えて、精進レークホテルのコースケくんに「清掃業やろっかなー」と話してみた。

コースケくん「清掃って儲かるらしいっすねぇー」

僕はホテルの夜勤をしながら、パソコンに向かいホームページをせっせと作り始めた。

みんなが困っている　おそうじ　を　ぽんっ　と終わらせるサービス。


社員みんなにお願いし、Tシャツや帽子を作ってもらい、
人肌脱いでそのTシャツを着てもらって、素材撮影。
すぐホームページに入れ込んだ。
みんなこれが何をもたらすのか、よく分かってなかったのではと思う。
知っていたら、協力してくれていたか、自信がない。


このすぐ後、僕や経営メンバーだけでなく、カフェでキラキラ働いていた社員やバイトたちもみんな、
突如としていろんな施設の清掃に駆り出されることになる。



夏は旅行客が増え、清掃需要が爆発的に高まった。

僕たちは、問い合わせいただいた施設に片っ端から体一つで乗り込んで清掃して、清掃して、清掃する夏を過ごした。

お手伝いせていただく中で、どんな道具が必要なのかを学び、一つずつ揃えていった。

清掃業務も、いろんな施設のいろんなやり方を逆に学ばせていただきながらノウハウを身につけていった。

気づいたらリネン置き場になってしまったカフェ。

始めは少し背伸びをして自分たちの能力をアピールし、お任せいただいてきた。

感謝されたり、叱咤激励を受けたり、

いろんなオーナー様にご支援いただきながら、

無我夢中で一件一件取り組んできた。

清掃業に携わる中で、ジーコはじめ清掃プロが仲間に加わり本格的に清掃チームが結成されていった。

宿泊施設の清掃をしていることが実績となり、

当初の目的だった管理運営を任される施設もどんどん増えていった。

そして、サービス開始から２年、気づいたら１００棟を超える施設でお仕事させてもらっている。

サービス提供エリアもどんどん広がり、富士五湖周辺だけでなく、南は伊豆半島でも沢山の施設を任せてもらっている。

あっという間に大きくなった組織は、まだまだサービス改善していくべきところがたくさんある。

今は大きくなった清掃チームが、どう組織的に高品質のサービスを提供していくかについて、日々みんなで検討している。

COLORでの仕事は日々チャレンジで、大変な場面も多々ありますが、

新しい土地や場所で、新しい人たちと、新しいサービスを作り出していく面白味があります。

地方の宿泊施設を立ち上げたり、管理運営することに興味を持ってくださった方、

そしてもちろん、清掃が好きな方、

ぜひお気軽にCOLORにご連絡ください。

今も絶賛、仲間を募集中です♪