こんにちは。CodeCamp採用担当です!
今回は研修事業部の運営チームのリーダーとして活躍している鴫原さんに、ユーザーの「学び」を加速させるために、運営チームのチームリーダーとして日々どんな取り組みを行っているか聞いてみました!
教育、人材業界で経験した1人1人の「個性」を理解し、「長所」を見つけることがIT業界に必要だと感じた
ー鴫原さんのコードキャンプでのポジションを教えてください
企業様へIT・プログラミングの社内研修を提供する「法人研修事業部」の運営チームでリーダーをしています。
ーコードキャンプに入社した経緯を教えてください
コードキャンプの前に、教育業界と人材業界に在籍していました。
教育業界では個別指導塾で進路指導や学習指導を担当し、人材業界では障がい者手帳をお持ちの方の就労支援を行っていました。
2つの業界を通して感じたのが、1人1人の「個性」を理解し、「長所」を見つけて伸ばしていくことの重要性です。
企業のIT・プログラミング研修は構造上、受講生全員で一斉にカリキュラムを開始し、修了を目指す「横並び」な研修になりがちです。
もちろん、その手法にも良い点はたくさんあるのですが、前職の経験から、1人1人の個性を伸ばすIT・プログラミング研修の提供に力を入れているコードキャンプに魅力を感じました。
ー教育業界の中でもIT・プログラミング教育の分野に興味をもったきっかけを教えてください
障がい者手帳を持っている方の就労支援を行っている時、エンジニアとして活躍していた方がうつ病などになり就労が難しくなるケースがとても多かったんです。
たくさんのお客様の就労支援を行う中で、IT業界で「個を活かす」体制が意外にまだ整っていないのではと考えるようになりました。
就労支援もとてもやりがいのある仕事だったのですが、IT業界、なかでもエンジニア業界の体制を私自身で何か変えていけないだろうか、と思ったのがきっかけですね。
役割を明確にして、チームを組んでいるからこそ提供できること
ー鴫原さんが所属している法人研修事業部のチームの構成と役割を教えてください
コードキャンプの法人研修は営業、講師、運営で構成されています。各チームの役割分担を明確にしていることが特徴的だと思います。
営業はトータルコーディネートを行い、講師は技術的な面にコミットして受講生の技術を伸ばしてもらうことに特化しています。
私たち運営チームは研修がスムーズに進むように、企業の研修担当者様と受講生を繋ぐ役割として、研修担当者様の方へのレポーティング、受講生の進捗管理とモチベーションの維持、インシデントの解決などを担当しています。
ITスキルに特化した講師と、ヒューマンスキルに特化した運営チームがチームを組むことでよりクオリティの高い研修を提供することを目標にしています。
満足度が常に80%を超える研修を提供するために
受講生の自発的なコミュニケーションを活性化させるため提供しているバーチャルオフィス
ー運営チームは鴫原さんが中心となって、ゼロから作り上げられたんですよね
私が何もかも1人でつくり上げたのではなく、社内の頼れるメンバーに力を借りながら1つ1つ形にしていきました。
以前は私は営業チームに所属していたのですが、その時から「運営チームを発足する時には私にリーダーをやらせてください」と上司に直談判していたので、私の想いや熱意を上司が受け取ってくれたのだと思っています。チャンスをくれた会社や上司には本当に感謝しています。
ーゼロからチームを作るにあたって鴫原さんが感じた課題と、その課題とどう向き合ったかを教えてください
まず課題ですが、特に受講生との最適なコミュニケーション方法を見つけるのは当初は苦労しましたし、今でも試行錯誤しています。
例えば、受講生に日々の学習進捗をシート入力していただいているのですが、更新が漏れてしまう方がどうしても1名〜数名は出てしまうんです。
その時にメールでリマインドしても、シートを更新しない方はメールを見ない確率が高かったりして・・。なので、バーチャルオフィスで他の会話のついでにしれっとリマインドしてみたり、受講生と定期的に夕会を行ってシート入力の意味や意義を伝えてみたり等、地道にコミュニケーションの知見を溜めていきましたね。
また、研修担当者様の要望を受講生に伝えるにもタイミングや伝え方が適切でないと、受講生が混乱してしまうこともありました。この点はすごく反省しましたし、チームで何度も議論しました。
「伝え方」といっても属人的になると再現性がなくなります。
私だけがうまく伝えられればいいのではなく「運営事務局」というチームとして質を上げていきたいと考えたんです。
そこからは「Aのような告知はこのツールで」「Bのような告知はこのタイミングで」というベストプラクティスを見つけるべく、運営チーム内で何度もトライアンドエラーを繰り返しました。
うまくできなかったことをチームとして反省し、タスクへ落とし込み、担当者や対応期限を決め、次にうまくできたらそれをベストプラクティスとしてルール化していったんです。
そんな経験もあって、運営チームは企業様から要望をいただいたことは必ず個人としてタスクを持たず「チームとして請け負う」ことを意識しています。
IT・プログラミング研修という特性上、いい意味で情報のアップデートのサイクルが早いです。
そのため、インシデントが発生した際には、チームの情報連携を徹底し、細かいインシデントであっても必ず拾って、チームで議論を行うようにしています。
ー研修担当者様とのコミュニケーションで心がけていることを教えてください
運営チーム発足直後は、研修担当者様に研修がうまくいっていない旨を伝えることは悪いことだと思っていました。できるだけ良い報告をして、研修担当者様に喜んでもらいたかったんです。
でも、今はそれは間違いだったと気付いて、良いことも悪いことも全部伝えています。
これは、二人三脚で一緒に研修を担当する者同士としてコミュニケーションをとれた方が研修の質は必ず上がるからです。
例えば、学習が一定進み、学習内容について質問があるはずなのに、受講生からチャットでの質問の投稿が増えないということがありました。
私たちが受講生にヒアリングしてみても、原因が掴めなかったため、研修担当者様に経緯と事実を伝えてみたところ、結果として質問に回答する講師がどんな人かわからないのでチャットに投稿しづらかったということがわかりました。
私たちには言いにくくても、研修担当者様からヒアリングを入れていただいたら、すぐに受講生の本音が聞き出せることもあるんだと学びになりました。
そこからはチャットでの質疑応答を担当する講師の自己紹介動画を作成してみようか等、運営チーム内で様々なアイデアが出て、来期から工夫をしてみる予定です。
とはいえ、研修担当者様にも他の業務もあり、実際にどう研修が進んでいるかすべてを把握できるわけではありませんので、週次でミーティングを実施したり、定量的なレポーティングを行ったり、私達主導で研修の目的・目標が達成されるようご支援することを心がけています。
研修を通して、ポジティブな体験を提供していきたい
ー運営チームは今、どんな目標をもっているのですか?
運営チーム自体、発足したのは2022年4月なんです。
発足の背景としては、研修事業部として「研修内容の充実」を目標としたことがあります。研修運営チームが目指すところは、受講生の離脱率を低くする、満足度を高くするなど様々なKPIももちろんあります。
私は研修を計画の通りに実行することで、受講生のキャリア形成、仲間意識・企業への帰属意識を醸成することにつながると思っているんです。
研修を通して達成感や充実感を得てもらえれば、受講生がエンジニアとしてスキルアップしたくなる、会社に貢献したくなる、仕事を好きになる、「新しいことを学ぶ」というときに、躊躇せずどんどん学んでいける…そんな「ポジティブな連鎖」が生まれると思うので、そのきっかけをつくることが運営チームの1つの目標と考えています。
また、ツールや仕組みを更に整備して、大規模な研修プログラムでも高い満足度を得られる体制を構築することも目標としています。
ー今後の鴫原さんの目標を教えてください
チームリーダーの観点ですと、まずはチャレンジすること、新しい事に躊躇なくトライをし続けてくれるメンバーが揃っていて更に力のあるチームを作っていきたいですし、作っていけるなとワクワクしています!
個人の観点ですと、IT業界は成果物を重視される業界だと思いますが、個人的にはプロセスも評価される風潮になるとよいなと思っています。
その一歩目として、新入社員研修において受講生のプロセスをしっかり見てあげることは大事だと感じています。「成果物は今回失敗してしまったけど、ナイスファイトだったし、自力でここまで出来たことは偉い!だから、次は良い成果物を完成させられるように反省をしっかり活かそう!どんどんチャレンジして、試行錯誤を繰り返そう!」というメッセージを届けられたらベストですね。
研修を通じて、働くこと、学ぶことの楽しみ、辛いことを乗り越える強さを持てる楽しみを伝えられたら嬉しいなと思います。会社と社員さんを繋ぐ、愛ある研修を提供していきたいですね。
鴫原さんが今までご経験されてきた「個を大切にする」「研修を通して働く楽しみを伝えたい」という想いが詰まった研修事業部の運営チーム。コードキャンプの企業研修にご興味のある方はお気軽に話を聞きにきてください!