株式会社COFFISO
代表取締役社長 白崎 誠志朗
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大学時代の海外留学経験から教育事業に興味を持ち、2015年の卒業と同時に新卒で某営業会社に入社。2017年に若者の教育をするために起業。
関西の約80%の高校生に向けて就職情報冊子の提供、キャリア教育、就職支援、先生への労働環境の削減など高等学校に特化した支援事業『高チャレ』を運営。
2023年には関東エリアで高チャレのFC展開し、関西/関東エリアの高校生の支援。
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ー株式会社COFFISOを立ち上げた経緯。
大学生で経験したカナダ留学がきっかけです。現地で他国の学生達と一緒に授業を受けてみて、衝撃を受けました。幼少期から日本で受けてきた授業とはまったく違い、他国の学生達の主張が強く、ディベートをしても敵わないのです。その時、「国際社会で戦うならこのレベルに成長しなくてならないのか」「日本の教育はこのままでいけない」と実感しました。日本人は特にポジティブな内容を発信するのが苦手です。「夢がない人」というと多くの手が挙がるのに、「夢がある人」というと周りの様子を伺い、恥ずかしがってなかなか手を挙げません。これは日本の教育が「これをしなさい」というやり方をしているからではないか。教育現場でもっと「自分で考える経験」ができれば、「日本人もグローバルなレベルに成長できるのではないか」と思い起業しました。
ー事業内容について教えてください。
高校生の就職支援サービス『高チャレ』を運営しています。現在は関西と関東を中心に展開し、関西でNo.1の高卒採用支援サービスとして評価されています。
大卒者の就職支援や、企業に対する大卒採用支援は多くのサービスが存在しますが、高校生に特化したサービスは多くはありません。高校生の就職は、大学生と異なり、学校経由でおこなうのが大前提です。裏を返せば、高校生にとっての選択肢は学校が提供可能な情報の範囲に限定されています。企業としても、様々な学校の事情によって生徒に適切な情報を提供できるとは限りません。さらに学校や教員の皆さんも、高校生と企業の間に立つことで負担が増えます。そこで、高チャレでは少しでも教員の負担を減らそうと、キャリア教育などを行い、自分の力で将来を選択できる機会を提供する取り組みを行っています。
選択肢が広がれば生徒が望む就職先を見つけられる可能性も高まります。就職情報に触れる機会が増えれば、自分では考えていなかった仕事の魅力に気付く機会も生まれます。企業にとっても、高校生に知ってもらう機会が増えれば就職先に選んでもらえる確率が高まるわけです。選択肢が広がることは高校生、企業の双方にとって大きなプラスにつながります。高校生が知らないだけで魅力的な企業はたくさんあります。そんな企業と高校生たちにより良いマッチングを提供するのが我々の役目です。
『高チャレ』は生徒がより多くの選択肢を得られて、企業も十分な情報提供をおこなえる環境を整えることができ、学校は負荷を軽減できるようにするのが目的です。高校生、企業、学校にとっての三方よしを実現するプラットフォームです。
ー今後の展望を教えてください。
様々な場面で発信していますが、「株式会社COFFISOを100名規模の組織にすること」です。
この目標は独立当初からの掲げてきたものであり、現在当社の組織も40名ほどに成長しています。そのため、直近でこの目標を達成できる見込みがあります。100という数字が綺麗という部分もありますが、1つ桁が変わることで新たな展望や成長の可能性が広がると考えています。これまでずっと断言してきたことでもあるので必ず達成したいですね。