自分がVCというキャリアを選んだわけを多くの人に聞かれます。
現状VCというキャリアを選ぶ人は金融業界出身、コンサル出身、起業経験者が多いですし、実際に活躍されているVCの方々もそういったキャリアの方が多い。また、同時にそういったバックグラウンドを持った人々が起業家から求められている現状もあると思います。いまいちよくわからないお金に関することをプロフェッショナルに聞きたい、的確な事業アドバイスをもらいたい、起業家から具体的なアドバイスを受けたい、、、
タマゴが先かニワトリが先かはわかりませんが、事実としてそういった循環、エコシステムが出来上がっているような気がします。
その前提を考えると、アウトロー?な自分の役割には悩むことが多い。
でもだからこそ、まだまだVCという領域には開いているスペースがあると感じました。
・有名VCの方々がみな30代以上だったこと
・営業出身のVCがあまりいなかったこと
この2つの「空き」は自分にとって大きかった。
背景として自分は前職で営業をやっていたわけですが、時に自分たちの提示する金額の半値近い金額を提示してくる競合と戦っていました。そういった競合と戦うためには、競合との違いを見つけることしかなかった。逆に言えば、有効な違いさえ見つけることができれば、それだけで一気に自分たちに有利なフィールドで戦える可能性も見出せた。”違い”は「強み」にも「弱み」にもなると、ばちばち競合差別化をしていた際に体感していました。「どっちかが全ての点で優れている」なんてことはないんだと思います。人は必ず比較をして、選択をする。
すなわち、
「重要視している比較軸から見た時にどちらがいいのか」
の問題でしかないと思っています。だから、営業経験の中で、特に差別化がうまく行った時はどんな時かといえば、「自分が得をするような比較軸で相手が検討してくれた時」なんですよね。あい対する競合と比較して、下手したら半額近い金額を提示してくるような敵と戦うためには、「選定ポイント」をうまく誘導し、戦いやすいフィールドで戦う、これしか方法がなかった。
であれば、大事にするべきは「違い」を見つけて、その中で自分に有利になりそうな要素を探し出す。そして、選んでいただく相手にとって「最重要な項目」が自分に有利な要素になるように誘導すること。ただこれだけだと思っています。
すなわち「空いているスペースがあること」は自分たちに有利なフィールドで戦える可能性があるということだと考えました。
とした時に、ある程度セオリーが出来上がっている業界は自分にとってやりやすい可能性がある、そう思えたのです。
幸いにも、コロプラネクストという環境は空いているスペースで好きなように動いて良いという自由を行使できる。自分がこのスペースを狙いに行きたいと考えたら、そのスペースを狙いに行く自由がある。全ては自分しだいにもかかわらず、コロプラ本体という強いバックアップが存在する。こんな良い環境はないなと感じました。
だからこそ、今、コロプラネクストという環境でVCとして働いています。
コロプラネクストが置かれている環境といえば、”強い”VCがある中ではひよっこのような存在。でもだからこそ、自分たちの頑張り、工夫しだいで好きなように上を目指せるし、仮に時間をかけてでも実績を出せるVCになれたとしたら、「あの時のコロプラネクストにいたんですか、あの時すごかったですよね」と言われる存在になれる。
それって魅力的なことなんです。
自分たちの力で新たな分野を切り拓いていく、自分たちの力で”憧れられるような組織”を作っていく。現在はその途上です。
コロプラのバックアップとノウハウを活かしながら、自由に新しい投資業という”事業”を作っていける、そんな体験ができます。
コロプラネクストでは現在インターンを募集しています。
ご興味をお持ちいただけましたら是非ご応募お願い致します。
また、インターンとは別に、資金調達の相談がしたい、事業ディスカッションをしたい等ございましたら是非、FacebookもしくはTwitterまでご連絡いただければと思います!
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