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打ち上げ花火、下から見ずに横から見る。

こんにちは。西尾です。

皆さんが気になるというベンチャー企業の休日の話をします。


最近、急に暑くなり「あれ?5月ってこんな暑かったっけ?もうちょっと春の残り香が優雅な時期じゃなかったっけ?温暖化深刻すぎでは?」と近所の野良ネコが夜な夜な、うにゃぁぁあと大声を上げている。
多分この大声は違う理由だろうけど。

そんな5月の休日、僕は花火を見に行くことになった。


未来型花火エンターテインメント「STAR ISLAND(スターアイランド)」
唯一無二のエンターテインメントで想像を超える体験。花火、3D サウンド、最先端テクノロジー、パフォーマンスの融合が進化して帰ってくる!2018年5月26日(土) 東京・お台場海浜公園内(TOKYO ODAIBA STAR ISLAND)にて開催決定!
http://www.star-island.jp/

5月に花火。。。

ついに暦だけでだけでなく、イベントでも夏の訪れを告げるようになってしまった。


さて、なぜ普段は昼飲みか麻雀しか土日の予定がない僕が花火大会などという選ばれし階層のイベントに行ったのかと言うと


上司からの突然のチャット


どうやら現地で花火を見上げるのではなく、上司のお宅のベランダから花火が見えるとの事。

いや、お台場の花火大会がベランダから見える家って何?

僕の住んでいるアパートではそもそも1日中陽の光が部屋に入ることもない上に、家の周りでチューハイを片手におじさんが転がっているディストピアな光景が広がっているため、家から花火が見れる人の存在を幻獣の類と同列に考えていたため、この上流階級(偏見)が身近にいたという事実に打ちひしがれていた。


しかし、せっかくの花火だ。

あの、花火だ。

aikoやミスチルや奥華子が名曲を生み出した花火だ。

しかも人ごみの中、カップルに囲まれて見る下界から景色ではなく、‟神の視点”こと横から見る花火だ。



当日、山手線を下りて海の方へ歩くと上司の住むマンションに着いた。

招かれたのは上司であるS夫妻、上司の奥さんの友達A夫妻、僕の同僚の國定さんとその旦那さん、総務のKさん、そして僕だ。

そう、僕は「自宅で見る花火」を甘くみていた。

カップルがうじゃつく下界の花火よりも圧倒的な幸福度を放つ空間。招待してくれたS夫妻やご友人のA夫妻は勿論、新婚の國定さん夫妻に加え、Kさんも最近恋人が出来たらしい。

みんな丁寧な挨拶とオシャレなワインで乾杯をする中、Tシャツにジーンズで行った僕は明らかに3mmほど浮いていた。手土産を持ってこなかったことを後悔し、幼少期母親が「友達の家に行くならちゃんと何か持っていきなさい」と言っていたことを思いだした。

和やかな6人と不自然な緊張感な1人の会食は幕を開け、上司は次々と本格レストランでしか見られないような手料理を振舞ってくれた。

お互いの簡単な自己紹介を終えたところで19時30分となり、ベランダから見える海に垂直に花火が上がった。


画質の悪さに西尾の質が透けて見えるが、花火は本当に綺麗だった。


花火にはしゃぐ同僚のお二人


僕の中の桜井が歌う。

臆病風に吹かれて 波風が立った世界を どれだけ愛することが出来るだろう?


グラスに注がれたビールを2度ほど飲み干し、シャンパンを開けてもらいそれも一気に飲んだ。

自分の不器用さが嫌い でも妙に器用に立ち振る舞う自分は それ以上に嫌い

聞かれるがままに様々なことを話した。

家の鍵を開けっ放しにしているため空き巣と2度出くわしたこと話したあたりで、妙な空気になっていることに気が付かないフリをして話続ける僕と対照的に花火は夜空をカラフルに染め上げていた。


花火が終わると、良い感じに出来上がったモノ同士、恋の話や仕事の話と世代を超えて盛り上がった。


締めのデザート(料理も全て写真を撮り忘れて唯一撮った上司お手製の生クリーム)まで平らげ、気が付いたら終電の時刻が迫っていた。


僕らが今生きているこの世界に すべてが無意味に見えていたのは

ちょっと疲れていたからなんだ。なぁ、和寿。




夏の星座にまたがって上から花火を見下ろしていたaikoに向かって手を振りながら帰路についた。




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クラッチでは突発的なイベントが各所で開かれています。

ちなみに次のお台場の花火大会は12月に開催されるそうなので、もし打ち上げ花火を横から見たい方がいらしたら是非ご応募してください。

ではまた。

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