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何かを成すには、評論ではなく自省と行動する能力がより重要

日本企業では、いつからか実行者よりも評論家のほうが増えてしまっていると大木さんが指摘されています。

何かあったときに読み返す本のひとつに自省録があります。

いろいろと反省が必要かもしれないと感じたときに手にする本です。

自分の環境は、自分の行動の結果が呼び込んだもの。

自分にとって都合の良い解釈をするのは簡単ですが、相手が言葉にしないのは、思っていないこととは違います。

大きい会社組織ならば失敗を繰り返しても大丈夫かもしれませんが、フリーランスや零細企業はひとつの間違いが命取りに成ることが往々にしてあります。

一回のミスも許されない、こう書くと今のご時世で批判されると思いますが、

自分のたった一言で取引先から仕事を切られてしまったり、

自分のとった態度で仕事や信用を失うことは現実としてあります。

評論家のごとく言い訳をしたり、自分に都合の良い解釈するのは簡単ですが、そのあたりの厳しさと向き合うためには、自分を律する力と自省したうえで行動に反映させる能力が不可欠です。

世の中フリーランスや、独立、副業、パラレルキャリアなどの新しい働き方に注目が当たりつつあるようですが、フリーと零細事業者として30年以上食べてきた者として最近いろいろ感じることがあります。

流行ることで裾野のが広がるメリットは当然あるのですが、それを続けていけるかはまた別問題ですし、物事を継続していくことの困難さは別に事業以外に自分の胸に手をあてればいろんな失敗ネタが出てくるはず。

知識・情報を仕入れることも大事ですが、何かを成すには、評論ではなく自省と行動する能力がより重要だと思います。

自省録 (岩波文庫) | マルクスアウレーリウス, 神谷 美恵子 |本 | 通販 | Amazo

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